サッカーライフin Mzk74’s diary

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20-21CL準決勝 マンチェスターC vsパリ・サンジェルマン分析と予想!?

日本時間5月5日(水)早朝4:00キックオフ予定の20-21シーズン欧州CL準決勝マンチェスターCvsパリ・サンジェルマン2ndレグを1stレグの分析を交えて予想してみようと思います!?

※以前のマンチェスターCの記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

1stレグ<前半> パリ・サンジェルマン1-0マンチェスター・シティ

両チーム共に前線からのプレシング相手ビルドアップを阻止する狙いでゲームはスタートしました。

非ボール保持時の陣形はホームのパリ・サンジェルマン自陣では4-4-2相手陣内で前線からプレスを掛ける場合は4-2-3-1マンチェスターCは2-3-2-3に選手が立ち位置を取っていたと思います。

試合開始早々の時間帯マンチェスターCのプレッシングが比較的に相手をコントロールしていたと感じましたが、パリ・サンジェルマン技術と駆け引きで際どい縦パスを通してビルドアップを成功させる場面も見られました。

一方マンチェスターCのビルドアップコントロールできていなかったパリ・サンジェルマン中盤の底でゲームを組み立てるロドリへは複数人でプレスをかけてボール奪取からカウンターを試みて対抗していたと思います。

ベルナルド・シルバに単独で突破を許すなど、やや劣勢に感じられたパリ・サンジェルマンですがCKからデ・マリアの完ぺきなボールにマルキーニョスが頭で合わせて先制ゴールを決めました。

“ペップ”グラウディオラ監督は前線の3トップで相手の選択肢を制限させて2列目インサイドMFがハーフスペースを、3列目のペドリと両サイドDFも含めた前進守備で相手ボールを奪う戦術を採用していたと思われます。

パリ・サンジェルマン前線からのプレスボール奪取を狙っている感じではなくサイドを経由したボールが中央のロドリへ入ったところでプレシングを掛ける意図を感じ取れました。

どちらのチームもある程度、狙い通りのプランを遂行できていたと思いますが、パリ・サンジェルマンが先制ゴールを決めた後は一転します。

ビルドアップ時にサイドではなく中盤の中央に降りてボールを受けるネイマールを捉まえきれずに攻撃を受ける状況が続くようになりました。

先制ゴール以降はヴェラッティサイドで起点をつくるなどパリ・サンジェルマンが完全にゲームをコントロールしていたと言えるでしょう。

先制点とは逆サイドのCKから今度はネイマールが完ぺきなボールを送り追加点のチャンスを創ります。ニアサイドで合わせたヘディングシュートは枠をとらえきれません、シュートする選手がマルキーニョスの先制点のようにボールに合わせて走り込んでいれば追加点を奪ってもおかしくない場面でした。

終盤にプレッシングを成功させてシュートカウンターからフォーデンが絶好のチャンスを迎えますが狙い澄ましたと思われるシュートは意図したコースに飛ばすことができずGKケイラー・ナバスのほぼ正面へ行ってしまいました。

※以前のパリ・サンジェルマンの記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

1stレグ<後半>パリ・サンジェルマン0-2マンチェスター・シティ

後半スタートから変化を加えてきたのはビハインドのマンチェスターCでした。B・シウバフォーデンシャドーにして中盤はロドリギュンドアンを並べた3-4-3のような立ち位置を取って中央の起点を2つして中盤での抜け道とサイドにスペースを創る狙いでしょう。

パリ・サンジェルマンはリードしている分、前半よりペースを落としてゲームを膠着させる狙いがあったと思われます。

中盤と前線の配置に変化を入れて、ビルドアップは容易になったマンチェスターCですが、意図的に相手DFを崩す場面はなかなか作れない状態が続きます。

相手エリア付近でボールを保持する時間が多くなったマンチェスターCデブライネゴール方向へ向かうクロスを入れると走り込む選手には合いませんがGKが対応するのが難しいワンバウンドしたボールがそのままゴールへ吸い込まれて1-1となりました。

同点後もゲーム展開は変わらずにマンチェスターCがボールを保持する時間が多く、パリ・サンジェルマンはDFとMFの2ラインをソリッドに保って対抗していましたが、中央のフォーデンに入ったパスに対してファールを犯してします。

ほぼゴール正面、やや左の好位置でFKを得たマンチェスターCのキッカーは右足ならデブライネ左足マフレーズがキックの準備をしていました。

先に動き出したマフレーズがそのまま左足で蹴ったボールは割れた壁の隙間を通ってゴールに吸い込まれて1-2と逆転に成功します。

ホームで先制しながら逆転を許したパリ・サンジェルマンメンタル的に貧弱な姿を露呈することになります。

キャプテンのマルキーニョス、エースのネイマール不要なファールを犯すと、中盤のディフェンス面で貢献していたゲイエギュンドアンへの危険なタックルで1発レッドカード、数的不利な状況を自らの行為で作ってしまったと言えるでしょう。

デ・マリアに変えてダニーロパレデスに変えてエレーラを投入しますが数的不利の相手に対してマンチェスターCは悠々とボールを運びゲームをコントロールしました。

終盤に再びフォーデンがドリブルでアリア内に持ち込んでチャンスを創りましたがゴールには至らず2-1でアウェーのマンチェスターCが先勝した1stレグとなりました。

 

 2ndレグを予想!?

決勝進出には2ゴール以上が必要なアウェーのパリ・サンジェルマン攻撃的な選手を起用して前線からのプレシングも強化すると予想されます。

1stレグから変更されると予想するのはセンターFWにイカルディを起用して4-3-3で前線からのプレッシングに活路を見出そう試みると予想しました。

パリ・サンジェルマン予想スタメン!?

GK::ナバス

右サイドDF:フロレンツィ

センターDF:マルキーニョス

センターDF:キンペンベ

左サイドDF:クルザワ

ボランチ:パレデス

ボランチヴェラッティ

トップ下:エレーラ

右サイドFW:エンバッペ

センターFW:イカルディ

左サイドFW:ネイマール

中盤の底にヴェラッティを起用してボールの循環と抜け道となる配球に期待したいのと、1stレグ同様に左サイドのネイマールを中盤に関与させて相手の中盤を崩すのが狙いとなるでしょう。

攻撃面を考慮して左サイドDFにはクルザワを起用して、右サイドFWエンバッぺを配置することでカウンター攻撃と相手左サイドDFの上がりを牽制する狙いの采配になりそうです。

トップイカルディを起用する事でライン間にネイマールがプレーするスペースを見出したいと同時に彼自身の決定力も期待されての起用になると予想しました。

マンチェスター・シティー予想スタメン!?

GK:エデルソン

右サイドDF:ウォーカー

センターDF:ストーンズ

センターDF:ジアス

左サイドDF:メンディ

ボランチ:ロドリ

インサイドMF:デブライネ

インサイドMF:ギュンドアン

右サイドFW:フェラン・トーレス

センターFW:アグエロ

左サイドFW:フォーデン

ゲームをコントロールする事が最大の狙いとなるマンチェスターC相手DFラインを押し下げるために得点能力が高いアグエロと単独でもタテへの突破を警戒しないといけないフェラン・トーレスを起用すると予想しました。

エンバッペのスピードへの対応策と同時にフォーデンインサイド寄りでプレーさせた場合の左サイドの攻撃を期待してメンディが抜擢される可能性があるでしょう。

1stレグで狙われたロドリへのプレスを分散させるためにギュンドアンデブライネがハーフスペースでボールを引き出してサイドへの展開から連動して崩す形が最初のプランだと予想されます。

試合のみどころ!?

アウェーで2ゴールを決めて勝利したマンチェスターCが非常に有利な状態で臨む事が可能ですが、クライフの血統を受け継ぐ“ペップ”はディフェンシブなゲームは望まないでしょう。

安定感を求めながらもボールを握り相手ディフェンスを崩す為の方法を選手に提示する一方、カウンターへの警戒も怠らないプランで臨むと思われます。

最低でも2ゴールが必要なパリ・サンジェルマンヴェラッティネイマールの能力を最大限に活かしてチャンスを創るのが最善な方法ではないでしょうか?

1stレグ同様にセットプレー勝敗に大きく影響する可能性も考えられますが、ゲームをコントロールして優位に進めているチームに多くのチャンスが訪れるのは必然でしょう。

前線から連動したプレッシングでマンチェスターCのビルドアップをコントロールして意図的にボール奪取が可能になれば十分勝機を見いだせると思います。

中央を経由させずにサイドへのパスを誘発出来れば、サイドから中央へのパスカットを狙いとした戦略を組むことが可能でしょう。

逆に連動した守備に綻びを生むのは局面での個人能力による打開です。両チームには相手の出方を逆手に取って局面を突破してしまう能力を持った選手が大勢存在しています。

組織化されて綿密に練られた戦術を基盤に戦うことに変わりは有りませんが、勝利の行方を左右するポイントは選手個人の特徴が発揮されたプレーになると予想しています。

1stレグはサッカーの定説通りセットプレーを握った感が有りましたが、2ndレグサッカーの定説通り1対1を制したものが試合を制する結果となりそうです。

デブライネのキック精度、ネイマールの変幻自在な駆け引き、ヴェラッティのイマジネーションウォーカーのインナーラップ、エデルソンの足元の技術マルキーニョスの読み、フォーデンのポテンシャルなど出場する選手の能力を最大に引き出せたチーム勝戦に勝ち進むことになるでしょう。

チェルシーレアル・マドリーの勝者と勝戦で対戦するのは昨シーズンのファイナリストであるパリ・サンジェルマン初の決勝進出にチャレンジするマンチェスターCとなるのか?

両監督が選ぶスターティングメンバー戦術的意図を予想しながら注目の試合を観戦してみてはいかがでしょうか!?