【スタメン予想!?】バルセロナvsユベントス20-21CLグループステージ最終戦
日本時間12月9日(水)早朝5:00キックオフ予定の注目カード、バルセロナvsユベントスのチャンピオンズリーググループステージの最終戦の両チームのスターティングメンバーを予想したいと思います。
グループステージ突破が決まっている両チームにとって勝利よりもチームの今後の指針を見出すために重要な意味を持つ試合になりそうですが、前回の対戦ではアウェーのバルセロナが2-0で完勝しています。
※前回の対戦前の予想記事に興味がある方は、こちらをご覧ください
前対戦時はクリスティアーノ・ロナウドを欠いたユベントスですが、今シーズンから就任した名選手ピルロが新監督となり、新戦力ではFWのモラタをアトレチコ・マドリードから再び獲得して、攻撃陣の最良の形を模索している段階だと推測できます。
同じく今シーズンに就任したクーマン監督のバルセロナはクラブ内のゴタゴタに反映されたかのように、実力が拮抗した相手に対してゲームを支配する事が出来ずに新たなチーム創りの序盤で苦戦を強いられているのが現状だと分析できます。
ユベントス予想スタメン!?
GK:ブッフォン
右DF:デ・リフト
センターDF:ボヌッチ
左DF:デミラル
右サイドMF:クアドラード
セントラルMF:ラビオ
セントラルMF:ベンタンクール
左サイドMF:ベルナルデスキ
トップ下:ディバラ
FW:モラタ
強力なFW3選手を同時に起用して最大限の能力を発揮したいピルロ監督は中盤から後ろの安定感を重視して3-4-1-2の布陣を組むのではないかと予想しました。
リーグ戦でも思わぬ苦戦を強いられていますが、アウェーでのバルセロナ戦で手ごたえと自信を掴んで本来の姿に戻すきっかけにしたいと思っているはずです。
システム上、運動量が求められる両サイドですが、右サイドのクアドラードはこのシステムの適任者でしょう。
左サイドには守備に難があると思われますがベルナルデスキを起用して縦への推進力に期待したいです。
中盤インサイドには技術的に優れ、バランスを調整できるラビオとベンタンクールにゲームコントロールを任せて、状況によっては古巣への帰還となるアルトゥールの起用も考えられるでしょう。
ディフェンスラインは中央にボヌッチ、デミラルとデ・リフトの3DFで4-4-2を基調に戦ってきたピルロ監督が3トップ起用の足がかりとなる一戦となるかもしれません。
GKには名手ブッフォンの出場が期待されます。
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
右サイドDF:デスト
センターDF:ミンゲサ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:フィリポ・ジュニオール
右サイドMF:グリーズマン
トップ下:メッシ
左サイドMF:コウチーニョ
FW:ブライスバイデ
勝利よりも新たな怪我人を出さずに、バックアップ選手に出場機会を与えながらも、攻撃では主力選手間で信頼関係と味方の良さを引き出す連係を構築するのが試合の最大のテーマでしょう。
GKはローテーションではなく、不安定なDFラインとテアシュテーゲンの連携を改善する機会と捉えていると思います。
相手がユベントス程の実力者でなければ、ラングレを休ませてアラウホを起用したいと思われますが、ゲームを壊してしまえば意味が無いのでフランス代表DFが起用されると思います。
ダブルボランチにはデ・ヨングと古巣対決となるピアニッチ、ディフェンス面での安定を考えて右にグリーズマン、FWは選手を補強するか、アンス・ファティが復帰するまではブライスバイデにも出場チャンスが増えると予想します。
左のコウチーニョもチームにフィットしなければバルセロナの復調が難しくなるキーマンとなりそうです。
試合状況によってブツケス、ペドリ、デンベレ、トリンコンの起用が考えられるでしょう。
試合のみどころ!?
両チームが置かれている状況は良く似ています。
グループステージ突破を決めてはいますが、リーグ戦では勝ち点を取りこぼして、チームの戦い方の基盤を確立できていない状況です。
監督も今季から就任したOB選手で過去にはチームの主軸として大活躍した選手が就任したのも似通っている状況でしょう。
勝敗はそれほど重要ではありませんが、無理をしない程度にベストメンバーで戦ってチームとしての経験値と個々のコンビネーションを強化するには絶好の相手だと思われます。
この試合で内容と結果が伴えば、今後の戦い方に自信が持てて現況を打開する切っ掛けとなる可能性も高いと思います。
前回対戦で実現しなかったメッシvsクリスティアーノ・ロナウドの対決も話題性としては注目されるポイントでしょう。
互いの監督が結果を求めて安全策で中途半端な采配をすれば、今後チームはタイトルを争うまでには成長するのが難しいと思います。
結果よりも自分たちが描いているプランが現実的に魅力的で情熱を捧げる価値がある内容であるかが選手にとっては大事な部分と感じるでしょう。
選手起用だけでなく、戦術的な準備と可能性を感じる戦略、試合状況を分析して即興でアイディアを出せる監督の資質がこのゲーム最大の注目ポイントだと思います。
センスと知性を感じさせたピルロか、存在感と正確なキックでチームを引っ張っていたクーマンなのか元名選手の監督業での可能性も問われる試合になると予想しています。
※開幕前のクーマン新監督が就任したバルセロナの考察記事に興味がある方は、こちらをご覧ください。