【久保建英】ラ・リーガ第10節ビジャレアルvsレアル・マドリード スタメン予想!?
20世紀最高クラブのレアル・マドリードから1年間のレンタル契約で現在所属するビジャレアル久保建英選手が対戦する注目カード。
ラ・リーガ20-21シーズン第10節、ビジャレアル暫定2位vsレアル・マドリード暫定4位、日本時間11月21日(土)深夜24:15キックオフされる注目の対戦のスタメンを予想してみます。
レアル・マドリード予想スタメン!? (アウェー)
GK:クルトワ
右サイドDF:ルーカス・バスケス
センターDF:ナチョ・フェルナンデス
センターDF:エデル・ミリトン
左サイドDF:フェルナンド・メンディ
ボランチ:カゼミーロ
インサイドMF:ウーデゴール
右FW:アセンシオ
センターFW:ベンゼマ
左サイドFW:アザール
世界屈指のセンターDF、セルヒオ・ラモス(スペイン代表)とラフェアル・ヴァラン(フランス代表)の2選手が代表戦で負傷したことを受けて負傷から回復したナチョ・フェルナンデスとコロナ陽性から復帰したミリトンがセンターDFでコンビを組むと予想しました。
右サイドDFはカルバハルが完全な状態なら出場すると思いますが、少しでも不安がある場合は長期離脱を避けるために、サイドDFでも一定の評価を得ているルーカス・バスケスが起用されると思います。
中盤はアンカーにカゼミーロ、インサイドMFにはクロースとウーデゴールを予想しましたが、モドリッチが先発の可能性も高いと思います。
前線からプレッシングをかけると予想した3トップの左には、こちらもコロナ陽性でしばらく戦列を離れていたアザールが復帰すると予想しました。
現在のレアル・マドリードでは欠かすことのできない存在のベンゼマと戦術的なコンセプトにも対応可能なアセンシオが右FWとして出場と予想しますが、相手の左サイドDFとの駆け引きも含めて、中央寄りではなくサイドの高い位置にポジションを取る戦術的な役割を担うと推測します。
ビジャレアル予想スタメン!?(ホーム)
GK:アセンホ
右サイドDF:ガスパール
センターDF:アルビオル
センターDF:パウ・トーレス
左サイドDF:ペトラサ
アンカー:イボーラ
右サイドMF:ジェラール・モレノ
インサイドMF:トリゲロス
インサイドMF:パレホ
左サイドMF:モイ・ゴメス
FW:パコ・アルカセル
久保建英選手をスタメンで起用してもらいた対戦ですが、今季から就任したウナイ・エメリ監督のコメントや、今までの采配を分析すると、終盤に途中出場の可能性が高いと予想しました。
個人能力を最大の武器とするレアル・マドリード相手にはエメリ監督は現状で一番バランスが取れると信じる配置と選手起用が濃厚です。
現在2位と好調な状況がチャレンジする勇気を持つか、現状を維持したい想いから安定感を重視するかで采配が異なる微妙な試合ですが、監督の性分を鑑みることができるスターティングメンバーになるでしょう。
久保建英選手がスタメンなら監督のチャレンジは確率よりもトップを目指す考えだと思います。
予想スタメンが当たった場合は無難な采配で、優勝よりも現実的なチャンピオンズリーグもしくはヨーロッパリーグ参戦の順位に標準を合わせていると推測できます。
試合の観どころ!?
・レアル・マドリードのセンターDF
世界最高水準のディフェンダーの不在はゲーム内容に大きく影響を及ぼす要素だと思います。
・アウェーで上位チームから勝ち点1の価値観
負傷者が多発していて理想の戦略を組めないジダン監督が引き分けでも十分だと判断した場合は中盤からのセットディフェンスでカウンター重視の戦術を基本に戦う可能性が考えられます。
・0-0で後半20分を過ぎた場合のベンチワーク
前半の出来と、後半からの流れを読んで両チーム共に引き分けを最優先した場合はバランス重視の選手交代になるでしょう。
0-1でビジャレアルがビハインドの状況では久保建英選手、チュクエウェゼ(ナイジャリア代表)の投入で同点に追いつきたい希望の采配を予測しますが、0-0の状況だった場合にエメリ、ジダン両監督の気質とクラブの現在の状況を分析する材料になると思います。
サッカークラブの戦略!?
コロナウイルスの影響で、十分な休養をできずにスタートした20-21シーズンに置いてUEFAリーグを並行して戦う各国の上位チームは未だシーズンの序盤を戦っている状況にすぎません。
クラブが持つプライオリティーも近年の成績によって変わってくると思われます。
久保建英選手が現在プレーするビジャレアルはビッククラブではありませんが、昨シーズンの好成績によりEL出場の報酬と、以前からのクラブ戦略の成果で困難な状況下でも利益を増やすことに成功しています。
対して超名門クラブのレアル・マドリードは銀河系チームを売り物に、チームとしてのバランスよりも個の能力とタレント性を重視して現在の地位を築いてきました。
以前のバルセロナがカンテラ重視の育成世代からタレントを磨き上げたスタイルで一時代を築いたように、現在はレアル・マドリードが将来性のある若いタレントを獲得して久保建英選手やウーデゴールのようにレンタル移籍で経験を積ませてから呼び戻す戦略で新たなクラブ運営に方向転換した状況だと言えるでしょう。
国内外のサッカーの結果とマーケティングの両面から20世紀最高のクラブと評価されたレアル・マドリードと、田舎まちのサッカークラブがサッカーの魅力を重視して育成を基盤にしたクラブ経営でブランドを築いたビジャレルの対戦は勝敗以上にクラブの価値観を証明する戦いでもあるのではないでしょうか?
どちらのスタイルが正解かではなく、サッカーに関る運営スタッフ、指導者、選手、メディア、サポーター、オーナーなど多くの立場の人にとっても興味深いゲームのなると思われる注目のゲームを存分に楽しみましょう!!