【久保建英!?】2020日本代表ラストマッチvsメキシコ代表戦スタメン予想!?
海外組での招集で活動を行ってきた日本代表の2020年、年内最終試合となる国際親善試合メキシコ代表戦、10月に開催されたカメルーン戦(△0-0)、コートジボアール戦(○1-0)、先日開催されたパナマ戦(○1-0)に続く4戦目で結果、内容ともに求められるゲームです。日本時間11月18日(水)早朝5:00キックオフの日本代表のスタメンを予想してみたいと思います。
メキシコ代表
ワールドカップには17回出場して最高位は1970年、1986年の2回を自国で開催した際のベスト8、1994年アメリカ大会以降は7大会連続で決勝トーナメントに進出している強豪国と言えるでしょう。
選手育成に力を入れてきて2012年のロンドン・オリンピックでは準決勝で日本、決勝でネイマール擁するブラジルに勝利して金メダルに輝いています。
古くは86大会のベスト8進出にも貢献してレアル・マドリードで活躍したウーゴ・サンチェスが国民的英雄と評されてサッカーの人気は非常に高く、元日本代表の本田圭佑選手も2017-18シーズンにはパチューカ(メキシコ)でプレーした経験を持っています。
現在のメキシコ代表は、ニューウェルズ・オールドボーイズでリベルタドーレス杯を制した後、FCバルセロナを指揮したアルゼンチン人のマルティーノ監督が務めていて、アルゼンチン代表、アトランタ・ユナイテットを経て2019年からメキシコ代表の監督に就任しています。
メキシコ代表は以前から個人の技術と連動性を活かしてショートパスを中心にボールを保持しながら攻撃を組み立てるスタイルでした。
2018年ロシアワールドカップのドイツ戦では意図的に相手を引き込み、カウンターを狙う戦術で2-0と勝利を収めたように戦術的な柔軟性も併せ持つようになっていると思います。
マルティーノ監督もニューウェルズ時代はショートパスを中心に連動して攻撃を仕掛けるスタイルでタイトルを獲得していてメキシコサッカーのスタイルとは相性が良い監督だと思われます。
注目選手:
FWラウル・ヒメネス(ウルヴァーハンプトン/プレミアリーグ)
センターFWとして高い得点力を持ちながらも、チャンスメイクにも秀でていてビッククラブに移籍してもおかしくない実力の持ち主です。
自ら突破してのゴールもサイドからのクロスを得点に結びつける能力も非常に高く、技術的な繊細さをも併せ持つ理想的なFWと言えると思います。
2012ロンドンオリンピック金メダルメンバー
オランダのPSVで得点を量産して2018ロシアワールドカップのドイツ戦では決勝ゴールを決めて一躍有名になりました。
基本技術の高さとスピードに特徴がありカウンター時には相手の脅威になる存在でしょう。
ナポリでは得点を量産とはいっていませんが、実力者なのは間違いないでしょう。
メキシコ選手らしいテクニックと俊敏性でチャンスを創るアタッカー、所属チームのFCポルトではMF中島翔哉選手(今回は代表未招集)のチームメイトで同ポジションでのライバルでもありました。中島選手がトップ下で起用される場合には同時にプレーする機会も増えると思われる日本代表にとっては厄介な選手となりそうです。
右サイドを主戦場に左利き特有のボールタッチを駆使してドリブル突破でチャンスを創る20歳の選手です。日本代表の久保建英選手と似たタイプの選手でメキシコ代表でも将来の中心選手になる期待を受ける才能を発揮できるか?観てみたい選手の一人です。
日本代表スタメン予想!?
GK:シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)
ボランチ:遠藤航(シュツットガルト/ブンデスリーガ・ドイツ)
右サイドMF:伊東純也
トップ下:南野拓実
左サイドMF:鎌田大地
FW:鈴木武蔵
4-3-3でプレーすると思われるメキシコ代表に対して日本代表は4-2-3-1でバランスをとる布陣だと予想しました。
所属クラブで好調の伊東選手、橋本選手、鈴木選手はスタメンで起用されると思います。
パナマ戦のパフォーマンスは良くありませんでしたが、左サイドDFには長友選手を起用して近年のベストと思われる4選手でDFラインを組むでしょう。
ポリバレントな能力を持つ鎌田選手はパナマ戦のプレーを評価してスタメンで起用したく、起用選手との組み合わせを考えて左サイドMFでの出場を予想してみました。
状況に応じて柴崎選手、久保選手、原口選手は交代で出場する可能性が高いと予想しています。
浅野選手も途中出場で流れを変える、もしくは流れを加速させる役割が期待されます。
個人的には板倉選手、中山選手も出場機会が与えられて欲しいと思っています。
試合のポイント
・ボールポゼッション
両チーム共に引いて守ってカウンターのスタイルではないのでボールを保持してゲームをコントロールする事を試みると思われます。
・プレシングと効果的な前進
ボールを保持していても相手を動かすことが出来ずに相手のファーストディフェンスを超えて攻撃とボールを動かす選択肢を増やさなければ、相手プレスに誘導されてボールを後退せざる負えない状況に追いやられます。
どちらのチームのビルドアップor連動したプレスが相手をコントロールできているか注目して観てみて下さい。
・個人vs個人
プレミアリーグでも屈指の実力を持つラウル・ヒメネスに対して日本代表のセンターDF冨安選手、吉田選手が1対1の対応で優位に立てるか?
・遠藤航
パナマ戦の後半から出場して一気に存在感を示して高いパフォーマンスを見せた遠藤選手はもちろんスカウティングでDFラインからのパスコースを切られると思います。自分でパスを受けるだけでなく相手マーカーを動かして前列の選手へのパスコースを創り出せるか?センターDF間に降りて相手の中盤のディフェンスに問題を与えることができるのか注目のポイントです。
・伊東純也~ゴール?
右サイドMFの一番手と予想した伊藤選手は個人でも、コンビネーションでも右サイドを突破できると予想しています。
伊東選手の突破から中央で鈴木選手、南野選手、鎌田選手がゴールに繋げることができるのか?中盤の橋本選手、遠藤選手の攻撃参加も期待できると思います。
2020年最後の日本代表の試合になりますが非常に興味深い対戦カードだと思います。歴史的に日本よりも上を進むメキシコのスタイル、選手の特徴は日本人と似通った部分が多々あります。圧倒的な強さがある訳ではありませんが、プレーする事を楽しみ観戦にも熱が高いメキシコサッカー相手に日本代表がどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか?
皆さんも様々な視点から予想や予測をもとにゲームを楽しんで観てはいかがでしょうか。