あの選手は今~左利きのファンタジスタ~
今から6年ほど前、息子が参加させてもらっていたサッカーの選抜チームでガンバ杯という名の大会に試合を観戦にいきました。
場所は記憶をたどると滋賀県(京都だったかも)グラウンの横ににPanasonic工場があったのでガンバ大阪のスポンサーが大会を開いてくれていると勝手に希釈しました。
私自身が昔からサッカーをしていたので息子がサッカーを始めたのを切っ掛けにサッカーに関るスタイルが変化しました。
まず、たのまれて育成コーチになったこと、デジカメを購入して、自分がコーチをしている時以外の息子の試合をビデオで撮影して収めること。
今回の内容には関係ありませんが、サッカーの書籍を読むようになったことです。
いつものように息子チームの試合が始まる前にコーナーフラッグ付近に三脚をセットして試合を撮影しました。
息子チームは緑のユニフォーム、対戦相手は赤のシャツに黒のパンツのチームだったと思います。
相手チームでキャプテンマークを着けるのは中盤の選手。
体系はちょっと大きめくらいで左利き、背番号は22か23だったと思います。
ボールを持つと姿勢よく顔を上げてプレーしていました。
引き技を使って息子チームの選手の逆をとったり、警戒されたらシンプルに味方へフリーになるようなパスを出したり、スイッチして足裏で味方の前にボールを置いて攻撃のチャンスを創ったりと、スピードはおそらく速い方ではないと思われましたが(トップスピードを使う事無く、間合いで相手を翻弄していました)ボールをほとんど失わないで彼を経由すると次々とチャンスが生まれ関心していました。
ちなみにデジカメ越しに試合を見るのは結構大変です。
光の反射で画面が見えなくボールや選手を見失ったりする事がしばしば起こりますが、撮り慣れてくると肉眼での観戦には劣りますが、試合の流れもファインダー越しに読めるようになりしました。
後半からは息子も出場して私は息子と彼のプレーに注目しました。
今でいう5レーンの右ハーフスペースで彼が前を向いてボックス内に侵入した時、息子も含めた3選手がボール奪取を試みました。
なんと彼は3人全員の逆を取って見事に抜き去り、逆サイドネットにコントロールシュートを決めました。
自分の観る目と彼のスーパーゴールで遠方までわざわざ観に行った甲斐があり嬉しかったのを覚えています。
息子のサッカーを撮り続けてもう10年近くになりますが今でも忘れない光景でした。
今の彼はおそらく高校3年生だと思われます。
新型コロナで大変な時期を過ごしていると思いますがどんな選手になったのか是非見てみたいものです。
野洲高校あたりで活躍していないかな?
「そもそも天才って左利きじゃん」by柿谷曜一朗