21-22CL優勝レアル・マドリード~22-23シーズン展望
2018-19チャンピオンのリヴァプールを決勝戦で破りレアル・マドリードが史上最多14回目の優勝で幕を閉じた21-22シーズンを総括しながら22-23シーズンを展望してみます。
レアル・マドリード
CLとラ・リーガの2冠を達成したレアル・マドリードは特筆する程の戦術や戦略を感じる事は有りませんでした。
ラ・リーガではライバルであるバルセロナの不安定感に助けられ安定したシーズンを送ったと言える一方、CLではパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・Cと優勝候補相手に驚異的な逆転劇で決勝に進み、前回の優勝時に破ったリヴァプールとの決勝戦では堂々たる戦いぶりでチャンピオンに返り咲きました。
今シーズンと同様にベンゼマ、ヴィニシウスの能力に頼った攻撃とモドリッチ、クロースのゲームコントロール、DFラインとGKクルトワの強固な守備が来シーズンも根幹を担うでしょう。
カルロ・アンテロティ監督のマネージメント力でカマヴィンガ、ロドリゴを組み込んでチームの底上げを図り、献身性と走力が特徴のバルベルデが存在感を増してくると予想します。
イスコ、ベイル、マルセロの退団が発表され、エンバペの獲得に失敗した現状ではアザールの進退と新たに獲得する選手、レンタルバックされる選手によって現チームからの変化に着手することになりそうです。
レアル・マドリード予想メンバー
GK:クルトワ
右サイドDF:カルバハル
センターDF:ミリトン
センターDF:アラバ
左サイドDF:メンディ
アンカー:カマヴィンガ
MF:バルベルデ
MF:モドリッチ
右FW:久保建英
センターFW:ベンゼマ
左FW:ヴィニシウス
アセンシオ、ロドリゴ、アザール、久保でポジションを争う事が予想され、ベンゼマ不在時のオプションの構築が必要でしょう。
中盤ではクロース、モドリッチ、カゼミロがローテーション起用されてセバージョスの起用も多くなると予想します。
FCバルセロナ
最終的に2位となったバルセロナはシーズン当初の状態からよく持ち直なおり、今後に繋げるシーズンとなりました。クーマンからシャビ監督に代わりクラブのアイデンティティに沿った戦術を採用してカンテラを起用し、冬の補強で獲得したフェラン・トーレス、オーバメヤン、トラオレの活躍とデンベレの復調が後半戦の戦いに大きく影響を与え順位を上げる事に成功しました。
財政面が苦しいクラブ事情を考慮するとチームの核となりうる選手を複数獲得するのは難しく、来シーズンも引き続きチームを成熟させる為の時間となりそうです。
噂されるレバンドフスキーを獲得できれば戦力は大幅に増加されて選手の配置は今シーズンとは変化が見られると予想します。
FCバルセロナ予想メンバー
GK:テア・シュテーゲン
右サイドDF:アスピリクエタ
センターDF:アラウホ
センターDF:エリック・ガルシア
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
インテリオール:デ・ヨング
インテリオール:ペドリ
右ウイング:フェラン・トーレス
センターFW:レバンドフスキー
左ウイング:オーバメヤン
アタッキングエリアでの創造性は外国選手の個性を取り入れて中盤から後方はバルセロナ伝統のボールポゼッションとプレッシングによるゲームコントロールをDNAに組み込んだカンテラーノが中心のメンバー構成が理想でしょう。
デ・ヨングが抜けた場合はガビやニコ・ゴンザレスが抜擢されケガから復活したアンス・ファティはセンターもしくは左サイドでプレー可能で契約を延長した場合はデンベレも戦力として期待されます。
相手DFラインを下げる背後への狙いとライン間のスペースを攻略する中間ポジションを活かしたプレーモデルをシャビ監督が復活させる事が出来ればラ・リーガでは優勝争いを繰り広げる戦力は十分に整うと予想します。
マンチェスター・C
CLではまたしても決勝戦へ駒を進められなかった”ペップ”シティーですがプレミアリーグではリヴァプールとの強烈な争いを制して2年連続でタイトルを獲得しました。
新加入のグリーンリッシュは期待される程のプレーを発揮できませんでしたが、アカデミー出身のフォーデンの成長が著しく戦力的にも戦略的にも世界のトップチームだと思います。
来シーズンは怪物ハーランド加入が決まりFW陣の顔ぶれに変化があると予想できますが、試合ごとに狙いを変える"ペップ"采配では2セット分の選手層が求められるので放出候補はスターリング、ガブリエル・ジェズースに絞られそうです。
マンチェスター・C予想メンバー
GK:エデルソン
右サイドDF:ウォーカー
センターDF:ディアス
センターDF:ラポルテ
左サイドDF:カンセロ
ピボーテ:ロドリ
インテリオール:デ・ブルイネ
インテリオール:ベルナルド・シウバ
右ウイング:マフレズ
センターFW:ハーランド
左ウイング:フォーデン
21-22シーズンの主力メンバーにハーランドを組み込んだ布陣に落ち着くと予想します。左サイドではグリーンリッシュ、右サイドにはガブリエル・ジェズース、インテリオールにはギュンドアンが控えますが、毎年マイナーチェンジを施す"ペップ"は右サイドにデ・ブルイネ、フォーデンやカンセロ、左サイドにはグリーンリッシュやジェシチェンコ、アケを組み込んでサイド攻撃からハーランドの後方を攻略する戦術を構築してくる可能性も考えられます。
バルセロナ時代にCLを制した後にセンターホワードタイプのイブラヒモビッチを獲得して戦術的な幅を広げるチャレンジが結果的に成功しなかった“ペップ”が今回はハーランドを完成系に近いチームにどう組み入れて変化を生み出すか注目のシーズンになりそうです。
リヴァプールFC
クロップ体制になってから2回目のファイナルとなったCLと2シーズンぶりの奪還を狙ったPLを逃しましたが、カップ戦で2冠を達成してチーム力を少しずつ上積みして安定的なパフォーマンスを見せた21-22シーズンだったと思います。
攻撃の中心選手マネが退団を表明している事から新規で獲得する選手を含めて新たなチーム編成を構築する時間が必要となりそうです。
リヴェプールFC予想メンバー
GK:アリソン
右サイドDF:アレキサンダー・アーノルド
センターDF:コナテ
センターDF:ファン・ダイク
左サイドDF:ロバートソン
アンカー:ファビーニョ
MF:ヘンダーソン
MF:チアゴ・アルカンタラ
右ウイング:サラ
センターFW:フィルミーノ
左ウイング:南野拓実
両サイドDFの能力を活かしたダイナミックな攻撃が持ち味ですが、マネが抜ける事でカウンターの破壊力が減少する可能性が考えられます。よりボール保持時の攻撃のクオリティーを上げる狙いで中盤と連動した崩しが得意なフィルミーノと南野が存在感を発揮する編成になると予想しました。
ディアス、ジョッタのポルトガル代表は個の能力で流れを変える事が可能で勝負所で切り札的に起用されると思われます。
カスティー・ジョーンズ、レンタルバックしたエリオットの若手コンビも魅力的な選手でありチェンバレン、ケイタ、ジョー・ゴメスとバックアップ選手のレベルも高いです。
チーム戦術で重要な役割を担う両サイドDFが代えの利かない選手となっておりアーノルド、ロバートソン不在時のオプションの構築が戦力増強の課題だと言えそうです。
パリ・サンジェルマン
メッシを獲得してCL優勝へ向けて準備が整ったと思われた21-22シーズンでしたがレアル・マドリードに敗れてリーグ1制覇のみと不本意なシーズンとなってしまいました。
バルセロナ時代と比べて得点数が大幅に減少したメッシのパフォーマンスに批判が集まっていますがアシストではリーグ2位(1位エンバペ)の記録を残していて彼の能力をチームが活かし切れていないとの見方もできるでしょう。
タイトルを獲得したアルゼンチン代表での圧倒的なプレーを見るとタレント性溢れる選手達を上手く組み合わせて補完するメンバー構成を見出して攻守にバランスが取れるチーム創りが必要でしょう。
ジダンのようなカリスマ性を持つ監督と戦術的に長けたコーチングスタッフを招聘する事で急激にチーム力を上げる可能性も秘めたチームと思います。
パリ・サンジャルマン予想メンバー
GK:ドナルンマ
右サイドDF:ハキミ
センターDF:セルヒオ・ラモス
センターDF:キンベンベ
左サイドDF:クルザワ
トップ下:シャビ・シモンズ
右ウイング:メッシ
センターFW:エンバペ
左ウイング:ネイマール
デ・マリアの退団が決まった現時点ではこの3人が攻撃を担うのは間違いないでしょう。中盤は想像力のヴェラッティに運動量と守備バランスを担保できる選手の獲得が前線3選手の能力を補完してチーム力を上げる必要なピースだと思います。
セルヒオ・ラモスがシーズンを通してプレーできる場合はブラジル代表のマルキーニョスを中盤で起用する可能性も有りえるでしょう。
ビルドアップから攻撃を仕掛ける場合は両サイドDFの能力も必要でベルナト、ヌーノ・メンデスの起用も効果的なゲームもあると考えます。
ネイマール、エンバペ、メッシがエゴイストとならずにチームプレーに徹する事ができればCLでも結果を残す事は可能だと思います。
22-23チャンピオンズリーグ展望
上記したレアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティ、リヴァプール、パリ・サンジェルマンに加えてバイエルン・ミュンヘンが主軸の争いになると思われます。
国内リーグで難しいゲームを数多く強いられ、2つのカップ戦を並行して戦うプレミア勢はコンディション面を考えると厳しい戦いになるのと比べるとドイツ、フランスのリーグ戦では1強に近いバイエルンとパリにアドバンテージがありそうです。
完成系に近いチーム状態にハーランドを加えたマンチェスター・Cが戦力面では充実している一方、バルセロナ、パリ、バイエルン、リヴァプールはチームを徐々に構築していけるかがポイントとなるでしょう。
アンチェロッティ率いるレアル・マドリードが21-22シーズンのように表意的な粘りで戦術的には説明不可能なゲーム内容で勝ち上がる可能性もありますが、高齢となったクロース、モドリッチに代わる選手の成長が必要不可欠だと思います。
10年ぶりにセリエAを制したACミランやチェルシーのように対戦相手に合わせた戦略を練り試合ごとに自チームを変化させるチームがリアクション戦術で勝ち上がってくる可能性もあるでしょう。
現時点でのポールポジションはマンチェスター・Cだと考えていますが、バルセロナ/シャビ、リヴァプール/クロップ、バイエルン/ナーゲルスマンの監督の采配とメッシ、ネイマール、エンバペを擁するパリ・サンジェルマンの2年目にも注目できそうです。
日本代表vsブラジル代表2022.6.6親善試合 スタメン予想!?
2022カタール・ワールドカップへ向けた日本代表の強化試合キリンチャレンジカップ、6月6日(月)17:10キックオフ予定のブラジル代表戦のスターティングメンバーを予想してみます。
2日に行われたパラグアイ代表戦に4-1で勝利した日本代表は現時点でのFIFA国際ランキングが23位、韓国代表を相手に5-1で圧勝した1位ブラジル代表との対戦です。
ブラジル代表スタメン予想!?
GK:アリソン
右サイドDF:ダイエル・アウベス
センターDF:マルキーニョス
センターDF:ミリトン
左サイドDF:アラーナ
ボランチ:ブルーノ・ギマラインス
MF:フレッジ
MF:コウチーニョ
右ウイング:ガブリエル・ジェズス
センターFW:ネイマール
左ウイング:ヴィニシウス・ジュニオール
韓国戦では左サイドでプレーすると思われたネイマールが中央よりのポジションを取ったため、通常は中盤でプレーするルーカス・パケタを左サイドに配置してバランスを整えて4-4-2で戦う布陣に落ち着いたブラジル代表ですが、日本代表相手には攻撃的にプレーする事が予想されて当初のプラン4-3-3でネイマールを組み込んだ配置と組み合わせをテストすると予想しました。
チャンピオンズリーグ決勝をプレーしたカゼミロに代えてニューカッスルでプレーするブルーノ・ギマラインス、韓国戦で休息を与えられたGKアリソン、DFミリトン、左サイドDFはアラーナかマンチェスター・Uのアレックス・テレスが抜擢されると予想します。
左サイドの固定を嫌がるネイマールはスタート時からセンターで起用し、サイドからのアタックを好むヴィニシウス、右サイドには運動量と得点力を担保する為にガブリエル・ジェズスと組み合わせて中盤にはコウチーニョとバランサーとして韓国戦に続きフレッジの起用が有力だと考えました。
ショート、ロングの高速カウンターからチャンスを創り、ビルドアップ時は左サイドのヴィニシウス、コウチーニョ、ネイマールの個人技と連動を絡めた崩しからフニッシュへ持ち込む戦略が基本的な狙いとなりそうです。
日本代表スタメン予想!?
GK:権田修一
右サイドDF:山根視来
センターDF:板倉滉
センターDF:吉田麻耶
左サイドDF:長友佑都
右サイドMF:伊東純也
センターMF:遠藤航
センターMF:田中碧
左サイドMF:南野拓実
FW:久保建英
FW:古橋亨梧
ワールドカップ出場を逃したパラグアイ代表戦では初代表の伊藤洋輝を左サイドDFで、中盤から前線にかけて原口、鎌田、堂安、浅野、三苫と出場機会を与えられていなかった選手をスターティングメンバーに起用した森保監督の構想ではパラグアイ戦から大幅にメンバーを変更してくると予想しました。
最終予選で定番となった4-3-3のインサイドMFで原口、鎌田が好プレーを披露したことにより守田、田中碧のオプションを確保した事を踏まえてスピードと久保の能力を活かしたい狙いから4-4でバランスを保ちながら久保が中盤に降りて、古橋がDFラインの裏を狙う新たなオプションをブラジル相手に試してくると考えました。
試合のみどころ!?
両チーム共に試合開始直後は前線から積極的にプレシャーをかけて相手にペースを与えない事を狙うと思います。
ブラジル代表のハイプレスは決まった形が無く選手の判断に委ねている部分が見受けられて、中盤へ浮き球のパスを上手く通せば、あっさりと相手陣内に侵入できるので板倉、吉田、山根、GKを含めたビルドアップでペースを握れる可能性があります。
相手陣内に侵入した後に両サイドともにサイドDFが味方を追い越すような高い位置を取りすぎるとブラジル代表の高速カウンターで簡単にひっくり返されてしまうので右サイドは伊東、左サイドは久保の個人能力を発揮させる為に前方のスペースを創り、遠藤、田中と連動して非カウンターの準備が必要で、場合によってはカード覚悟のファールで止める場面の想定も必要でしょう。
ブラジル代表は相手のハイプレスにはロングボールで両サイドのウイングを走られる戦術とGKアリソンも含めて相手の連動の遅れを突いて丁寧にビルドアップする事が予想されます。連動したプレッシングでパスの精度に影響を与えないと簡単に前進されボール保持も許し、厳しい展開になりかねません。
場合によってはファーストDFラインを下げて自陣でのスペースを埋める戦略に切り替える必要性に迫られるでしょう。
以前に比べるとブラジル代表はチームでのボール保持から個人能力でスイッチを入れる傾向よりも、強引な個人技からどんどん攻撃を仕掛ける傾向が強くなっています。
1対1の局面で優位性を発揮させなければ日本代表がボールを保持して相手をコントロールできると感じます。
打ち合いになると分が悪いのでカウンターで素早く攻撃する場面と、あえてボールを回してゆっくり前進して非カウンターの準備を整えながらファールを誘うなどのペースコントロールが重要となりそうです。
後半以降は好調の三苫、鎌田を投入してシステムの4-3-3に変更するプランも試すと予想します。相手にリードを許している場合はサイドDFも含めて攻撃のプランを大きく変える可能性もあります。上田か起用されれば中央でのポストプレーを絡めた攻撃、古橋、前田が起用される場合はDFラインの裏と1.5列目のスペースを突く攻撃が狙いだと推測できます。
三苫薫がネイマールのように単独で個人能力による変化を発揮できるかも注目ポイントです。
GK、MFを含めたDFラインが破壊力抜群のブラジル代表相手にコントロールできるかも本大会に向けた指標になるでしょう。
スターティングメンバーから両チームの狙いと、交代メンバーを含めて監督の采配と戦略を深読みしながらゲームを楽しんで観てはいかがでしょうか!?
スタメン予想!? マンチェスター・Cvsリヴァプール プレミアリーグ21-22第31節
9試合を残して勝ち点差1で優勝を争う1位マンチェスター・Cと2位リヴァプールが対戦する21-22プレミアリーグ天王山と言える注目の対戦、日本時間4月10日深夜24:30キックオフ予定のスターティングメンバーを予想してみようと思います!?
リヴァプール予想スタメン!?
監督:ユルゲン・クロップ
GK:アリソン
右サイドDF:アレキサンダー・アーノルド
センターDF:ゴメス
センターDF:ファン・ダイク
左サイドDF:ロバートソン
アンカー:ファビーニョ
インサイドMF:ジョーンズ
右サイドFW:サラー
センターFW:ジョッタ
左サイドFW:マネ
システム:2-3-2-3
代名詞だったゲーゲンプレスのようにボール保持よりも守から攻へのトランジションで相手を攻略するのが得意のクロップ監督ですが、攻撃面では選手の特徴に依存する感が強く、個々の能力が高い現在のリヴァプールではボール保持の時間が長なっていて、ポゼッション時の攻撃がゲーム展開のポイントとなりそうです。
ライバルのマンチェスター・Cを相手にプレッシング以外の部分での戦略に注目したいと思います。
試合開始から積極的なプレッシングで相手のビルドアップを阻止しながら高い位置でのボール奪取からカウンターが主戦術だと予想しますが、自陣低い位置まで押し込まれた状況からのロングカウンターから決定機を創る展開が予想されます。
マンチェスター・C予想スタメン!?
監督
GK:エデルソン
右サイドDF:ウォーカー
センターDF:ストーンズ
センターDF:ラポルト
左サイドDF:カンセロ
ピボーテ:ロドリ
インサイドMF:ベルナルド・シルバ
インサイドMF:フォーデン
右サイドFW:マフレズ
センターFW:デ・ブルイネ
左サイドFW:グリーンリッシュ
システム:2-3-2-1-2
ボールポゼッション時のポジショナルプレーからボックス内への侵入とボールロスト直後のプレッシング戦術でゲームコントロールが特徴の“ペップ”グラウディオラ監督は重要な試合になるほど自身の拘りを強く押し出そうとする傾向があります。
ボールを保持して相手を動かしながらズレを創る狙いが最優先され、ビルドアップ時は右サイドDFのカンセロ、センターFW起用のデ・ブルイネを中盤にポジショニングさせて数的優位を創りボール保持でペールを握る狙いだと予想します。
試合のみどころ!?
ホームのマンチェスター・Cがビルドアップからボールを保持して相手を押し込む展開が予想されますが、リヴァプールのハイプレスで出口を創れない場合はGKエデルソンのロングパスが流れに大きな影響を与えると思います。
ハイプレスを回避してビルドアップできればリヴァプールを自陣に押し込んでボールと相手を動かしてペースを握る事が可能でしょう。
フィニッシュの場面では個人のアイティアと連動が求められますが、違いを創り出す能力に長けた選手がいるマンチェスター・Cは相手ボックス付近でプレーする機会が多い程、リヴァプールDFに負担を強いて決定機を創り出す可能性は高いと思います。
一方のリヴァプールは相手に攻め込まれた状態からのカウンター攻撃が破壊力抜群で両サイドのサラー、マネ、アレキサンダー・アーノルド、ロバートソンが絡むダイナミックな速攻は迫力満点です。
遅攻になった時はチアゴ・アルカンタラを中心にボールを保持してマンチェスター・CのDFラインを揺さぶり、セットプレーも重要なポイントとなりそうです。
ブンデスリーガでバイエルンを指揮した“ペップ”とドルトムントを率いて優勝を争たクロップの両監督が舞台をプレミアリーグに移して名門リヴァプールを復活させ、かたや新たにクラブを名門へと導こうとする両監督の対戦は大変興味深い内容になると予想されます。
スターティングメンバーはもとより、ゲームの流れを読み取りながらシステムの変更やポジションチェンジ、選手交代などあらゆる手段を用いて勝利を目指す両監督の采配とゲーム展開、結果の因果関係を感じながら観戦してみてはいかがでしょうか!?
日本代表スタメン予想!? 2022ワールドカップ アジア最終予選3/24 vsオーストラリア代表
2022カタール・ワールドカップ、アジア最終予選グループB現在2位でオーストラリア代表戦に勝利すればワールドカップ出場が決まる日本代表、3/24(木)日本時間16:10キックオフ予定のスターティングメンバーを予想してみます!?
日本代表スタメン予想!?
GK:権田修一
右サイドDF:山根視来
センターDF:谷口彰悟
センターDF:吉田麻耶
左サイドDF:長友佑都
アンカー:遠藤 航
インサイドMF:田中 碧
インサイドMF:守田英正
右サイドFW:伊東純也
センターFW:上田綺世
左サイドFW:南野拓実
現行のフォーメーションを初めてトライした第4戦目のオーストラリア戦以来継続している4-3-3を採用すると予想されます。
2-0で勝利したサウジアラビア代表戦からケガ以外の要素では変更は無く、キャプテンの吉田麻耶が復帰して酒井宏樹の代わりは山根視来、大迫勇也の代わりはプレースタイルが一番近い上田綺世を抜擢すると思います。
ベテランの域に達して好調を継続させている谷口彰悟とFC東京で出場機会を失っている長友佑都も変わらずに起用されるでしょう。
引き分けでも3/29(火)に行われるホームのベトナム戦に勝利すれば本大会の出場を決められる状況で森保一監督は保守的な采配に終始すると予想します。
希望スターティングメンバー
GK:シュミット・ダニエル
右サイドDF:山根視来
センターDF:谷口彰悟
センターDF:板倉滉
左サイドDF:中山雄太
ボランチ:守田英正
トップ下:久保建英
右ウイング:伊東純也
センターFW:南野拓実
左ウイング:三苫薫
ヨーロッパでプレーするGKシュミット・ダニエルの成長を期待したいです。DFラインは本大会では板倉と冨安健洋のコンビを見たいですが、今回のエントリーの中ではサウジ戦でのパフォーマンスを評価して谷口と板倉に出場機会を与えるのが妥当だと思います。
右は酒井に代わって山根が妥当、左は本大会へ向けて経験値を上げる意味合いでも中山の出場が好ましく、バランスを保ちながら攻撃で相手に脅威を与える布陣が理想でしょう。
中盤は守備時に中央とサイドのスペースをカバーできる遠藤と守田を担保に久保の攻撃力を最大限に活かすのが狙いです。
存在感が増す伊東が定位置の右サイド、左は独力で局面を突破できる三苫、センターには長い間、日本代表に不可欠な存在であった大迫に代わる選手が求められ、現有戦力では南野が適任だと判断しました。
絶対に負けられないプレッシャーが掛かったオーストラリア戦でこそ本大会に繋がる成長が期待できると考えればリスクは最小限に抑えながらも本大会でベスト16の壁を超えるチームを作る機会でもあります。
今までの戦いぶりを考えるとここまで大幅な変更は現実的にありえないと思いますが、個人能力のレベルの違いを毎大会味わっている日本代表がワールドカップで上位に勝ち上がるには選手のレベルアップは不可欠でしょう。
今回招集されたメンバーでは久保建英、三苫薫、田中碧、上田綺世など東京オリンピック世代の成長がワールドカップの舞台で日本代表が上位に進出する為に大切な要素だと感じます!!
【久保建英】マジョルカ予想スタメン!?vsレアル・マドリー 21-22ラ・リーガ第28節
首位を独走するレアル・マドリーと来シーズンのレンタルバックが期待される日本代表の久保建英選手擁するマジョルカが対戦する日本時間3月15日(火)早朝5:00キックオフ予定のステーティングメンバーを予想します!?
レアル・マドリー予想スタメン!?
GK:クルトワ
右サイドDF:ルーカス・バスケス
センターDF:ミリトン
センターDF:ナチョ
左サイドDF:マルセロ
アンカー:カゼミーロ
インサイドMF:カマヴィンガ
インサイドMF:イスコ
右FW:ベイル
センターFW:ヨビッチ
左FW:アザール
ミッドウィークにチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマンと対戦し、週末にはバルセロナとのクラシコを控えるレアル・マドリーは大幅ローテーション起用が予想されます。
マジョルカ予想スタメン!?
GK:セルヒオ・リコ
右サイドDF:マフェオ
センターDF:ヴァルイェント
センターDF:ルッソ
左サイドDF:ハウメ・コスタ
ボランチ:セビージャ
ボランチ:サンチェス
右サイドMF:久保建英
トップ下:ロドリゲス
左サイドMF:ディエディウ
FW:ムリキ
残留争いをするマジョルカはホームで勝ち点1でも獲得したい事を考えると首位レアル・マドリーを相手にしてもある程度のゲームコントロールが必要でしょう。
中盤での攻防時間を長くしてゲームの序盤、もしくは終盤にゴールを決めて引き分け以上を目指すと予想します。
試合のみどころ!?
チャンピオンズリーグのラウンド16で強敵パリ・サンジェルマンを2試合合計0-2のビハインドからベンゼマのハットトリックで逆転し、ベスト8進出を決めたレアル・マドリーはラ・リーグでも首位を走り安定した戦いを見せています。
次節でバルセロナとのクラシコを控えているのでパリ・サンジャルマン戦からは大幅にメンバーが変わると予想されます。
一方のマジョルカは前節セルタ戦ではアウェーで3度も同点に追いつきながらアディショナルタイムのPKで4点目を失って勝ち点を逃し苦しい状況が続いています。
久保建英選手は後半の途中までプレーしましたが味方との意思疎通が合わない場面が多くバレンシア戦のようなパフォーマンスは見られませんでした。
大幅なターンオーバーを採用した場合、中盤の選手層で同レベルの選手を抱えていないレアルに対してアウェーとはいえ残留を争うマジョルカがインテンシティの高いゲーム展開に持ち込みカウンターからチャンスを創出できれば対等に戦くことが可能だと思います。
来シーズンのレアル復帰が期待される久保建英選手にとっては勝敗の行方もそうですが、自身の最高のパフォーマンスで存在価値を示して将来へのターニングポイントとも考えられるこの試合は大きな意味を持つでしょう。
ゴールやアシストなど目に見える結果を出すか、局面での優勢を発揮できれば心理面でプラスに働きポテンシャルを発揮できると思います。
逆にボールロストが多く守備に奮走する場面が多い場合は難しいゲームになると予想されます。
日本人としては圧倒的なポテンシャルを秘める久保建英選手の飛躍への布石が期待される注目の試合を心理的な分析を含めながら観戦するのも面白いかもしれません!?
サッカーを愛する人々へ~平和あっての歓喜~
ロシア軍によるウクライナへの攻撃が始まりました。 なぜ?
フットボールにはルールが尊重され、秩序が確保される事により世界中に愛される文化となりました。
フットボールの始まる起源は現状社会の戦争にも似たプライドや地区の損益に関るイベントだったかもしれませんが、世界中の人々に感動と喜びを伝えるようになったのはFIFAを始めとした世界的な共通ルールが確立された重要な要因だと思います。
ナショナリズム、個人能力による圧倒的なカリスマ、戦術的戦略のチームビルディング、環境、資源、文化、哲学、歴史、教育、努力、創意、挑戦など人類が歩んで来た歴史を反映するかのようにスポーツが職業になり経済的のも大きな存在となったサッカーは平和の元に成り立っています。
人が存在してこその国家でありフットボールであると考えると和平を伴う想像力こそが人々の最大の可能性を引き出し、発展が期待できる環境だと学んできました。
コロナウイルスと人類が対峙している現状にも関わらずに自身や自国の損益だけに焦点を当てたロシア軍の行動に心を痛めている人々がどれほど多く、実際に命を失った人よりも大きな価値は存在しないでしょう。
私にとって大切な存在があるからこそサッカーを愛する事が可能であり、家族や仲間の存在と統制されて安定した環境は文化を育むためには必要な要素だと思います。
文化と情報が豊富になった現在の社会では一人が勝者になる社会的な構図は崩壊して、勝負の世界であるスポーツがレクリエーションを含めたゲームとして各国でプロ化が進んできた要因だと思います。
ジェンダーレス化に伴いスポーツは現状以上に社会的に成長する可能性が高いと思いますが平和と秩序が限定意であるスポーツの世界で一方的な要素でる武力が優勢を発揮する戦争は正反対の思考を持った人たちの考えだと感じます。
作物も含めて資源を元に成り立つ人間社会では自然へ大きな代償を負担させてきた歴史を改善しようと人類が取り組むべき課題が目の前に存在するのに共存すべく隣人を一方的な圧力で征服する行為は正当化される理由が見つけられません。
一人でロシア軍の侵攻を止めようとするウクライナ人… 六四天安門事件の再来… pic.twitter.com/9nrIgdBIRb
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) February 25, 2022
歴史的なGKレフ・ヤシン、86ワールドカップで存在を知らしめたFWベラノフなどの有能な選手を輩出して旧ソビエト連邦時代と現ウクライナのディナモ・キエフは世界でも有数なクラブであり、トタルフットボールとして伝説となったアヤックス・アムステルダム、オランダ代表の次世代に登場したチームだと評価されました。
2002日韓ワールドカップで対戦したチームの主力選手だったモスト・ボイやカルピンは戦争を望んでいるのでしょうか?
ACミランで活躍した世界的な選手であるシェフチェンコ、現在マンチェスターCで活躍するジェシチェンコはウクライナ代表です。
ファン・バステン、フランク・ラーカールト、ルート・フリット、クーマン兄弟、ふぇねルブルクを擁して88‘ヨーロッパ選手権を制したオランダと対戦したソビエト連邦はウクライナの名門ディネモ・キエフの監督と選手が中心だった記憶しています。
友達の友達はみんなトモダチと考えると、しがないサッカー好きなオジサンの友達のトモダチはリオネル・メッシになります。
今では友達と繋がっている訳でもないオジサンが僭越ですが私の周りにいる人たちは殺し合う人類を望んでいません。
政治的駆け引きは国家間の優越に繋がる大きな要素かもしれませんが一線を越えてしまっては秩序を乱す世界を巻き込んだ自滅行為だとも考えられます。
地球環境、宇宙への進出が人類の大きな分岐点と予想される現状で子供達とその子孫が少しでも幸福であって欲しいと願う人間の本性が圧力でねじ伏せられる環境がまた起こるのでしょうか?
我々サッカーを愛する人間の望みは世界中の人々が平穏な社会の中で余暇でもあるフットボールが生活に寄り添っている環境だと思います。
生きる為に苦しい状況に陥った家族にも、裕福な家庭に生まれ何不自由なく育った少年もフットボールは平等性が担保された希望の世界であり続ける必要があると思っています。
今こそサッカーの歴史と力を発揮して人類が構築してきた秩序の必要性を訴えるべきではないかと感じています。
ロシア共和国、中華人民共和国、朝鮮民主的人民共和国は共和が成り立っての国家ではないのでしょうか?
我々サッカーを愛し、家族や人類への愛情を感じる人間が自身と隣人を不幸にしない為にも戦争反対のメッセージを微力ながら発信されて頂きました。
2022ワールドカップ カタール大会【予想メンバー】スペイン代表
FIFA WORLD CUP 4年に1度開催されるスポーツ最大の祭典。
歴史上初めて冬季開催となる2022カタール・ワールドカップ、32ヶ国が出場し日本時間11月21日19:00キックオフ予定(アル・ベイト・アリーナ)開幕戦で始まり12月18日24:00キックオフ予定(ルサイル・アイコニック・スタジアム)決勝戦で世界王者が決まる大会出場国のメンバーを予想します。
出場枠
開催国:1枠[カタール]
ヨーロッパ:13枠
アフリカ:5枠
アジア:4.5枠
南米:4.5枠
北中米カリブ海:3.5枠
オセアニア:0.5枠
【予想メンバー/スタメン】スペイン代表
FCバルセロナが世界中を魅了したティキ・タカと呼ばれたボールポゼッションを基礎にテンポ良いパスワークで相手を翻弄するスタイルを代表にも取り入れ、レアル・マドリードで活躍する能力が高い選手を組み込んで2010南アフリカ大会で優勝したスペイン代表は前後のユーロを含めて3大会連続で主要大会を制する圧倒的な強さとボールポゼションを基礎にしたプレーモデルを確立しました。
ドイツ代表に覇権を獲られた後はゲーゲンプレッシングを主流にした非ボール保持時の戦術に注目が集まり、続いて選手の個性に頼る非戦術的フランス代表が2018大会で2度目の世界チャンピオンに返り咲いています。
クラブシーンでもFCバルセロナとレアル・マドリード中心の流れからバイエルン・ミュンヘンやプレミアリーグ勢が中心的存在に代わり一時代を築いたスペインサッカーは新しい世代が代表に選ばれてボールポゼッションを基礎に選手の個性を引き出しゲームをコントロールするスタイルで本大会に臨むでしょう。
予選や2020ユーロでもボール保持で相手を上回っても勝ちきれない現チームはルイス・エンリケ監督が選ぶ選手の個性の組み合わせが躍進の鍵だと思います。
希望スターティングメンバー
GK:ウナイ・シモン
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:エリック・ガルシア
センターDF:パウ・トーレス
左サイドDF:ガヤ
ピボーテ:ブツケス
インサイドMF:ペドリ
インサイドMF:ガビ
右FW:ブラヒム・ディアス
センターFW:ダニ・オルモ
左FW:フェラン・トーレス
ルイス・エンリケ監督の復帰以降は多くの選手が招集されピッチに立つようになりました。
絶対的ストライカーは今回も存在せず、ストロングポイントである中盤の構成力を効果的に攻撃に繋げる為に純粋なセンターFWタイプではなくMFとしてもプレー可能な選手がファーストチョイスになると予想しました。
今回もビルドアップからファイナルサイードまではバルセロナの選手が中心にメンバーを組みゲームをコントロールしながら終盤にゴールが必要な状況で選手交代による変化で試合を決めるのが基本的な戦略になると思います。
プラン2
経験値を優先した選手起用ではGKデ・ヘア、DFではラポルテ、イニゴ・マルティネス、サイドでアスピリクエタ、マルコス・アロンソのチャルシーコンビやジョルジ・アルバの起用も考えられるでしょう。
ブツケスに代わりマンチェスターCのロドリが台頭してくれば将来的にも良い影響を与え更に成熟したチームになる事も考えられます。
ボールを握り相手を動かす事が得意なスタメンと違う要素が必要な中盤の選手には得点能力も高いカルロス・ソレーユとバランス感覚に優れるミケル・メリーノが有力候補、FWには個人能力と連動性で変化を創れる選手が必要でオヤルサバル、ブライアン・ヒル、ジェラール・モレノの起用が面白しろいと思いますがセンターFWタイプのモラタやロドリゴ・モレノ、中盤ではベテランのコケ、FWサラビアも有力候補だと思われます。
攻撃重視の場合
バランスを崩してでも攻撃を仕掛けなくてはいけない状況が起こると想定される試合では両サイドDFにアスピリクエタ、マルコス・アロンソを先発で起用して中盤の構成と選手の変化でより攻撃に特徴がある選手の起用が考えられます。
ドリブル突破からのチャンスメイクが期待できるブライアン・ヒルを左で起用する場合はモラタやロドリゴを同時に起用すれば効果が高く、右サイドであれば連動性が高いジェラール・モレノ、ボックスへの侵入が上手いソレーユ、逆サイドにオルモを配置して同サイドのスペース攻略を考えた場合はマルコス・ジョレンテの組み合わせも面白いでしょう。
守備バランス重視の場合
リードしている状況ではボール保持しながら後方は高さと強さ、バランスが必要になります。ビルドアップで高い能力を発揮するエリック・ガルシアよりもフィジカル的特徴があるイニゴ・マルティネスの起用が有力です。
インサイドMFはロドリorコケをバランサーとして、攻撃要素を担うもう一枚はソレーユが適任でしょう。
メリーノ、オヤルサバルもボールポゼッションとカウンターに能力を発揮してくれるでしょう。ペドリとロドリを一緒に起用してベテランのブツケスの負担を軽減する事も可能でプレッシングのファースト選手としてモラタを起用すればカウンター時に脅威になる事も起用方法の一つに成り得ます。
他のもチアゴ・アルカンタラ、アンス・ファティ、アセンシオなど主力として活躍できる選手が大勢いますが若い選手の成長とベストな起用方法が本大会のスペイン代表のキーポイントになると考えます。
皆さんも選手の特徴を考慮して戦略とメンバー構成を予想しながらワールドカップを楽しんで観てはいかがでしょか?