サッカーライフin Mzk74’s diary

サッカーと共に生きる

リバプールvsマンチェスターC プレミアリーグ20-21注目対決スタメン予想!?

日本時間2月7日(日)深夜25:30キックオフ予定のプレミアリーグ注目対決、王者リバプールvs前王者マンチャスターCスターティングメンバーを予想します!?

名将対決としても注目のゲームですが両チームの状況はだいぶ違いがあるようです。

負傷者が続出してベストメンバーで戦うことが出来ないリバプールは前節ブライトン戦でも0-1で敗れて今季4敗目を喫してしまいました。

一方のマンチェスターCカップ戦を含めると13連勝中で怪我人がいても新たな戦力を育てながらチームを成熟させることに成功しているといえるでしょう。

苦戦中のリバプール/クロップ監督vs好調マンチェスターC/グラウディオラ監督としての目線も交えて考察していきたいと思います。

※前半戦の予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

リバプール予想スタメン!?

GK:アリソン

右サイドDFアレキサンダー・アーノルド

センターDF:フィリップス

センターDFヘンダーソン

左サイドDF:ロバートソン

アンカー:ミルナー

インサイドMFチアゴ・アルカンタラ

インサイドMF:ワルナイドゥム

右サイドFW:サラー

センターFW:ロベルト・フィルミーノ

左サイドFW:ジョーンズ

チャンピオンズ・リーグ制覇に続いて昨シーズンのプレミアリーグ優勝に大きく貢献したセンターDFファン・ダイクが負傷により長期離脱を余儀なくされたリバプールは昨シーズンのような圧倒的な支配力と安定感を欠いたシーズンになりました。

ゴメスファビーニョマティプセンターDFとして出場していた選手も故障してしまい現在はキャプテンでMFのヘンダーソンと若手のフィリップスセンターDFでコンビを組んでいます。

昨シーズン好調だった両サイドDFも新シーズンは苦戦しているようで、特に右アーノルド本来のポテンシャルとは程遠いパフォーマンスチーム状況を象徴しています。

昨シーズンの欧州チャンピオンバイエルン・ミュンヘンから加入したチアゴ・アルカンタラが復帰したのは良いニュースでしょう。

強力3トップではマネと新加入のジョッタが離脱中で日本代表の南野拓実サウザンプトンへ出場機会を求めてレンタル移籍を決断しました。

今回はポリバレントジョーンズを左サイドに配置して柔軟性を上げる狙いを予想しました。

f:id:MiZuKa74:20210207150948j:plain

リバプール予想スターティングメンバー

マンチェスターC予想スタメン!?

GK:エデルソン

右サイドDF:カンセロ

センターDF:ジアス

センターDFラポルト

左サイドDFジェシチェンコ

ピボーテ:ロドリ

インサイドMFギュンドアン

インサイドMF:ベルナウド・シウバ

右サイドFW:マフレーズ

センターFW:ガブリエル・ジェズース

左サイドFWスターリン

得点源のアグエロが離脱して決定力が課題だったマンチェスターCですが、新加入のF・トーレスを偽CFで起用したり、ガブルエル・ジェズースの復調で調子を上げてきました。

アルテタ氏がアーセナルの監督に就任した状況を経て、ヴィッセル神戸でも指揮を執ったことがありグアルディオラ監督が師と仰ぐファン・マ・リージョ氏がコーチに就任して更なる戦術的オプションを確立しつつある現チームでは相手チームを分析して、自分たちの戦術的狙いに沿ってスタメンを選考している状態だと感じます。

ペップが考えるスタメンをズバリ当てるのは至難の業なので、攻撃的な戦い方でリバプールを圧倒するテーマでスターティングメンバーを考えました。

f:id:MiZuKa74:20210207151450j:plain

マンチェスターC予想スターティングメンバー

試合のみどころ!?

コロナウイルスの感染によりマンチェスターCが休養できた趣旨のコメントで監督同士の論戦が始まっていますが、言い訳とは別に客観的にコンディション面での状況は重要な要素だと思います。

試合数が半分になればローテーションの必要性が下がり、ベストメンバーを組んだ時の完成度が高いチームが好成績を残すのは予想可能なテーマでしょう。

現在のサッカー界はコンディション管理選手獲得のプラン監督の戦略など複雑な要素が絡み合って結果に繋がる要素が構築されているので、クラブvsクラブの戦いだともいえるでしょう。

クラブを象徴する監督の采配、実際にプレーする選手のパフォーマンスが観戦するサポーターが目に見えて楽しんでいる部分だと思いますが、現状の両ビッククラブの状況を鑑みても影響力での差が存在感の大きさを感じさせるだけで、勝敗の行方は違う部分で構成されるスポーツになってきていると感じます。

運や采配、選手のプレーがゲームの質を決定するように一定の条件下でレギュレーションを変える工夫などが、今後のサッカー界に求められるかもしれません。

話は脱線してしまいましたが、世界中が注目するリバプールvsマンチェスターCを簡単に要約してみると、連動したインテンシティーで相手を圧倒するスタイルのリバプール対、ボールを動かすことで相手に選択を迫り、より良い状況判断を起点にゲームをコントロールするスタイルのマンチェスターCとの戦いだと言えるのではないでしょうか?

スポーツである以上、勝敗が最も注目されるポイントではありますが、クラブの歴史や監督の趣向するサッカーのスタイルとサポーターの好みや伝統、選手のポテンシャルとメンタル面での影響etc…

世の中に溢れる様々な情報を自分なりに分析して、独自の視点を持ちながら注目のゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか!!

【FCバルセロナ】スタメン予想!?vsベティス ラ・リーガ20-21第22節

日本時間2月8日(月)早朝5:00キックオフ予定のラ・リーガ20-21第22節ベティスのホーム競技場ニート・ビジャマリンで行われるベティスvsバルセロナスターティングメンバーを予想してみます。

ベティス予想スタメン!?

GK:ロブレス

右サイドDF:モントーヤ

センターDF:マンディ

センターDF:ルイス

左サイドDF:モレノ

ボランチカルバーリョ

ボランチグアルダード

右サイドMF:ライネス

トップ下:カナーレス

左サイドMF:フェキル

FW:イグレシアス

南米チリ出身で経験豊富な知将ペジェグリーニ監督が指揮する今季のベティスは現在7位、可もなく不可もない状況ですが、バルセロナ戦を躍起にCL出場権内への可能性を広げたいと考えているでしょう。

南部アンダルシアで南米のような個人能力を主体に戦うクラブカラーでもある個人技ペジェグリーニ監督の手腕で戦略的な戦い方も可能な現チームで攻撃の特徴が魅力的な選手を多くスターティングメンバーとして予想しました。

FWとサイドの攻撃的なオプションとして起用可能な選手が多くロレン、元バルセロナテージョ、ベテランのホアキンファンミなどはスタメンでの起用も考えられる選手達です。

f:id:MiZuKa74:20210207105157j:plain

ベティス予想スターティングメンバー

※前半戦のバルサvsベティス戦の予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

バルセロナ予想スタメン!?

調子が上向いてきた攻撃陣はローテーション起用が考えられますが、相変わらず不安定なDFラインはベストな布陣の模索が続いていて、修正が必要な状況でしょう。

GK:テアシュテーゲン

右サイドDF:ミンゲサ

センターDF:アラウホ

センターDF:ラングレ

左サイドDF:ジョルジ・アルバ

ピボーテ:ブツケス

インサイドMF:デ・ヨング

インサイドMF:ペドリ

右FW:グリーズマン

センターFW:メッシ

左FW:ブライスバイデ

コパ・デル・レイグラナダ戦では苦しい状況からチームを救う活躍を魅せたグリーズマンの調子を維持しながらアンス・ファティコウチーニョが戻ってくるまでに更なる連携を構築する為に今回はブライスバイデの左での先発を予想しました。

オン・ザ・ボールの能力が特徴のデンベレよりもオフ・ザ・ボールでの献身性でもチームに貢献できる選手が必要だと考えました。

中盤ではピヤニッチ、リッキ・プッチをどのようにして戦力として組み込めるかが今後の課題だと思われます。

チャンピオンズリーグを勝ち残るほど中盤の3選手を同じメンバーで戦い続けるのは難しいので選手が変わっても安定した戦いができる戦術的な考案が必要になってくるでしょう。

ディフェンスラインは右サイドでの起用が有力だったセルジ・ロベルトが再び負傷してしまい攻撃ではデスト守備ではミンゲサの評価が高いと分析しています。

センターバックピケの離脱が非常に大きく安定感に欠ける戦いが続いています

能力的な問題よりも連携、規律面での修正で向上できる要素が残されているので、ディフェンダー出身のクーマン監督の手腕を問われる問題だと思います。

f:id:MiZuKa74:20210207110032j:plain

バルセロナ予想スターティングメンバー

※シーズン前のバルセロナの予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

試合のみどころ!?

ホームで戦うベティスペジェグリーニ監督攻撃的な戦術を採用するかが最大のポイントだと思います。

極端な戦術は採用しない監督ですが、不安定なバルセロナ相手に高い位置から積極的にプレッシングを掛けてペースを握ることは可能だと考えます。

ボール保持の場面ではバルセロナ相手でも引けを取らないと思われますので非ボール保持時の戦略が重要なポイントでしょう。

バルセロナ中盤のインサイドメッシグリーズマン中間ポジションを取ってビルドアップの抜け道を創ると思われます。

相手DFラインの中途半端な対応を見逃さずグラウンダーのパスを通すか、ブライスバイデ両サイドDF背後に飛び出す事が狙えればバルセロナがゲームをコントロールすることが可能でしょう。

細かい戦略を抜きにしてもリーガ・エスパニューラで上位に位置するチーム同士の対戦は両チームの特性を考えると非常に面白いゲームになると予想できます。

単純に局面でのプレーや勝敗にフォーカスして観戦するのも楽しい対戦だと思います!!

【久保建英】ヘタフェ予想スタメン!?vsセビージャ ラ・リーガ20-21第21節

久保建英選手ヘタフェに加入してから5試合目、2連勝の後に1敗1分けと加入当初のインパクトが本物なのか真価を問われる強豪セビージャと対戦する日本時間2月7日(日)早朝5:00キックオフ予定のスターティングメンバーを予想してみたいと思います!!

f:id:MiZuKa74:20210130183303j:plain

久保建英選手 ヘタフェ

セビージャ予想スタメン!?

GK:ブヌ

右サイドDF:ナバス

センターDF:クンデ

センターDF:ジエゴ・カルロス

左サイドDF:アクーニャ

アンカー:フェルナンド

インサイドMF:ラキティッチ

インサイドMF:ゴメス

右FW:スソ

センターFW:エン=ネシリ

左FW:オカンポス

現在4位クラブ歴代最高勝率を誇っているロペテギ監督率いるセビージャはチームの形が出来つつある中で冬の移籍市場で近年セリエAで旋風を起こしているアタランタキャプテンであったアレハンドロ・ロペス獲得して新しい刺激をチームに加えて更なる可能性にチャレンジする段階だと思います。

ヘタフェ相手にはボールポゼッションを高めて相手を動かして、試合の主導権を握る戦術を採用すると予想しました。

両サイドから仕掛けて好調のセンターFWエン=ネシリが仕留める、もしくはMFのラキティッチゴメスカンポスがゴール前に侵入する形でゴールを狙うのがロペテギ監督の基本プランでしょう。

f:id:MiZuKa74:20210206180909j:plain

セビージャ予想スターティングメンバー

※以前のセビージャの記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

 ヘタフェ予想スタメン!?

GK:ジャニェス

右サイドDF:スアレス

センターDF:カバコ

センターDF:ジェネ

左サイドDF:ニョム

ボランチ:アランバリ

ボランチマキシモビッチ

右サイドMF:アレニャ

トップ下:久保建英

左サイドMF:ククレジャ

FW:マタ

昨シーズンまでのハードワークを基調にした激しいディフェンスで好成績を残してきたボルダラス監督は強豪セビージャ相手に前節アラベス戦の同様にセーフティなゲームプランを考えていると思います。

しかしながら、新加入の久保建英選手、アレニャ選手の特徴を活かしているとは言い難く4-4-2気味のソリッドな陣形を保ちながらも前途の2選手の持ち味でチームを活性化する方法を模索するのではないかと予想しました。

久保選手の代わりにポルティージョが先発して久保選手切り札として途中出場させる可能性も高いと思われます。

※アランバリ選手は累積警告のため出場停止、アレニャ選手がボランチ、右サイドMFにポルティージョ選手が起用される予想に変更させて頂きます。

f:id:MiZuKa74:20210206181745j:plain

ヘタフェ予想スターティングメンバー

※前節アラベス戦のスタメン予想に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

試合のみどころ!?

ホームセビージャ圧倒的にボールを支配してゲームをコントロールする内容が予想されるなか、カウンターからヘタフェゴールチャンスを創出できるかで流れに大きな影響があると思います。

相手エリア内に侵入できなかったり、シュートが無いようなゲーム展開ではセビージャが圧勝する可能性も考えられます。

久保選手が対峙する相手選手を凌駕してヘタフェに精神的にポジティブな状況を創り出せるかがこの試合の見どころだと思います。

セビージャ両サイドの連動性プレッシングの開始位置を確認してロペテギ監督のゲームプランを予想しながら観戦するのも楽しみ方の一つだと思います。

久保建英選手のプレーぶりと好調セビージャの戦術を分析しながらゲームを楽しんでみてはいかがでしょか!?

【FCバルセロナ】スタメン予想!?vsアスレチィック・ビルバオ ラ・リーガ20-21第21節

2021年に入ってから立て続けで3回目対戦になるバルセロナvsアスティック・ビルバオの試合、日本時間2月1日(月)早朝5:00キックオフ予定のラ・リーガ第21節バルセロナスターティングメンバーを予想してみたいと思います。

ラ・リーガ2節Aビルバオvsバルセロナ(延期分)

1月7日にA・ビルバオのホーム、サン・マメス競技場で開催されたラ・リーガ第2節、延期分の試合はバルセロナが3-2で勝利しています。

マルセリーノ・トラル・ガルシア監督が就任して堅実なプレーモデルでバランス重視4-4-2の布陣で臨んだ対戦相手にクーマン監督現有戦力でベストと思われるメンバー4-3-3で臨むことを選びました。

バルセロナ/スターティングメンバー

GK:テアシュテーゲン

右サイドDF:デスト

センターDF:アラウホ

センターDF:ラングレ

左サイドDF:ジョルジ・アルバ

ピボーテ:ブツケス

インサイドMFデ・ヨング

インサイドMF:ペドリ

右サイドFWデンベレ

センターFW:メッシ

左サイドFWグリーズマン

開始早々の3分にバルセロナDFのハイラインの隙を突いた速攻でFWウイリアムズが抜け出して、必死に戻るDFを見事に交わしてホームのビルバオが先制します。

左サイド中盤でフリーでパスを受けたメッシが逆サイドのエリア目がけてハイクロスを蹴るとGKが上手く対応できずデ・ヨングの折り返しをペドリが無人のゴールへヘディングで流し込み1-1の同点に追いつきました。

前半終盤には中盤でパスを受けたメッシから前方のペドリへタテパスが入りパスを出したメッシがペドリの外側のスペースを狙うとペドリは中央方向へプレーする状態を創りメッシの前方のスペースへ足裏を使った絶妙な背中側へのパスメッシが抜け出して逆転に成功します。

ボックス手前では人数を掛けてスペースを消そうとするビルバオですが、中盤まで下がってボールを受けてサイドに展開してからボックス内に侵入してくるメッシをマークしきれずに後半15分過ぎには左サイドグリーズマンからグラウンダーの折り返しをメッシにワンタッチで決められて3-1となりました。

終盤メッシの自陣での不用意なミスパスからムニアインへパスが通るとワンタッチで完ぺきなコースへ決めて1点差に追いつきますが、メッシが調子を上げてきたバルセロナ相手に守備面で対応できていないビルバオの印象を残すゲーム内容でした。

 

スペイン・スーパー・カップ決勝

続いて1月18日に中立地セビージャで開催されたスーパーカップ勝戦3-2A・ビルバオが優勝しました。

※試合前の予想スタメン記事に興味がある方はこちらをご覧ください

mizuka74.hatenablog.com

グリーズマンの2ゴールで優位に試合を進めていた感があるバルセロナですが、後半終了間際にセットプレーから失点して延長戦に突入しました。

延長戦ではFWウイリアムがエリア外やや左サイドでパスを受けてゴール方向を向くと右足一閃、反対側のゴール上部隅に巻いたシュートが完ぺきなコースに決まって逆転に成功して見事に優勝を勝ち取った試合でした。

失点シーンを分析するとボックス付近に人数を掛けて守っていてもボール保持者にプレシャーが掛からすにプレーを制限できなければ守りきる事が難しいと感じました。

 

第21バルセロナ予想スタメン!?

 前2戦は同じメンバーでスタートしたバルセロナですが右サイドDFをデストに変えてミンゲサをスタメン起用すると予想しました。

f:id:MiZuKa74:20210131182712j:plain

バルセロナ予想スターティングメンバー

ゲーム展開で攻撃に比重を置きたい場合デストの交代出場、リンコンプッチの起用などで流れを変える方法が予想されます。

リードしている状況ではピアニッチの投入などでゲーム展開を落ち着かせる交代が効果的ではないでしょうか。

前回の決勝戦一発退場になったメッシへのマークは引き続き厳しいと予想されますが、逆にゲームから外れた状況から決定機にボックス内に侵入するなど駆け引きで相手を凌駕するインテリジェンスが求められるでしょう。

昔から反対の特徴を持つチームスタイルで名勝負をしてきた好カード今回はどんなドラマが待っているか予想と妄想を交えて楽しんで観てはいかがでしょうか?

パルメイラスvsサントス コッパ・リベルタドーレス決勝~クラブワールドカップ・カタール2021/2

南米王者を決めるコッパ・リベルタドーレスが日本時間1/31に行われました。2020シーズンの勝戦ブラジル・サンパウロ州名門クラブサントスFCSEパルメイラスの対戦でした。

国別優勝回数はアルゼンチン25回に次いで2番目に多いブラジル(20回)が近年は優勝する確率が上がってきていますが、同国同士の決勝戦2018リーベル・プレートvsボカ・ジュニオールスアルゼンチン対決ブラジル同士の対戦2006インテルナショナルvsサンパウロまで遡る稀に見る決勝のカードとなりました。

コッパ・リベルタドーレス

サッカーの歴史の中でヨーロッパに唯一、対抗できる文化を持つ南米王者を決めるリベルタドーレス杯は文字通り南米サッカーを象徴する大会です。

華麗なボールコントロールとサンバのリズムでゲームを支配するブラジル激しいチャージと突出した個人能力を活かして勝利を捥ぎ取るアルゼンチン組織と個人能力を融合させた強固なディフェンスから驚異的な得点率で勝利に導くストライカーを擁するウルグアイ世界的に強豪国と呼ばれる3ヶ国と、戦術的な戦いを得意として選手のレベルも高いコロンビアハードワークを基本に堅守から勝利を目指すパラグアイも近年では上位を狙えるレベルに位置して、伏兵的なチリエクアドルのクラブも過去に優勝経験がある大会でゲームの内容よりも勝利以外は価値が無いと思われる大会とも言えます。

国別優勝回数

25=アルゼンチン

20=ブラジル

8=ウルグアイ

3=コロンビア

3=パラグアイ

1=チリ

1=エクアドル

クラブ別優勝回数

7=インデペンディエンテ(アルゼンチン)

6=ボカ・ジュニオールス(アルゼンチン)

5=ペニャロールウルグアイ

4=リーベル・プレート(アルゼンチン)

4=エストゥディアンデス(アルゼンチン)

3=オリンピアパラグアイ

3=ナシオナルウルグアイ

3=サンパウロ(ブラジル)

3=サントス(ブラジル)

3=グレミオ(ブラジル)

パルメイラスvsサントス

3回(1962、63、2011)の優勝経験がありペレネイマールを擁して世界的にも有名サントスFCキング・カズこと三浦和良選手がプロデビューしたクラブ)と1999年に1度南米チャンピオンになりましたがブラジル国内での知名度が高いSEパルメイラスの対戦となった2020シーズンの決勝戦リオ・デ・ジャネイロマラカナンスタジアムで開催されました。

サントスFC港町サントスで創立されたクラブでサッカーの神様と呼ばれたペレがプロデビューしてから最初の引退(北米リーグのニューヨーク・コスモスで復帰)までプレーした世界的なクラブです。

2011優勝時ネイマール(11番)、ガンソ(10番)を擁してクラブ・ワールドカップ勝戦ではペップが指揮してメッシ、シャビ、イニエスタがプレーした歴史的なチームと対戦しました。

現在はクラブが財政難に陥り、決勝進出は予想外の快進撃だと伝えられています。

一方のSEパルメイラスサンパウロ州の州都イタリア系移民のより設立されてイタリア系の企業がスポンサーパルマタット=乳製品、ピレリ=タイヤ、フィアット=自動車)に着く傾向が高くサポーターも富裕層が中心経済的にも恵まれた上品なクラブと言えます。ちなみにクラブカラーの緑と白はイタリア国旗の赤を抜いた色で構成されているそうです。

カンペオナット・ブラジレイロ10回、カンペオナット・パウリスタ23回の優勝を誇るパルメイラス1999年に南米王者としてトヨタカップインターコンチネンタルカップトヨタがスポンサーとなり南米とヨーロッパのチャンピオンが東京・国立競技場で世界一を決める大会※晩年は横浜国際で開催されました)に出場してデイビット・ベッカム擁するマンチェスター・ユナイテッドと対戦しました。

 

※この試合は筆者が会社の先輩から誘いを受けて旧国立競技場のゴール裏、前列から3段目ほどの席で観戦してゲーム展開を読むような事はできませんでしたが、斜め後ろの席で野球の松坂大輔投手が観戦していたのが印象的でした。

 

今回のリベルタドーレス勝戦は前途したように勝利のみに執着した必要以上に激しい接触プレーが目立つゲーム内容で交代出場したブルーノ・エンリケ・ロプース選手が後半のアディショナルタイムに劇的なヘディングシュートを決めてパルメイラスが優勝しました。

 

特筆するのはサントスFCの主力選手として決勝戦にまで勝ち残った21番ディエゴ・ピトゥカ選手が今シーズンから鹿島アントラーズに加入して日本のJリーグで観ることが出来る事でしょう。

※テクニカルディレクターのジーコさんが獲得を熱望したレフティーで攻守に渡り複数のポジションでプレー可能なポリバレントな選手

パルメイラス、クラブ・ワールドカップへ向けて!?

今回のリベルタドーレス優勝を経て2月からカタールで開催予定クラブ・ワールドカップへ向けたパルメイラススターティングメンバーを考えてみました。

GK:ウェヴェルトン

右サイドDF:ホーシャ

センターDF:ルアン

センターDF:ゴメス

左サイドDF:ビーニャ

ボランチダニーロ

ボランチフェリペ・メロ

トップ下:ベイガ

右サイドFW:ルーカス・リマ

センターFW:アドリアーノ

左サイドFW:ホニ

準決勝を勝ち抜き、決勝戦でヨーロッパチャンピオンのバイエルン・ミュンヘンと対戦する状況での予想をしてみました。

ポルトガル人監督アベル戦術的な引き出しが多くあると思われますが、ブラジルサッカーに馴染みが深い4-3-3(中盤の配置はブラジル的にはボランチ1、インサイドMF2は定番)で予想しましたが、可変する配置で対抗する可能性も高いと感じています。

シーズンが終了していないのでブラジルでよく見られる大会限定的な短期間のレンタル移籍は難しいと思われるのでリベルタドーレスを戦ったメンバーがそのまま参加メンバーになると推測できます。

FWアドリアーノは私の記憶が正しければシャフタール・ドネツクウクライナ)時代チャンピオンズリーグの試合で史上最多の1試合で5ゴールを決めた選手でフィジカル能力に優れた印象を受けました。

キャプテンMFフェリペ・メロは良くも悪くもブラジル人的な選手能力は高いが、精神的な安定感に欠ける選手です。2010南アフリカ・ワールドカップの準々決勝オランダ戦では優位な試合展開の中で相手選手の腹部を意図的に踏みつけて一発退場でブラジルの敗退に関与して戦犯扱いを受けた有名選手です。

注目はMFルーカス・リマで左利きでセレソンの10番を背負ったこともある選手ですが現状のパルメイラスではスタメンでは起用されていませんが、大舞台で違いを創出するのに期待したいタレントです。また、決勝ゴールを決めたブルーノ・ロプースも切り札的な起用でゲームに影響を与えられる可能性が高いと思われます。

ボールポゼッションでゲームをコントロールするプレーモデルを採用していない為、バイエルンがポセッション率を高めて押し込む展開が予想されますが、効果的なカウンターを繰り出して局面でディフェンスを打開する事ができれば勝利の可能性は上がるでしょう。

まずはティグレス(北中米カリブ海王者)蔚山(アジア王者)の勝者と戦う準決勝自信を得られるゲーム内容で勝利を収めて、決勝戦に向けてポジティブな雰囲気を創る事がクラブチャンピオンへの一番のポイントだと思います。

※ホニは2017年にアルビレックス新潟でプレーした日本に馴染みがある選手です。

パルメイラスvsマンチェスター・ユナイテット1999トヨタカップ

ここからは筆者が生で観戦したトヨタカップ記憶などを頼りパルメイラスについて書きたいと思います。

同じサンパウロ州のライバルチーム、コリンチャンス庶民のチームでサポーターは荒くれ者、選手も個性が強い我儘な集団の印象とは真逆で、上品で洗礼されていても力強さに欠ける印象が少し変わったのが1992年頃からのパルメイラスです。

イタリア企業のスポンサーパルマラットが後ろ盾になり当サンパウロFCが国内を席巻していた時代に国内の代表級選手を次々に獲得してブラジル/サンパウロの選手権を連覇したチームは以前の印象を覆す強いチームでした。

DFにはロベルト・カルロスアントニオ・カルロス(現鹿島監督ザーゴ)。MFセザール・サンパイオジーニョルイス・エンリケアマラウフラウビオ・コンセイソン。FWリバウドエジムンドエバイール監督レオンブラジル版ドリームチームとも言える陣容で国内を席巻していました。

 

Jリーグがスタートした1993年に横浜フリューゲルスセザール・サンパイオジーニョ、エバイールの3選手(ブラジル代表)を獲得して監督にレシャック(元バルセロナ)を招聘、山口素弘前園真聖遠藤保仁などを擁して日本サッカーに影響を与える可能性を感じさせるチームが存在していました。

 

1993年のトヨタカップは劇的な勝利でヨーロッパ王者に輝いたマンチェスター・ユナイテッドに注目が集まり、ネビルスコールズバットベッカムファーガソン監督の息子達と呼ばれたアカデミー出身選手ギグスウエールズ代表)、スタム(オランダ代表)、シルベストル(フランス代表)を擁して現監督のソールシャール(ノルゥエー代表)もスタメンで出場していました。

対するパルメイラスは後にジュビロ磐田の監督に就任したブラジル代表でワールドカップを優勝するルイス・フェリペ・スコラーリ監督に率いられてGKマルコス、左DFジュニオール、センターDFホッキ・ジュニオール、MFサンパイオ、ジーニョアレックス、FWパウロ・ヌネスブラジル代表勢に加えてFWアスプリージャ(コロンビア代表)、DFアルセパラグアイ代表)がスタメンで出場する注目の試合でした。

毎年、ヨーロッパチャンピオンが注目されて南米王者が前評判を覆す結果や試合内容が多かったトヨタカップ、1990のACミランvsナシオナル・メデリン以降欧州勢が試合を支配して南米勢が試合に勝利する雰囲気がありました。

1992年サンパウロvsバルセロナなどは歴史的なクライフ監督率いるドリームチームテレ・サンターナ監督が率いてライーが2ゴールの活躍で優勝する名勝負や、翌1993年レオナルドトニーニョ・セレーゾ鹿島アントラーズに馴染み深い)の活躍で連覇した歴史が印象的な大会でした。

ゴール裏の低い席で観戦していて遠い側のゴール前の状況はほとんど良く見えない状況での観戦でしたが、前評判を覆してパルメイラスがゲームを支配すると予想していた私の考えを大きく上回るユナイテットの実力に驚かされました。

右サイドからキックの精度とルックスで有名選手になったベッカムのセンターリングゴール裏からでも綺麗に見えたのを覚えています。

オールドファンで時間が有る方は当時の映像をお楽しみ下さい!!

 

【久保建英】ヘタフェ スタメン予想!?vsアラベス ラ・リーガ20-21第21節

冬の移籍市場でビジャレアルからレンタル先を変えて出場時間を着実に伸ばしている久保建英選手ヘタフェに加入してから4戦目となるアラベス日本時間1月30日(日)22:00キックオフ予定のラ・リーガ第21節のヘタフェスターティングメンバーを予想してみようと思います!!

f:id:MiZuKa74:20210130183303j:plain

久保建英選手 ヘタフェ

ヘタフェ スタメン予想!?

GK:ジャニェス

右サイドDF:スアレス

センターDF:カバコ

センターDF:ジェネ

左サイドDF:ニョム

ボランチ:アランバリ

ボランチマキシモビッチ

右サイドMF:久保建英

トップ下:アレニャ

左サイドMF:ククレジャ

FW:クチョ・エルナンデス

暫定18位のアラベスと暫定13位に位置するヘタフェは似た特徴を持ったチーム同士の対戦だと思います。

冬の移籍市場でバルセロナカンテラ育ちのアレニャ久保建英選手を獲得したヘタフェボール保持時に違いを創り勝利を目指すプレーモデルに戦略転換に移行する可能性を感じさせますが、元来の戦い方アラベスと同様にハードワークを基軸に相手チームに自由を与えないプレッシャーからのカウンター攻撃で活路を見出すチームです。

バルサ出身2選手能力を活かす為に、現在は選手の配置も4-2-3-1にして新たなチャレンジを開始していますが、シーズン前半戦は対戦相手のアラベスの予想布陣と同じ4-4-2システムを主軸フィジカル重視のプレシング戦術を得意にしていました。

選手の配置としては大きなミスマッチが生じずに、相手の配置次第では中盤で数的優位を創りだせるスタメンと選手配置を予想しました!!

f:id:MiZuKa74:20210130183812j:plain

ヘタフェ予想スターティングメンバー

試合のポイント!?

前節アスレティック・ビルバオでも似たような特徴を持つチーム同士の対戦で大敗を喫したヘタフェですが、個々の選手の能力差が結果に表れた試合だったと思われます。

以前の様なインテンシティでの優位性を失いつつあるヘタフェが、チームとしてのクオリティで同等、もしくはアレニャ久保建英選手の加入で優位性が考えられる技術戦術面でゲームを支配できるかが最大の注目ポイントだと考えられます。

中盤中央数的優位を創りだし、幅と奥行きを確保する選手のポジショニング次第では、圧倒的にボールを支配してボックス手前まで侵入する頻度が高いゲームになる可能性も感じます。

しかしながらアラベス押し込まれる展開には慣れていると思われ、攻撃から守備への切り替え時に戦術的な対策を立てていなければ、逆にアラベスのペースでゲームが進む展開も考えられるでしょう。

仮に久保選手スタメンを外れても途中出場でピッチに立つのは間違いないと思われます。

攻撃が停滞した場合の切り札として出場した時には持ち味を十分に発揮して攻撃での変化を創り得点に繋がるプレーが期待されます。

リードしている場面で起用されて場合はバランスを考慮しながらポジショニングで相手をコントロールして、ボールを失わないプレー選択を第一において相手ディフェンスに綻びが発生した時は果敢に仕掛けて精神面のプレッシャーをかけるプレーを期待したいですね。

昨シーズンマジョルカで共にプレーしたクチョ・エルナンデス久保建英選手コンビネーションへの期待も現在のヘタフェを観る楽しみの一つではないでしょうか。

何より久保建英選手が持っている能力を最大限に発揮してプレーを楽しみ観ている人々を楽しませるプレーができるかが、この試合の最大の注目ポイントでしょう。

【久保建英】スタメン予想!?ヘタフェvsウエスカ(岡崎慎司)ラ・リーガ20-21第19節

2021年初戦を移籍したばかりで一度もチーム練習をこなしていない状況で、途中出場から存在感を発揮してチームの勝利に貢献した久保建英選手ヘタフェでの第2戦目、岡崎慎司選手が所属するウエスカ日本時間1月20日(水)深夜27:00キックオフ予定のヘタフェスターティングメンバーを予想してみようと思います。

ヘタフェ予想スタメン!?

GK:ソリア

右サイドDFスアレス

センターDF:カバコ

センターDF:ジェネ

左サイドDF:ニョム

ボランチ:アランバリ

ボランチマキシモビッチ

右サイドMF久保建英

トップ下:アレニャ

左サイドMF:ククレジャ

FW:ハイメ・マタ

4-4-2フィジカルコンタクトハードワークを基本に戦術を組み立ててプリメイロ昇格後も安定した成績を残してきたホセ・ボラダラス監督が率いる近年ヘタフェは好成績を残して来ました。

今シーズンは例年のようなインテンシティを保つことが出来ず降格争いを強いられる状況シーズン途中の冬の移籍市場バルセロナからアレニャビジャレアルから久保建英選手をレンタルで補強したヘタフェ今までのスタイルから変化を求めての選手獲得だと推測できます。

連動したアグレシブな守備をある程度維持しながらも、ボール保持の状況でゲームを組み組み立てコントロールする事が出来るチームへの変革の切り札として2選手が補強されたとメディアで報道されています。

システム4-2-3-1に変えて新たに加わったアレニャ久保建英選手能力をゲームに反映させる戦略に切り替えると予想されます。

f:id:MiZuKa74:20210119070849j:plain

ヘタフェ予想スターティングメンバー

試合のポイント!?

最下位と苦しむウエスカ相手前節の勝利暫定ながら13位に浮上したヘタフェホセ・ボラダラス監督新加入アレニャ久保選手チーム戦術の中心として起用るかでプレースタイルが大きく変わると思われます。

2選手をスターティングメンバーで起用する場合は本格的にチームの戦い方を変える覚悟を示したと考えられるでしょう。

どちらかの1選手がスタメンの場合はプレースタイルを徐々に変える方向に舵を取ってリスクを抑えた采配だと判断できます。

2選手共にベンチスタートの場合は現行のスタイルを維持しながら新加入の選手の能力を判断している段階だと思います。

シーズン途中から監督が変わらずに戦い方を大幅に変えるのは難しい作業ですが、フィジカルよりも技術とインテリジェンスに優れる選手を2人同時に獲得した背景にはクラブ自体もボールポゼッションを上げてゲームをコントロールしながら、テクニックでの局面打開から勝利の可能性を高める方向を求めていると予想できます。

対戦相手との力関係を考えても、今回の試合から戦略を変えて戦うことが予想されます。

前線から連動して高い位置でのボール奪取をするには意図的に相手のパスコースを限定させて、狙いどころを定めてボールを奪い攻撃に転じるショートカウンターが主軸になると思います。

両サイドの高い位置に選手を配置すればより連動性が上がり狙い通りのゲーム展開も考えられるでしょう。

技術的に優れた選手がいる場合はボール奪取後に無理にカウンターを仕掛けてリスクを冒さなくても、ボールを動かし相手を動かす事でDFラインに迷いを与えてフィニッシュへの糸口を探すことも可能になると思われます。

ヘタフェの今後の戦い方に大きな影響を与えると思われるウエスカ日本人対決と共に戦術的な要素も感じながら楽しんで観てはいかがでしょうか!!