【FCバルセロナ】スタメン予想!? スペイン スーパーカップ決勝vsA・ビルバオ
昨シーズンのラ・リーガ優勝レアル・マドリード、2位バルセロナとコパ・デル・レイ決勝進出したアスレチック・ビルバオ、レアル・ソシエダの4クラブがトーナメント方式で王者を決めるスーペルコッパ・デ・エスパーニャ!!
日本時間1月18日(月)早朝5:00キックオフの決勝戦、アスレチック・ビルバオとの対戦が決まったFCバルセロナのスターティングメンバーを予想してみます。
バルセロナ スタメン予想!?
GK:テアシュテーゲン
右サイドDF:デスト
センターDF:アラウージョ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
インサイドMF:ペドリ
右サイドFW:グリーズマン
センターFW:メッシ
左サイドFW:デンベレ
準決勝のレアル・ソシエダ戦はメッシ抜きでPK戦の末、勝ち上がりましたが決勝戦にはメッシが戻ってくると予想しました。
メッシが出場できない場合はブライスバイデが代わりにスタメン出場すると思います。
メッシがいつものように中盤に降りて、グリーズマンが中央へ入り、右サイドの高い位置にはデストが上がり幅と奥行きを創る役割を担うと予想します。
左サイドはデンベレの個人技とジョルジ・アルバの裏への飛び出しで崩すのが狙いでしょう。
ピボーテにブツケスを起用してビルドアップ、ボールポゼッション、ボールロスト時の前進守備を可能にしてペースを握りゲームをコントロールする為には必要な選手起用ではないでしょうか。
試合のポイント!?
4-3-3でボールポゼッションを通じてゲームを進めるバルセロナのスタイルと、4-4-2でソリッドな守備からカウンターで勝機を生み出したいビルバオのゲーム展開になると予想します。
ビルバオはゴール前に引いて守るのではなく、ハーフェイライン付近に守備ブロックを構築してバルセロナの前進を阻む戦術を採用すると思われます。
中盤はバルセロナが数的有利になる構図で、ビルバオのFWのポジショニングがポイントになりそうです。
ゲーム前半にバルセロナがビルドアップから相手を攻略してシュートシーンを創ることができるかでゲームの流れを左右するポイントでしょう。
バルセロナは中盤での崩しで変化をつける際に、インサイドMFのペドリとデ・ヨングが速いタイミングで相手DFラインの裏ばかりを狙うと、前線が渋滞して単調な攻撃に成りうる可能性があります。
しっかりとパスを回して相手DFを食いつかせることをスイッチに変化を創る事ができれば決定機を創出することができるはずです。
メッシ、グリーズマン、デンデレが本来の姿を取り戻しつつあり、決定力は開幕当初からくらべると格段に上がったと思います。
バルセロナが思うようなゲーム展開を出来ない場合はビルバオの守備戦術が機能している時だと予想できます。
高い位置でボールを奪えればショートカウンターでチャンスを創るのがビルバオの狙いだと思いますが、押し込まれた状態からのロングカウンターではブツケスを攻略できるかがポイントでしょう。
攻守でブスケスが存在感を発揮すればバルセロナペースに試合になると予想します。
フィニッシュまで持ち込めなかったり、不用意な形でボールロストして即時にプレッシャーをかけられない場合にはビルバオペースでバルセロナは苦しい状態になるでしょう。
スピードとパワーを駆使して組織的な守備からカウンター狙いのビルバオと、ボールポゼッションから連動した仕掛けで攻撃チャンスを創出したいバルセロナ、どちらのスタイルとクオリティが高いか?
どちらのスタイルが勝利するのか、互いのチームの意図を予想しながらゲームを楽しんで観てはいかがでしょうか。
山梨学院vs青森山田 第99回全国高校サッカー選手権大会 決勝戦を考察!?
互いに優勝経験があり、近年ではJリーグのユースチームを含めても高校生世代でトップクラスの結果を残して出場するたびに優勝候補と評価されてきた青森山田と11年前にダークホース的な立場から初優勝を成し遂げた山梨学院の対戦が決まった第99回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦を考察してみようと思います。
決勝は山梨学院vs青森山田!
— かおり (@___soccer15) January 9, 2021
11年前の選手権決勝と同じカード!11年ぶり2度目の優勝果たして欲しい、、!動画は11年前に優勝した時の決勝点⚽️決めたのは碓井鉄平選手(現カターレ富山)#高校サッカー選手権 pic.twitter.com/7Qxk9puAT4
青森山田高校
昨年の決勝戦では2点を先制しながらも、後半に3点を返されて惜しくも優勝を逃した青森山田高校、卒業後に浦和レッズに入団した武田英寿選手の圧倒的な存在感と、同じくプロ入りした中盤の選手の能力を最大限に利用したスタイルで決勝戦まで勝ち上がりました。
今年のチームは武田選手と同じ浦和レッズに入団が決まっているキャプテンのセンターDFと、昨年は1年生ながら大活躍した松本玖生選手(10番)を中心としながらも攻撃では戦術的な狙いを持って勝ち上がってきました。
準決勝も堅守の矢板中央を相手に5-0で勝利と例年以上に組織的な崩しを感じるチームに仕上がってきたと思います。
左サイドの8番の選手はタメを創り、相手の出方と味方の動きを把握した上でプレーを判断していると感じます。
サイドDFの選手の攻撃力も左サイドの武器となっていると思います。
右サイドの14番の選手は技術に優れ早いテンポで相手DFに仕掛ける事でチャンスを創出するタイプで、右サイドもDFの上がりが攻撃の厚みを創り出しているポイントでしょう。
左サイドの8番がタメて左サイドDFの攻め上がり、もしくは相手を引き付けてから6番に下げて、正確なサイドチェンジのロングパスから14番が仕掛けるのが得意な攻撃パターンだと推測しました。
FW18番のストライカー的な動きと10番、7番のフリーランニングによって相手DFラインに迷いを生じさせてゴールに迫る攻撃とロングスローによる得点が最大の特徴だと分析します。
昨年も準決勝まで勝ち上がって同世代のタレント力だけではなく、チームとしてレベルの高さを証明した帝京長岡とのPK戦を制して決勝進出を決めた山梨学院も8番の選手のロングスローを武器に勝ち上がってきたチームだと思います。
PK戦でGK熊倉が2本ストップ!山梨学院が11年ぶりの決勝進出! https://t.co/IpGzGI4iUG #gekisaka pic.twitter.com/6TBTAb8cmR
— ゲキサカ (@gekisaka) January 9, 2021
準決勝のテレビで紹介されていたセットプレー専門の分析官と監督の戦略を実行する訓練された選手がハードワークで堅守から勝機を掴むスタイルだと予測しました。
準決勝で途中出場した7番の選手が違いを創り出す事が可能なセンスを感じさせる選手ですが、スタミナとハードワークには難があるようで、先発や中心選手として起用されない理由だと思われます。
11番と9番、10番の選手との組み合わせと戦略によって堅守からチャンスを創出するのが優勝への鍵を握ると予想します。
相変わらず帝京長岡は技術を駆使した良いサッカーしてた
— マリノスが好きなトレーナー🇫🇷⚽️🏋️♂️ (@trainer_f_yfm) January 9, 2021
来年も楽しみ!
そんな中で山梨学院も前線に個で勝負できる選手いて
特に7番の笹沼のプレー面白かったなぁ
ビジャレアルのジェラールモレノを観てるようだった🇪🇸
試合のポイント!?
準決勝の試合を分析すると、序盤から青森山田がボールを支配して相手陣内でプレーすることが予想されます。
山梨学院のディフェンスもGKを中心に集中して対応して簡単には決定機を与えないと思います。
3年前のFC東京U-15深川。GKが山梨学院の熊倉匠、10番が青森山田の安斎颯馬。冬の全国大会は惜しくも準優勝だがグッドチームでした。深川を退けて制したのは、その年の夏冬2冠となったサガン鳥栖U-15。3年後も全国を制する黄金世代。 pic.twitter.com/pB8RHk5cKe
— たい (@tai_0411) January 9, 2021
両チーム共にロングスローを連発する可能性が考えられますが、サッカーの魅力を求める視点からは相手もミスを誘発する狙いだけではなく、相手の予測を上回るテクニックとイマジネーションを発揮してゲームを優位に進めて欲しいと願います。
青森山田は両サイドの8番と14番が持ち味を発揮すればペースを握る事ができて決定機を創出して18番、10番と7番の決定力で得点を決める可能性を感じます。
準決勝の終盤に登場した21番の選手はセンスを感じるプレーヤーなので出場したら注目してみて下さい。
山梨学院は失点しない事に重きを置いた戦い方で、前半は守備重視の戦術を基本的な戦い方とすると思います。
勝利する為にはゴールが必要なので、味方にも決定機を演出できる7番が途中出場してからチャンスを創る事に勝機を生み出すだろうと予想しています。
ディフェンスを意識しながらも、攻撃に繋げる為には7番をトップで起用して9番を左サイド、10番を右サイドで起用するなどの思い切った戦略が必要になると感じます。
スポーツである以上、勝敗が大切な要素で一番の目的だと思いますが、高校生の想いがこもった全力プレーと、ゲームの流れを予想しながら監督の采配や途中出場の選手の活躍など、見ている本人にしか感じる事ができない要素にフォーカスして高校サッカーの決勝戦を楽しんで観てはいかがでしょうか?
選手権決勝
— 正井 (@birdmenmasai) January 9, 2021
【山梨学院 vs 青森山田】
■山梨学院
熊倉匠/FC東京深川
笹沼航紀/FC東京深川
茂木秀人イファイン/FC東京深川
■青森山田
安斎颯馬/FC東京深川
F東深川出身対決も見物。
※昨年と比べると全体的にレベルが上がらなかったのはコロナ禍の影響が大きいと思われます。
矢板中央の昨年のディフェンスブロックの構築と連動は見事だと感じました。
帝京長岡は個人のタレントが突出していた昨年に比べて、戦術的な戦い方を構築してきたと思われますが、ポジショニングの部分でチームを完成させる時間が足りなかったような気がします。
逆に主戦場を東北で戦い、主導権を握った戦いに磨きをかけた青森山田は例年以上に攻撃の多様性を感じて面白い攻撃を見せてくれています。
4-4-2が予想される山梨学院に対して4-1-4-1でポジションを組む青森山田とのミスマッチは中盤中央に発生すると思われます。
高校サッカー選手権決勝
— TKM (@ymg_soccer) January 9, 2021
[山梨学院]vs[青森山田]
大野佑哉 常田克人 pic.twitter.com/RvEho4QGo6
青森山田の6番にプレッシャーが掛からない状態を放置すれば一方的に青森山田が押し込む展開が予想されます。
山梨学院は2トップの片方が中盤に下がって6番に自由にプレーさせない事がゲームの行方を占う最大のポイントだと思います。
山梨学院は後半の選手交代から相手サイドDFの上がった裏を突いてセンターDFをサイドに釣り出してカウンターを仕掛けられれば勝利の可能性を高めることが可能でしょう。
さて、皆さんはどんな決勝戦を予想しているでしょうか?
2017高円U15決勝メンバー
— 正井 (@birdmenmasai) January 9, 2021
サガン鳥栖2(6PK5)2FC東京深川
【2020高校サッカー選手権選手】
■鳥栖
田中勇輝/星稜
千代島瞬/東福岡
岩﨑雄永/創成館
江崎智哉/創成館
永田優斗/ルーテル
坂口眞汐/ルーテル
■F東深川
安斎颯馬/青森山田
佐久間賢飛/市船
熊倉匠/山梨学院
笹沼航紀/山梨学院
金子凜/市船
【久保建英】ヘタフェ移籍決定!!2020-21シーズン後半戦を考察!?
レアル・マドリードからビジャレアルにレンタル移籍が決まり、飛躍のシーズンとなる事が期待されていた久保建英選手のビジャレアルからの退団が決定的になりました。
移籍先の有力候補ヘタフェでの起用方法、ビジャレアルでの半シーズンを分析しながら、シーズン後半の久保建英選手の活躍を予想してみます。
異例のレンタル移籍!?
19歳の誕生日に20世紀最高のクラブ、レアル・マドリードと契約を発表された久保建英選手は世界中の将来を有望されている選手のなかでも有力なタレントであることを証明した結果と言えるでしょう。
現在レアルでプレーする同世代の選手はヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスとブラジル代表にも召集されるほどの評価を得ている選手です。
ラ・リーガで1試合でのメンバー入りが認められているEU圏外の選手は3名で、上記の二人とブラジル代表のセンターDFエデル・ミリトンの3選手で埋まっています。
移籍直後のプレシーズンにレアルに合流してトップチームに帯同した久保選手はトレーニングとプレシーズンマッチの出場を通じて能力を評価されていました。
しかしながらEU圏外登録選手の関係から2軍にあたるカスティジャでシーズンをスタートすることになります。
仮に選手登録の事情を抜きに考えた場合、トップチームでの起用も考えられるほどの能力を証明していた久保選手本人もスペインのトップリーグで出場できるだけの自信を持ったと推測できます。
レベルは落ちるがフィジカルコンタクトは激しい実質3部リーグでプレーするよりも質が高いトップリーグで出場して経験を積む方が良いと判断したクラブと久保選手はマジョルカへのレンタル移籍を決断します。
当時のマジョルカは3部リーグから監督と主力選手が堅実な組織を構築して1部まで昇格してきたチームで残留が現実的な目標でした。
1部リーグで通用するか半信半疑だった入団当初は日本代表への合流でチームを抜けた事も影響してベンチを温める時期がありましたが、年が明けて後半戦に突入してからは徐々に存在感を高めて、シーズンの終盤にはもっとも期待される選手にまで成長しました。
迎えた今シーズンを前に将来の投資として獲得した久保選手を移籍で売却する気が無いレアルに対してスペイン国外のクラブからも獲得のオファーが殺到します。
保有権が無いレンタル移籍では即戦力として計算できる選手を獲得して、チームに不可欠な選手となった場合の影響を踏まえて買い取りオプションを契約に含めるのが通例です。
発展途上の選手を買い取りオプション無で獲得するのはリスクが高く、資金力が無いクラブと選手に出場機会を与えて成長を促せる狙いがレンタル元と合致した場合に実現するケースになります。
現在レアル・マドリードでケガから復帰して復調の兆しをみせているスペイン代表のアセンシオはマジョルカから獲得した後にエスパニョールにレンタルされて才能を開花させた良い例だと思います。
出場機会が見込めないチームへは双方にメリットが無い為にレンタル移籍が決まらないのが現実ですが、ビジャレアルは昨シーズンに5位と好成績を収めてELに参戦する実力があるチームで、選手育成で成長してきた実績があり、資金的にも安定したクラブです。
国内のリーグ、カップ戦と並行してELを戦う為に選手層を充実させたいビジャレアルと十分な出場機会が与えられると確信したレアル、久保選手サイドの思惑が合い1年限定の買い取りオプション無でレンタル料と年棒を含めると6億円とも言われた異例の契約で久保選手はビジャレアルにレンタル移籍が決まりました。
※マジョルカ時代の久保建英選手の記事に興味がある方はこちらをご覧ください
久保建英、エメリ監督、ビジャレアル
マジョルカでは主に4-4-2の右サイドMFで活躍した久保建英選手、左利きで視野が広くドリブル突破からバイタルエリアへ侵入するプレーが得意な選手にとっては持ち味を発揮しやすいポジションと言えます。
残留を争うチームは攻め込まれる場面が多く、4-4で守備ブロックを形成する能力も求められるのが原因で序盤戦では信頼を得るには至らずにゲーム終盤のオプション的な出場に留まっていました。
身体能力の差で競り合いには向かないプレースタイルの久保選手は守備で貢献する為にポジショニングで補う事で活路を見出して徐々に出場時間を延ばしていき、攻撃での能力を証明して守備重編のゲームでは中央のファーストディフェンダーとしての役割を与えられながら、左サイドにも進出して違いを生み出すプレーでチームに貢献する姿も頻繁にみられるようになりました。
※シーズン開幕前の久保建英選手の記事に興味がある方はこちらをご覧ください
エメリ監督の特徴はバランスを巧く調整しながら選手の能力をチームに還元させる采配でしょう。
突出した選手の能力を最大限に利用するタイプではなく、チームバランスを考慮した範囲内で選手の能力を適応させることを好んでいると考えられます。
パリ・サンジェルマンではネイマールやカバーニといった個を融合させるには至らずに選手の最大値を発揮させることが出来ず、アーセナルでも規律を守ると良さが半減してしまうエジルを組織に込みこむことが出来ずに期待された結果を残すことが出来ませんでした。
バレンシアとセビージャでの実績で評価を得たエメリ監督はスペシャルな選手がいない戦術的レベルが高いチームを率いる時に真価を発揮するタイプの監督だと推測できます。
現在のビジャレアルには適した監督だと思われますが、バルセロナやレアルのようにスペシャルな選手がいる集団をまとめるのは難しいタイプだとも考えられます。
今シーズンから就任したビジャレアルは今季2敗と悪い成績ではない事は監督の能力に寄与する部分も大きいと思います。
戦術、戦略的にも様々なアイディアを持っていると思われて今後のビジャレアルも今以上にレベルが上がる可能性が十分に考えられます。
しかしながら、就任1年目でチームの基盤を構築していく過程で戦術的に計算できない選手を組み込む余裕は無く、発展途上の久保選手の起用も難しかったと推測できます。
※序盤戦のビジャレアルを分析した記事に興味がある方はこちらをご覧ください
DFラインが強固であれば、もう少し久保選手に出場チャンスが与えられたと思われますが、故障で離脱したイボーラも中盤でゲームをコントロールするパレホもディフェンス時に計算できる選手ではありません。
あくまでもバランスを保ちながら綻びを作らない程度で、カゼミーロのような選手を有していないのが現実です。
中盤の底でバランスを修正できてフィジカル能力にも秀でた守備能力が高いDFラインの前でプレーする選手がいれば状況が違ったかもしれません。
有力候補ヘタフェでの起用方法!?
ヘタフェは昨シーズンにプレーしたマジョルカと似たプレーモデルを有するチームです。
ホセ・ボルダラス監督が2016年から指揮を執っていて日本代表の柴崎岳選手も所属していた経験があります。
フィジカルコンタクトに強くソリッドな守備からのカウンターが戦術の主体で、攻撃に特徴があるチームではありません。
中盤でゲームを組み立てるもが持ち味の柴崎選手も中央でプレーするには安定感に欠ける事が理由で前線やサイドで起用されていました。
守備よりも攻撃での向上を求めて久保選手を獲得するからには守備での負担よりもカウンター時の起点になるプレーからフィニッシュまでを期待されるポジションでの起用が有力です。
4-4-2のFW、実質4-4-1-1の2列目的なポジションでのプレーが有力でしょう。
チームが勝ち点を獲得して降格圏争いから抜け出せれば力が拮抗した相手との対戦時は右サイドMFでの起用も考えられると思います。
現時点でEU圏外選手を6人抱えていてセントラルMFのマクシモビッチ、アランバリの起用を優先すると思われますのでマジョルカ時代の同僚でコロンビア代表のクチョ・エルナンデスとの共演はしばらく見られない可能性が高いでしょう。
現状を打開したいヘタフェでは移籍当初では積極的に起用されると思いますが、ビジャレアル同様、期待を下回るプレーが続けばメンバー入りも難しい状況も考えられます。
まずはチームで奪ったボールを失わずに攻撃に転じる際のプレーがポイントとなりそうです。
選択肢が少ない場合はファールを誘うプレーも久保選手の特徴の一つでもあるので、リズムを創りながら相手陣内で前向きにプレーする場面では味方選手のサポートを待つよりも積極的に仕掛けて個人での局面打開に活路を見出して欲しいと思います。
GK:ジャニャス
右サイドDF:ニョム
センターDF:カバコ
センターDF:ジェネ
左サイドDF:ククレジャ
右サイドMF:ポルティージョ
セントラルMF:アランバリ
セントラルMF:マクシモビッチ
左サイドMF:ティモール
FW:久保建英
FW:マタ
オプションとしては3-4-2-1でセンターDFを3枚にしてサイドMFにククレジャ、ニョムを起用、久保選手をシャドーで起用する布陣も考えられるでしょう。
ヘタフェ以外の場合は!?
レンタル料金の捻出が困難でヘタフェへの移籍が実現しなかった場合に考えられるのはビジャレアル残留です。
エメリ監督がコメントしたように本人に残留の意思が無ければ起用できないのは当然の話で、よっぽどの事情が無い限り残留は避けたいのが実情です。
ロドリゴが負傷してEU圏枠に現状、空きがあるレアル復帰も考えられますが、出場機会を求めて移籍するのに、より難しいと思われる現時点の復帰は望ましいとは言えません。
開幕前にレンタル先の噂があったレアル・ソシエダ、ベティス、セビージャも現状、久保選手のような特徴を持つ選手の獲得のプライオリティが低いと考えられます。
ヘタフェ以外であれば状況が似ているアラベス、バリャードリードが良いと考えられますがやはり、レアルの本拠地マドリードのチームでもあるヘタフェが理想の移籍先だと思います。
いずれにしても、移籍へ動き出した現状では環境を変えて新たなチャレンジに全力で臨むことが一番なのは間違いないでしょう。
プロである以上は結果が物を言いますが、目に見える結果だけでなくチームにとって必要不可欠な存在になることが能力を発揮する為に重要なメンタルの安定に繋がる要素だと思います。
久保建英選手の挑戦を私たちも、焦る事無く楽しみたいですね!!
※今シーズンのヘタフェvsビジャレアルの記事に興味がある方はこちらをご覧ください
【FCバルセロナ】スタメン予想!?vsエイバル(乾貴士・武藤嘉紀)ラ・リーガ20-21第16節
開幕当初に比べると調子が上向いてきたバルセロナと乾貴士、武藤嘉紀の2選手が所属して知将メンディリバル監督率いるエイバルが対戦する日本時間12月30日(水)早朝3:15キックオフ予定の試合のスターティングメンバーを予想してみます。
エイバル予想スタメン!?
GK:ドミトロビッチ
右サイドDF:ポソ
センターDF:ブルゴス
センターDF:ビガス
左サイドDF:K・ロドリゲス
右サイドMF:ペドロ・レオン
セントラルMF:ディオプ
左サイドMF:B・ヒル
FW:乾貴士
FW:キケ・ガルシア
バルサ相手にメンディリバル監督は組織的な守備戦術を整備してサイド攻撃から活路を見出す戦い方を採用すると予想します。
怪我の状況は把握できていませんが、本来であれば武藤選手が前線で起用されて、左サイドに乾選手、若くて将来性抜群のレフティ、B・ヒルを途中交代で終盤に勝機を掛けて投入するのがベターな采配だと思いますが、前節欠場の武藤選手の代わりに乾選手を前線で起用して、守備時には前線ではファーストディフェンダーとして相手のプレーを限定させ、引いた陣形では中央のスペースを埋め、攻撃では裏への飛び出しと、技術を活かしたチャンスメークを期待されてのFW起用と予想しました。
状況によっては武藤選手が途中出場でFWに入り、乾選手がサイドにポジションを移す可能性が考えられるでしょう。
メンディリバル監督は組織的にデザインした守備陣形でバルセロナのビルドアップを阻害しようと前線からボールの出所にプレッシャーをかけてパス方向をコントロールする戦術でゲームを運ぶプランだと思います。
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
DF:ミンゲサ
DF:デ・ヨング
DF:ラングレ
右サイドMF:デスト
MF:ピアニッチ
MF:コウチーニョ
左サイドMF:ペドリ
右FW:トリンコン
センターFW:グリーズマン
左サイドFW:ブライスバイデ
本来であれば調子が上がってきた攻撃陣にワンランク上の連動を確立すべくメッシを軸にグリーズマン、コウチーニョと安定したパフォーマンスでレギュラーとなっているペドリを戦術的な組み合わせで最良の形を見出したい状況でしたが、足首のケガのよりメッシの離脱が発表されています。
前節のバリャドリード戦ではトップにブライスバイデを起用してシャドーにメッシ、ペドリを起用してペースを握りました。
DFラインもアラウホをセンターに3DFを採用して対戦相手のシステムに合わせて戦術を変化させるオプションへのチャレンジも結果的には成功した試合でした。
しかし、本来バルサが採用する3DFは両サイドにDFを配置する意図ではありません。
今回はDFにデ・ヨング、メッシ欠場の兼ね合いも考えてジョルジ・アルバに休息を与えて、バランス感覚と技術、戦術的なインテリジェンスが高いペドリを左サイドに配置して、3DFの攻撃での優位性を発揮させたい狙いです。
試合のみどころ!?
エイバルは1or2トップでスタメンを組むと予想されるのに対してバルセロナのDFラインの陣形が3DFか4DFを採用するのかで、クーマン監督の心境が分かりそうです。
4DFを採用であれば、より攻撃的な戦いを求めているのに対して3DFで両サイドにDFを起用した場合は守備の不安が大きく、まずは安定したDF陣の選手起用と布陣、組み合わせを構築したいと予測できます。
エイバルのメンディリバル監督は整備したプレシングを仕掛けると思います。
バルセロナがビルドアップに工夫を入れてストレス無くボールを前進させられるか、エイバルのプレッシングに手詰まりになり、アバウトな繋ぎになってしまうかは試合の展開に大きく関係する要素です。
個々の選手の優位性でバルセロナがボールを支配する時間が長くなる事が予想されますが、エイバルは勝利のための攻撃的戦術も用意しているでしょう。
ボール奪取から両サイドの高い位置に早くボールを供給して、カウンターからの局面打開で決定機を狙うと予想します。
FWの決定力にもかかっていますが、乾貴士、ペドロ・レオン、ブライアン・ヒルと個のタレントで局面を打開する事が期待されます。
バルセロナはメッシの欠場を良い意味でのチャンスととらえて出場機会を得た選手の奮起に期待したいところです。
徐々にフィットしてきたグリーズマンとコウチーニョ、トリンコンには本来持っているポテンシャルを発揮するきっかけになる事をチームが願っているのではないでしょうか?
新たなサイクルが始まったバルセロナと乾、武藤の日本人2選手が所属するエイバルが対戦するラ・リーガの試合を今年最後の楽しみとして、ゲーム展開を予想しながら楽しんで観るのはいかがでしょうか?
日本サッカーの未来は明るい!?
令和2年12月27日(日)コロナ禍で世界中の人々が今までの日常を過ごす事が出来ないなかで、川崎市の等々力競技場で開催され、第100回を迎えた天皇杯準決勝第一戦の川崎フロンターレvsブラウブリッツ秋田の試合をテレビで観戦して日本サッカーの未来は明るいと感じました!!
何年前になるか覚えてはいませんが、元日の決勝戦がJ2対決となったFC東京(当時J2)対京都パープルサンガの試合を観た時と似た感覚を今日も覚えました。
ブラウブリッツ秋田
数年前にジョージ与那城監督が率いていた時代の秋田は当時のサッカー界の流行を象徴する様なボールポゼッションに拘りを見せる極端なチームだったと記憶しています。
ブラジル出身のジョージ与那城監督は現役時代のプレースタイルと所属していた読売クラブを象徴するようにボールを自在に操る事でゲームを支配するスタイルがサッカーだと言わんばかりに自陣ペナルティーエリア内で相手がプレスにきても、クリアなどせずにボールを繋ぎビルドアップする拘りが強いチームでした。
現在、J3を圧倒的な強さで優勝して来シーズンからはJ2へ戦いの舞台を移す秋田は全く別のチームになっています。
当時、中盤で秋田のサッカーで中心的だったキャプテンのMFは下部組織の指導者となってかつてのチームスタイルを目指していると思われますが、トップチームはハードワークを基本に堅守を特徴としたチームで、当時目指していたサッカーの完成系に近い川崎フロンターレ相手に我慢強く勝機を継続させる戦いを披露していました。
人生もサッカーも唯一無二の絶対的な正解がないなかで、変化する状況に自身を適応させるのは簡単な事ではありません。
一人の人間が世界を変える事は出来ませんが、一人の人間が会社を変えることは可能であるように、サッカー界では監督によってチームのスタイルが大きく変わる事が常識です。
プロスポーツクラブはサポーターとスポンサー企業の存在とクラブのアイデンティティが融合して成り立っています。
立場が違う3者が絶対条件で臨むのはチームの勝利でしょう。
スポーツである以上、人の心を動かす感動が最大の魅力なのですが、戦う舞台や、状況はより人々の心を刺激する要素となる事を考えると、勝利も大切な要素ですね。
消滅が決定した後の横浜フリューゲルスの天皇杯優勝は多くの人達を感動へ導いた出来事でした。
今回、特別なレギュレーションとはいえ、ブラウブリッツ秋田が天皇杯の準決勝に進出してJ1王者の川崎と演じた戦いぶりも多くの人々に感動を与えてくれたと思います。
解説の元日本代表DF、森岡さんもコメントしていましたが、走力とハードワークを基調としてサッカーの試合で弱者が強者にチャレンジするお手本のような戦いをしていたと思います。
サッカーという競技が持つ特性を活かした戦術てきな戦い方の一つではないでしょうか?
川崎フロンターレ
現在のフロンターレがJリーグで圧倒的な強さを誇って優勝したのは今後の日本サッカーを象徴する出来事だと感じます。
風間八宏監督時代から培ったボールポゼッションと時間を支配する概念のスペースメイクは現在も褪せることなく、選手の能力と融合して観る者を楽しませる、プロスポーツの最大の価値でもある楽しみをサポーターに提供してくれていると思います。
センターFWのレアンドロ・ダミアンは元ブラジル代表ですが、彼の特徴自体はチームに貢献しているのですが、Jリーグが開幕した当時のような華やかなテクニックとネームバリューを持つ選手ではなく、日本に来てからハードワークを身に付けたような選手だと思います。
リフティングが上手いがサッカーが下手だと揶揄される日本サッカーに不足している要素を補う選手であり、日本人の少年が未来に思い描く選手像は大島、三苫、家長、田中碧選手など日本人の華のある選手になりつつあるのが現状であることは喜ばしい現象でしょう。
社会や文化で欧米の10年後に日本では流行が訪れると言われてきましたが、魅力的な流行はすたる事無く定着して欲しいと感じます。
10年前にボールを支配してゲームをコントロールするスタイルで世界中を魅了したバルサスタイルが現在のサッカー界ではすたれていますが、日本人の特徴と美学に合うと思われる当時のバルサスタイルに近い現在の川崎フロンターレのサッカーは今後の日本サッカーの未来を感じさせるチームとサッカーだったと思います。
天皇杯準決勝第2試合
J1で2位、宮本恒靖監督が信念を持って改革を続けてきた結果が良い方向に動き出したガンバ大阪と来季からは浦和レッズの監督に就任するスペイン人でボールポゼッション中心の戦術をJ2徳島に植え付けてJ1に昇格させたロドリゲス監督が対戦するガンバvsボルティスの試合もきっと見ごたえがある試合になると期待しています。
すでにキックオフされていますので、観戦に専念しますが、皆さんも日本サッカーの良い未来を創造しながらゲームを楽しんで下さい!!
【久保建英】今シーズンの行方を占う注目のゲーム!!セビージャvsビジャレアル予想スタメン!?ラ・リーガ20-21第16節
2試合連続で出場機会を得られなかった久保建英選手の起用と結果が今後の去就に大きな影響を及ぼす可能性が高い、日本時間12/29日(火)深夜25:00キッックオフ予定のセビージャ対ビジャレアルのスターティングメンバーを予想してみます。
ビジャレアルのエメリ監督が現在のステータスを手に入れたのは対戦相手のセビージャを指揮して3年連続でELチャンピオンへ導いた功績が大きいでしょう。
現セビージャ監督のフレン・ロペテギは現役時代にバルセロナのゴールを死守したGKでFCポルト(ポルトガル)での功績を評価されてスペイン代表の監督に抜擢された人物で、セビージャは今シーズン開幕前の久保建英選手のレンタル先にも噂された興味深い対戦です。
セビージャ予想スタメン!?
GK:ヴァツリーク
右サイドDF:ナバス
センターDF:クンデ
センターDF:カルロス
左サイドDF:アクーニャ
ボランチ:フェルナンド
インサイドMF:オリベル
右サイドFW:スソ
センターFW:エル・ハダディ
左サイドFW:オカンポス
※以前に書いたセビージャの記事に興味がある方はこちらをご覧ください
バルサ出身のロペテギ監督は力で相手をねじ伏せるような戦い方よりも、ゲームを支配して勝利の確率を上げるタイプの指揮官だと思います。
対戦相手のビジャレアルはフィジカル重視の戦術は採用しないチームなので、テクニックとインテリジェンスで真っ向勝負を挑むと予想しました。
センターDFとポリバレントなラキティッチ、フェルナンド以外は攻撃を得意とした選手で先発メンバーを考えて、本来のトップ起用が濃厚なデ・ヨングはオプションとしてベンチスタートが面白いと思います。
EU圏外選手のGKヌブ、FWエン=ネシリは出場枠の関係で今回は休息が与えられそうです。
ビジャレアル予想スタメン!?
GK:アセンホ
右サイドDF:ペニャ
センターDF:アルビオル
センターDF:パウ・トーレス
左サイドDF:ペトラサ
ボランチ:フォイス
ボランチ:パレホ
右サイドMF:久保建英
トップ下:トリゲロス
左サイドMF:モイ・ゴメス
FW:ジェラール・モレノ
以前に書いたビジャレアルの記事に興味がある方はこちらをご覧ください
かつてセビージャで栄冠を掴んだエメリ監督は、以前の本拠地で引いて自陣ゴール前を固めてカウンター狙いで勝てるとは考えていないでしょう。
エメリが率いるビジャレアルが今後のシーズンの戦い方を確立する上で、結果と内容が伴うゲームを望んでいると思います。
バランスを考慮しながらもエメリ監督のパーソナリティを鑑みると、現有戦力でのベストメンバーを先発起用し、勝負所ではチュクウェゼ、ピノなどの投入で変化をもたらすオプションを考えていると推測します。
試合のみどころ!?
2試合の差がある現状で順位ではビジャレルが上ですが、実質上はセビージャがより上位に行く可能性が高いと思われるのが現在の状況です。
スペイン人監督としてネームバリューが高い両監督のプライド、戦術、駆け引き、即興的なセンスを問われる試合と位置図けられるでしょう。
スターティングメンバーと配置で互いの戦略はある程度の分析が可能ですが、ゲームが始まってからは些細な要素がゲームの展開を左右するので、監督としての資質はゲームの展開を考慮した打開策、結果で評価される事になりそうです。
今回のスタメン予想は互いの監督の理想的な部分にフォーカスして考察しましたが、結果を手に入れるためにはもう少しディフェンスでバランスを考えた堅実なスタメン起用が現実的かもしれません。
この試合での久保建英選手の起用は最大の注目ポイントで、エメリ監督の今後の構想に含まれていない場合は3試合連続で出番なし、冬のマーケットで他のチームへの移籍は確実だと思います。
残り数分で意味のない出場の場合は久保選手の才能を開花させられなかったと批判される事を恐れて、チームの戦力と成りえなかった事を久保選手に押し付ける為の言い訳を創りたい監督の弱さだと思われます。
スターティングメンバーだった場合、エメリ監督は真剣に久保選手の才能を評価していて、ビジャレアルの成功と久保選手の成長はイコールだと判断していると予測できます。
リードされている状況での切り札的な交代出場であれば、今までの采配と同じスタンスで才能は評価しているが、現状ではチームの中心選手としては評価できないが継続して成長を期待している事の現れでしょう。
バルサ出身でポゼッション重視、選手個々の能力にも頼るスタイルのセビージャか、セビージャでバランスを重視してEL3連覇で株を上げ、後にはビッククラブでは真の成功を納められずにリーガに復帰したエメリ監督の指導者としてのスタイルがゲーム展開と結果に反映される面白いゲームになることは間違いないと思います。
久保建英選手の活躍を期待しながら、様々な視点を織り交ぜて楽しめる試合になるのではないでしょうか?
【FCバルセロナ】スタメン予想vsバリャードリード ラ・リーガ20-21第15節
日本時間12月23日(水)早朝6:00キックオフ予定のバリャードリード戦、バルセロナのスターティングメンバーを予想してみようと思います。
バリャードリードのオーナーはブラジルの怪物“フェノメーノ”ロナウドですが、現在18位と残留争いが最優先される状況です。
ホームのバルセロナは調子が上向いてきていますが勝ちきれない状況が続いていて、タイトルを争う程のレベルには達していないのが現状でしょう。
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
右サイドDF:デスト
センターDF:アラウホ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
アンカー:ブツケス
インサイドMF:プッチ
右サイドFW:グリーズマン
センターFW:メッシ
左サイドFW:ペドリ
本来であれば下位チームを相手にして主力選手に休息を与えて、過密日程の今シーズンを乗り切りたいはずですが、現状のバルセロナでは大幅なローテーションは難しいと思われます。
早々にゲームを決めてしまって、若手選手に出場機会を与えながら、コンディションを調整するのが現状では現実的なプランだと考えられます。
冬の移籍市場で放出候補に挙がっている選手よりも、チームに残る可能性が高い選手の起用が優先されると思います。
ブツケスをアンカーに置いてボールポゼッションを高めながら、ボールロスト時には前進守備で相手の選択肢を奪いゲームをコントロールするのが理想でしょう。
現在までのクーマン監督を分析するとリッキー・プッチのステメン起用は可能性が低いように感じますが、出場機会を得た際のプッチのプレーと対戦相手を考慮すると、この試合あたりでチャンスを与えるのではないかと予想しました。
試合のポイント!?
スターティングメンバーの顔触れでこの試合の意味合いを予想できるのではないでしょうか?
最低限の勝ち点3を確保しながらもチームを構築し、先のことも考慮してコンディションの調整も必要な現在のバルセロナはベストメンバーと思われる実績がある選手だけでメンバーを組んだ場合、今後の戦いに不安があり結果以外では自信を取り戻すことは困難だと思われます。
前節に初ゴールを決めたアラウホは引き続きスタメンでの起用で成長を促すと思いますが、不安定なDFラインでは落ち着いたゲーム運びが見込めない為にラングレが起用されると思います。
右サイドDFにはデスト以外に選択肢ないのが現実で、左サイドDFは攻撃面でジョルジ・アルバの力を必要としているでしょう。
シーズン後半にかけての戦い方に繋げるためにブツケスをピボーテに起用して、下位で苦しむ対戦相手に取りこぼしが無いような布陣を確立したいところです。
インサイドMFにプッチを起用することで新たな可能性を見出すチャンスだと思います。
メッシは以前の様にフィニッシュでの役割も担っている意識を持たせるためにゼロトップとして起用して受けてとフニッシャーとしての能力にも期待したいのが本音だと予想しています。
右サイドのグリーズマンは守備での貢献度では必要不可欠な存在になりつつあります。常に成功を求められるプレッシャーが掛かった状態でのプレーが続いていて本調子とは言えない攻撃面では、コンディション面を考慮しながらも出場機会を確保してフィットさせていくしかないでしょう。
大事な場面でのゴールでチームを救うことが出来れば一気に中心選手となるポテンシャルはバルサ加入前に証明済みの選手です。
ペドリに関しては困難な状況のクラブにおいて唯一の光だと感じるクレも多いのではないでしょうか。
年齢的にも長年に渡ってバルサを象徴する存在になりうる可能性がありますし、なによりプレー面でチームのバランスを保つ貴重な戦力として評価されていると思います。
ボールコントロール、状況判断、インテリジェンスを有していればフィジカル的な要素で劣っていてもバルサでは必要な存在になれる事を過去のカンテラ出身で中盤でゲームを支配した選手達の継承を繋ぐ希有な選手だと思います。
5年後にはシャビやイニエスタのようにクラブを象徴する存在になっている可能性がある才能あふれる選手でしょう。
最後に、対戦相手バリャードリードのオーナーのバルセロナ時代のプレーを観てサッカーの楽しさを感じて頂ければと思います。