【久保建英】ヘタフェ予想スタメン!?vsカディス ラ・リーガ20-21第30節
U-24日本代表のアルゼンチンとの強化試合で改めてオリンピック世代の日本人としては非凡な才能を証明した久保建英選手が代表ウィーク明け2戦目となる日本時間4月9日(土)21:00キックオフ予定のヘタフェvsカディスのスターティングメンバーを予想してみたいと思います。
ヘタフェ予想スタメン!?
GK:ソリア
右サイドDF:スアレス
センターDF:ジェネ
センターDF:カバコ
左サイドDF:オリベイラ
ボランチ:アランバリ
右サイドMF:久保建英
トップ下:アレニャ
左サイドMF:ククレジャ
FW:マタ
以前から筆者がスタメンを予想している4-2-3-1で現在のヘタフェでゲームの主導権を握りながら勝利を呼び込むシステムとメンバー起用がカディス戦では実現される可能性が高いと予想しました。
ボランチの主力2選手のコンディションが懸念材料ではありますが、チーム内での最多得点選手であるハイメ・マタをトップ起用してバルサのカンテラであるラ・マシアで育った久保建英、アレニャ、ククレジャの2列目の連動とボランチ・アランバリの攻撃参加でカディスのディフェンスラインに綻びをきたすプレーが期待されます。
試合のみどころ!?
対戦相手のカディスは引いた状態でゴール前のエリアを強固にブロックして相手を引き出して、カウンターを得意とするチームです。
今シーズンは明日クラシコで対戦するレアル・マドリードとバルセロナから得意とする戦術から勝利を収める事に成功しています。
リーグのレベルが高いラ・リーガでは自チームがボールポゼッションを高めてゲームの主導権を握るのは難しく、選手のポテンシャルが高い上位チームやアルベルト監督やキケ・セティエン監督などクライフ・バルセロナにシンパシーを感じるボールポゼッションにこだわる特異な指導者以外ではボールポゼッションが直接的に勝利につながるのが難しいリーグと言えるかもしれません。
そもそも久保建英選手が所属するヘタフェもハードワークとフィジカルコンタクトを主体とした戦術で戦ってきたチームです。
しかし、相手に思い通りのプレーをさせなくてもゴールを奪えなければ勝利を奪えずに勝ち点3を得られないチームは降格争いを余儀なくされる厳しいリーグでもあるのです。
冬の移籍市場でボール保持時の能力に期待されて加入したアレニャ、久保建英選手の獲得はクラブと監督が今までのスタイルでは1部リーグに残るのが難しいと判断した証拠ではないでしょうか?
攻撃的な2選手の加入直後は変化が良い方向に向かうと思われましたが、上位陣との対戦で大量失点をした事からディフェンス面での安定感を失って元のスタイルに回避してしまいました。
少しずつチームへの貢献度を上げたアレニャはスタメンに名を連ねて出場時間も多くなった現状で、久保建英選手はチームにフィットしているとは思えません。
しかしながら今回の対戦するカディスの特徴とヘタフェが理想とするボールを握りながら主導権を握り勝利に繋げるスタイルに挑戦するには良い条件が揃ったと思います。
久保建英選手がスタメンに復帰するかが注目のポイントではありますが、彼自身のパフォーマンスが一番重要な1戦になると推測できるでしょう。
スペースを利用した個人能力での局面打開、相手ライン間でボールを受けて相手のDFラインの綻びを生むプレーは現在までのプレーである程度、証明できています。
今後の久保選手がチームでの影響力を上げるには狭いスペースでも味方選手との連動でシュートチャンスに直結するクリエーティブなプレーでチームの攻撃を司る事だと思います。
引いて守るカディス相手にボール保持率を今まで以上に高めることが可能になる試合状況でヘタフェの得点を演出するプレーを是非、観たいと思います。
今後の久保建英選手の成長と評価に大きく影響を及ぼすと思われるカディスとの対戦では結果に繋がる一歩前のチャレンジ精神やチームメートのサポート、コンディションも含めた久保選手のパフォーマンスが最大の注目ポイントだと思います!!