【久保建英】ラ・リーガ21-22シーズン第2節マジョルカ予想スタメン!?vsアラベス
日本時間8月21日(土)深夜24:00キックオフ予定、昨シーズンは16位でFC東京時代に共にプレーしたFW原大智選手を獲得したアラベスとアウェーで対戦する久保建英選手所属マジョルカのスターティングメンバーと久保建英選手の起用方法を予想してみようと思います!?
※開幕ベティス戦のスタメン予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください
開幕ベティス戦は途中出場
東京オリンピック2020終了後に2年ぶりにマジョルカへのレンタル移籍が決まり、シーズンオフもつかの間チームへと合流して新シーズンへの強い気持ちが表れている久保建英選手は同点に追いつかれた直後の後半16分からピッチに立ちました。
ベテランのサルバ・セビージャと交代で出場し、ボールを持つとドリブルで果敢に前進する姿は自信を持ってプレーしているように感じました。
試合は前半25分に一瞬の隙を突いて相手DFラインの裏のスペースを突いた14番MFダニ・ロドリゲスのパスから左サイドDF3番ブライアン・オリバンが見事な崩しからゴールを決めてホームのマジョルカが先制します。
カナーレス、フェキルに加えて今後の成長を期待させる久保建英選手と良く似たスタイルでプレーするロドリのレフティ選手を中心にボールポゼッションで優位にゲームを進めるベティスに対してポジションバランスを崩さずに球際の競り合いで対抗したマジョルカはプラン通りの試合展開だったと思います。
試合開始から4-1-4-1でアンカーに12番MFババを置き中盤中央に厚みを持たせて守備を行っていましたがハーフスペースを使われた場合の対処には不安が見られました。
23番FWディエディウ、17番MF久保建英の投入後は4-4-2でバランスを改善して久保建英選手は左サイドに入ります。
味方選手と合わない部分がありましたがドリブルで前進して相手を牽制するプレーで存在感を表しました。
6番MFフェバス、11番MFラゴ・ジュニオールが投入されると久保選手は右サイドMFへポジションを移しました。
サイドが変わってもプレー自体に大きな変化は無く才能の片鱗を覗かせましたが、守備の場面での立ち位置を意識したポジショニングは昨シーズンの前半戦を戦ったビジャレアルと同じような状況に見えてU-24日本代表で魅せたコンビネーションはこれから確立していく必要があると感じさせました。
マジョルカ予想スタメン!?
GK:レイナ
右サイドDF:マフェオ
センターDF:ヴェルイェント
センターDF:ライージョ
左サイドDF:オリバン
アンカー:ババ
右サイドMF:フェバス
インサイドMF:ガラレタ
左サイドMF:ロドリゲス
FW:プラツ
対アラベス戦略を考察!?
開幕戦をレアル・マドリードと戦い1-4で敗れはしたものの鋭い攻撃を見せたアラベスを相手にもベティス戦のように基本は中央を厚くするディフェンスを採用すると思います。
DFラインはベティス戦で安定感があった4選手とアンカーのババをそのまま起用してカウンターだけでなく、ポゼッション時のクオリティを高めてゲームコントロールを狙うために中央でもプレーできるフェバスを右サイド、開幕戦と同じくロドリゲスを右サイド、今季のマジョルカの中心となりそうなデ・ガラレタと久保建英選手をインサイドMFで起用して、昨シーズンのチーム得点王FWプラツのゴールを期待する戦略が面白いと思います。
2列目中盤の4選手はパスを受けて裁くプレーでリズムを創る事が可能でガラレタはビルドアップ部分からの組立にも関与、久保選手は中間ポジションと両サイドMFとのポジションチェンジでパスを受けてドリブルとコンビネーションでチャンス創出が期待されます。
全体的に運動量が落ちる後半の給水タイム以降は開幕戦と同様に4-4-2でスリーラインをコンパクトに保ちカウンターに活路を見出すのが現実的だと思います。
走力のあるムブラやラゴ・ジュニオールをサイドMFとして投入して久保建英選手は2トップに入るか、この時点でお役御免となり交代する可能性が考えられます。
後方の安定感と中盤の流動性が狙い通りに行えればゲームの主導権を握る事も可能だと予想します。
試合のみどころ!?
FC東京の育成年代で日本一になりトップチームへ昇格した久保建英選手と原大智選手の対戦が実現するかが最大のみどころだと思います。
クロアチアでの活躍が評価されてアラベスと契約した原大智選手、日本人が活躍するのが難しいラ・リーガで1年目から出場チャンスを得られるかは注目ポイントだと思います。
かつては城彰二選手、中村俊輔選手、大久保嘉人選手、家長昭博選手のように日本人選手の特徴を持った才能と西澤明訓選手、ハーフナー・マイク選手のようなフィジカル要素を持ち合わせた選手もレギュラーとして活躍するのが難しいスペインで乾貴士選手、久保建英選手に続いて定着できれば日本代表への道も見えてくると思われます。
久保建英選手はマジョルカへ復帰とは言え、監督も選手も変わったチームで簡単にはポジションを獲得できないのが現実だと思いますが、1年のレンタルを鑑みると即戦力として今季の残留を確かなものにする存在だと評価されての契約だと思います。
選手間での信頼関係が確立できればスターティングメンバーとしての起用が濃厚ですが、チームマネージメントを考えると監督が久保選手に掛ける期待度によって先発に抜擢される時期が変わってくると思います。
コンディション面も考慮されての判断ですが、3戦目以降くらいからはどのように起用されるかで久保選手の現在の立ち位置が分かるでしょう。
アラベス戦ではスタートもしくは途中交代で出場するのは確実だと思われますが、パフォーマンスによって3戦目の起用に大きく影響を及ぼすと考えられるのでゴールやアシストでチームに貢献できれば即スタメン起用の可能性は高まります。
昨シーズンのようにチームが守備での安定性を第一に考えている場合は結果を残さないと交代カードとして扱われることも十分に考えられますので久保選手が積極的にチャレンジしているのか、バランスを考えてポジショニングとボールロストしない事を基軸にプレーしているかを想像しながら観戦するのも面白いと思います。
サイドに配置された場合は単独でのドリブル突破、インサイドで出場した場合はポジションチェンジと連動性でチャンスを創れるかが久保建英選手個人の課題だと思います。
両サイドDFも攻撃参加ができる選手なので相手陣内で久保選手がボールを持った場面で複数の選択肢を創れればより相手ゴール付近でのプレーも可能だと思います。
メンタル面での充実を感じさせる現状の久保建英選手がレアル・マドリードで活躍するための通過点として、今シーズンのプレーは非常に注目されていると思います。