【FCバルセロナ】スタメン予想!? vsカディス ラ・リーガ20-21第12節
チャンピオンズ・リーグのグループステージを5戦全勝と国内リーグとは逆に安定した戦いをしてミッドウィークの試合でも3-0で勝利して、苦戦を強いられているリーグ戦に怪我人を除いたベストメンバーを組める状況を作ったバルセロナのゲーム、日本時間12月6日(日)早朝5:00キックオフ予定のラ・リーガ第12節、カディス戦のスターティングメンバーを予想してみたいと思います。
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
右DF:ミンゲサ
センターDF:ブツケス
左DF:ラングレ
右サイドMF:デスト
左サイドMF:ジョルジ・アルバ
右FW:グリーズマン
センターFW:メッシ
左FW:コウチーニョ
CLフェレンツヴァーロシュ戦でのスリーバック3-4-3予想を外してしまいながらクーマン監督が就任以来、基本布陣となった4-2-3-1で勝利を収めたバルセロナですが、対戦相手のカディスが4-4-2で自陣に引いてブロックを形成すると思われるので、こりずにクライフのドリームチームを模範してスリーバックの布陣を予想しました。
グリーズマン、メッシ、コウチーニョの3選手は実質フリーマンでサイドの幅を確保するのはデスト、とジョルジ・アルバが担い、グリーズマンのダイアゴナルなサイドへのランニングと、ジョルジ・アルバの裏への飛び出しでDFとMFの2ライン間を広げてメッシとコウチーニョが攻略するのが戦術的に最大の狙いだと考えました。
※フェレンツヴァーロシュの予想スタメンに興味がある方はこちらをご覧ください
バルサ再生のポイント!?
過密日程の中、年内で最も重要だと思われる12月17日のレアル・ソシエダとのゲームにベストの状態で臨む事が現時点での最重要課題だと思いますが、新たなサイクルを築き上げる基のヒントを未だ見つけることが出来ない、クーマン監督の各試合における選手の起用方法が最大の注目ポイントでしょう。
ディフェンスライン、中盤、アタッキングサードのどのエリアでも優位性を発揮できていない現状では基盤となる部分が存在していないので、システムを含めて選手の組み合わせも基本となる軸組を見つける部分から始めざるを得ない現状で、リスクを冒してでも新たなチャレンジに踏み切れるか?監督の器が試される、逆に言えば監督冥利に尽きる状況で結果を伴いながら革新的なチームを作り上げる能力がクーマン監督にあるのでしょうか?
ペップやモウリーニョ、クロップやビエルサには確固たるフットボールへの哲学があり、失敗するよりも、自身の信じる理想を貫き通す信念が感じられます。
名監督を数多く輩出しているアルゼンチンでも攻撃的で芸術性を追求するメノッティと勝負に拘りサッカーの美しさよりも勝敗に一番のウエイトを置いたビラルドの両極端の監督が、どちらも母国をワールドカップ優勝へ導いているのはぶれない信念を持っていたからでしょう。
ペップがバルサの監督に就任して最初のシーズン、開幕から5試合ほどは勝てなかったと記憶しています。
よい結果が得られなのにもかかわらず、目指しているチーム像をイメージできている選手達は監督を信じて信念を貫いた結果、シーズン6冠を制する内容と結果が伴った、プレーする選手も、サポーターも関わる全ての人達を魅了した素晴らしいチームへと変わったのは同じクラブでの出来事です。
引いて守る相手を攻略してゴールを奪うのは簡単な事ではありませんが、しっかりとカウンター対策を取って、ボールを支配しづけることが出来れば、相手の集中力は次第に薄れてきて、後半の半ば過ぎからは必ず綻びが出て、1得点決める事をきっかけに圧倒的な試合支配を実現できるでしょう。
その為に必要な要素は、選手自身がチームに対して希望を持って全力で戦うメンタル面の充実だと思います。
苦しい時も、楽しい時も全員で同じ方向を向いて全力を尽くすことはサッカーはもとより人間が生きる喜びの源でもあると感じることが出来れば、自ずと結果はついてくるのではないでしょうか?
監督と言う立場で権威を振るうのではなく、選手と供のサッカーを楽しむ情熱を持ち合わせているのか?クーマン監督の人間性とマネージメント能力が試される時間でしょう。