【FCバルセロナ】スタメン予想!? CL21-22グループステージ2ndレグ vsベンフィカ
チャビ監督就任2戦目にしてチャンピオンズリーグでは初采配になる日本時間11月24日(水)早朝5:00キックオフ予定の21-22シーズン、チャンピオンズリーグ/グループステージ2ndレグ、ベンフィカ戦のFCバルセロナ/スターティングメンバーを予想します。
🗣リオネル・メッシ
— リオネル・メッシ™ (@JapanMessi3) November 22, 2021
- シャビの監督就任について
「シャビがバルセロナを救ってくれると確信している。彼のおかげで彼らは良い方向に進むだろう。彼はこのような状況での物事の進め方を知っている監督で、バルサをよく知っている。素晴らしい人選だ」(@marca) pic.twitter.com/fNkuNTb9Ft
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:エリック・ガルシア
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
インテリオール:デ・ヨング
インテリオール:ガビ
右ウイング:デミル
センターFW:デ・パイ
左ウイング:コウチーニョ
ラ・リーガでシャビ監督が初めて指揮したエスパニュール戦は1-0で勝利しました。国外のチームと初対戦となるベンフィカは前回対戦時には0-3の完敗を喫した相手です。ブラジルの名門フラメンゴでリベルタドーレスを制したジェズス監督は前回対戦時と同様に3-4-3で布陣を組むと予想されるのに対してバルセロナとスペイン代表で数々の栄光を手にして世界を魅了するサッカーの中心を担ったシャビは選手当時から慣れ親しんだポゼッションとプレッシングをプレーモデルとする4-3-3の陣形で試合をスタートさせると予想します。
現役時代のシャビ
バルセロナのカンテラでヨハン・クライフの哲学を受け継いで育ったシャビはオランダ人監督ファン・ハールの抜擢によりプロデビューしました。
当時のチームメイトはリバウド、フィーゴにオランダ代表で活躍する選手に“ペップ”ことグラウディオラを擁するチームでしたが自身の考えを強引に選手に強要するファン・ハール監督は各方面からの支持を得られずに退任に至ります。
💙❤バルサの新監督、チャビが選んだポジション別の🔝4
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) November 13, 2021
みんなの意見は?🤔 pic.twitter.com/gvhRkuNkUF
スター選手を失い、明確なアイディアを持った指導者を招聘できないバルセロナはタイトルから遠ざかる暗黒時代を迎えてしまいますが、シャビはこの時期に出場機会を増やして選手として自身のプレースタイルを確立していきました。
現職でもあるラポルタ会長が初主任の際に抜擢したオランダ人監督フランク・ライカールトとロナウジィーニョの獲得でクライフ監督時代のような観衆を魅了するスタイルを取り戻したバルセロナの中盤にはシャビが君臨して再びヨーロッパの頂点に返り咲きます。
“ドリームチーム”と呼ばれたクライフ監督が率いるチームにはラウドルップ、ストイチコフ、クーマン、ロマーリオの外国人スター選手とカンテラから育成してきたクラブ生え抜きの選手が組み合わさりポジション的優位性と質的優位性を最大の武器に現代サッカーでポジショナルプレーと評されるプレーで観衆を魅了しました。
ボールポゼションが戦術の根幹であるクライフのバルセロナで自身が才能を見抜いてクラブの象徴にまで成長させたのが現マンチェスターC監督のグラウディオラです。
フィジカルよりもインテリジェンスを重視してポジショニングとボールコントロールでボールを保持する事を理想とするクライフ監督は当時Bチームでプレーしていて評価も低かったグラウディオラの才能を見抜いて自身のチームの中心に据えました。
監督のスピリッツを持ったレジェンド#Xavi #シャビ 💙❤ pic.twitter.com/2yRRPPo7IF
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) November 6, 2021
“ペップ”と共にプレーしながら成長していったシャビはペップが移籍した後はクラブの象徴として中心選手となり、監督として戻ってきた“ペップ”グラウディオラと共にティキタカと呼ばれたスタイルでクライフ哲学を進化させて史上最高のチームとも評されるバルサで時代を創った中盤でボールを保持しながらゲームを組み立てる最高の選手でした。
シャビ、イニエスタ、メッシ、ブツケスを中心にカンテラ育ちのプジョル、バルデス、ピケ、に今シーズンに電撃復帰が決まったダニエル・アウベスなどを擁した“ペップ“が指揮したチームのプレーはフットボールに新たな感性を創った最高のチームと言えるでしょう。
試合のみどころ!?
コンディション面での条件がありますが、初采配で勝利したシャビ監督の心境を考えると自身が思い描くサッカーに必要な能力を持ち合わせた選手を積極的に起用する事が予想されます。
決勝トーナメントに進出する為には負けられないベンフィカとの戦いでスタートからピッチに立つ選手は監督の信頼と将来の可能性を認められたプレーヤーだと考えられるでしょう。
現役時代に共にプレーしたピケ、ブツケス、ジョルジ・アルバ、セルジ・ロベルトに若いカンテラ育ちのガビ、ニコにも信頼を寄せていると感じられます。
オランダ人のデ・ヨング、デ・パイとGKテアシュテーゲンも現時点では重要な存在でケガのため戦列を離れているペドリ、アンス・ファティ、デンベレ、アグエロ、デストを起用できない現状では両サイドのウイングに誰を起用するかでシャビ監督の狙いが現れると思います。
エスパニョール戦では右に17歳のイヤスをスタメンに抜擢して後半からはアベデ19歳を起用してBチームを主戦場にする2選手は期待に応えるプレーを披露しました。
左サイドにはスペイン代表にもデビューしたガビを、インテリオールにニコを配置しましたがガビは中盤でのプレーが得意で、このポジションには前クーマン監督の信頼を得られなかったカンテラ出身のプッチも控えています。
局面での技術に優れ、シュートにも定評があるコウチーニョは戦術的インテリジェンスに欠ける現状を打破して再び自信にあふれたプレーを披露できるかもシャビ監督の就任がきっかけになるかもしれません。
前回対戦時のクーマン監督と采配とゲーム展開を比較しながら観戦を楽しんで観てはいかがでしょうか!?