日本代表スタメン予想!? 2022ワールドカップ アジア最終予選2/1 vsサウジアラビア代表
2022カタール・ワールドカップ、アジア最終予選グループB2位で本大会出場権内を確保している日本代表が2月1日(火)19:14キックオフ予定、勝ち点4差で首位を走るサウジアラビア代表戦のスターティングメンバーを予想します。
※中国戦の予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください
日本代表スタメン予想!?
GK:権田修一
右サイドDF:酒井宏樹
センターDF:板倉 滉
センターDF:谷口彰悟
左サイドDF:中山雄太
アンカー:遠藤 航
インサイドMF:守田英正
右サイドFW:伊東純也
センターFW:大迫勇也
左サイドFW:南野拓実
2-0で勝利した中国代表戦からの変更はDFラインでは左サイドにアシストを記録した中山雄太、中盤は組立部分を遠藤航と守田英正で賄い田中碧の代わりに独力で違いを創る久保建英。前線は変わらず同じ3選手が同じ配置で起用されると予想しました。
試合開始は高いインテンシティを有した中国代表のプレスにパスを繋ぐことに苦戦しましたが、先制ゴール以降は縦パス、中盤へつけるパスが効果を発揮してボールを保持してゲームをコントロールできていたと感じます。
ボールを受ける動きでパスを引出し、ライン間にもギャップを創っていたのが田中と守田だったと分析できるでしょう。
守田は長友佑都が上がった左サイドのスペースでパスを受けると前方に有効なパスコースが無ければボールを止めたまま相手の視線を集めて味方に時間を創るプレーはチーム内でも認められた選手のみが発揮できるプレーで代表の中での存在感が増しているのを感じさせました。
田中も守田と同様に中盤のインサイドでプレーしましたが、より高い位置で自由にポジショニングしてパスを引出し、攻撃のきっかけを創るパスを供給していたと思います。
遠藤を含めた3人の中盤はネガティブトランジションでの戦術も素晴らしく、何度も連携してボール奪取に成功していました。
本来であれば次戦に期待を持たせた選手を変更するのは考え難いのですが、ホームで対戦するサウジアラビア相手に崩しの部分で独力でも相手ディフェンスを崩せる久保を先発に起用して田中をオプションとして起用すると考えました。
DFラインは長友に代えて中国戦を含めて東京オリンピック以降、成長著しい中山雄太の出場が妥当だと判断します。
前線は結果を残している伊東純也を右サイド、中央はポストプレーに期待して大迫勇也、左はより内側でプレーして連動とポジションチェンジ、相手DF背後への動き出しと決定力に期待して南野拓実の3選手の起用を予想しました。
試合のみどころ!?
個人の技術と連動性も高くフィジカル要素も持ち合わせるサウジアラビア代表はボールを保持からのゲームコントロールを得意としたスタイルですが、アウェーでの日本代表相手には守備的戦術で試合開始からリスクを賭けないプランで臨んでくると予想されます。
中国戦同様に開始から10分程度はハイボールと競り合いが多くなりゲームコントロールは互いに難しいと思いますが、時間の経過と共に日本代表がボールを廻し左右の揺さぶりから右サイドの伊東での崩しを試みるでしょう。
相手の集中力が高い前半ではカウンター以外で中央にスペースを創るのは難しくサイドからの仕掛けが攻撃のスイッチになると思いますが、久保を起用する事で連係、独力を絡めた仕掛けが可能になると考えます。
伊東がインサイドにポジションを取った場合は久保が得意の右サイドの高い位置でパスを引き出す事も可能です。
左サイドの南野はインサイドの中間ポジションで相手3選手間に位置し、サイドはスタメン起用された中山が高い位置取りで幅を確保する役割を担うでしょう。
個人能力が高いサウジアラビア選手を相手にカウンター阻止が重要になりますが、連動した守備戦術、戦術眼とコンタクトプレーで遠藤、守田の2選手が高いパフォーマンスでDFラインに負担をかけないことが試合の流れを左右するポイントとなりそうです。
引き分けでも悪くないサウジに対して日本は勝ち点3を必要としている状況では様々な駆け引きが発生すると予想されます。
両監督、特に対応を多く求められと予想される森保一監督の采配、選手起用、戦術的変化、交代選手とタイミングなどベンチワークもみどころの一つでしょう。
日本代表オプション1
日本代表のプランAはボールを保持してサイド攻撃を中心に仕掛けて、ボールロスト後はハイプレスで高い位置でボールを奪い返し、ゴールへ向けたアクションを起こすことが狙いだと考えます。
前半はフィジカル的要素で大きく流れが傾くことはないと想定して、後半以降に日本代表が置かれる状況を推測してメンバー構成を考えて行きましょう。
GK:権田修一
右サイドDF:酒井宏樹
センターDF:板倉 晃
センターDF:谷口彰悟
左サイドDF:中山雄太
アンカー:遠藤 航
インサイドMF:田中 碧
インサイドMF:守田英正
右サイドFW:久保建英
センターFW:南野拓実
左サイドFW:伊東純也
日本代表がボールを保持しているが楔のパスが入らずに相手のセンターDFを攻略できず、左右の揺さぶりから単調な攻撃しか活路を見いだせずに0-0が続くことが予想される展開ではこのオプション1が有効だと考えます。
右サイドをスピードで突破する伊東のプレーは現日本代表の最大のストロングポイントとなっており、対策を組まれる事を想定すると伊東を左サイド、久保を右サイド、インサイドに田中を配置する事でハーフスペースを活用して相手に揺さぶりをかけるのが狙いです。
両サイドDFが幅と奥行きを創る役目を担い、遠藤、守田、田中は補完し合いながらカウンター時にサイドのスペースをケアしてセンターDFがサイドに引き出されないのがポイントです。
日本代表オプション2
GK:権田修一
右サイドDF:酒井宏樹
センターDF:板倉 晃
センターDF:谷口彰悟
左サイドDF:中山雄太
ボランチ:遠藤 航
ボランチ:守田英正
右サイド:堂安 律
トップ下:久保建英
左サイド:浅野拓磨
FW:前田大然
先発メンバーで得点できずにリスクを冒してでもゴールを取りに行く場合のオプションです。右サイドは堂安律と久保のコンビネーション、左サイドとトップはスピードで相手の背後を狙い両サイドDFはカウンターに備えて大外を上がる事は機を見ての判断以外は中央寄りに絞り、ボランチの守田、遠藤もエリア内に上がって分厚い攻撃でロングレンジからのシュートも意識しながら積極的に攻撃をしかけたい戦略になります。
日本代表オプション3
GK:権田修一
右サイドDF:酒井宏樹
センターDF:板倉 滉
センターDF:谷口彰悟
左サイドDF:中山雄太
アンカー:遠藤 航
インサイドMF:田中 碧
インサイドMF:守田英正
右サイド:伊東純也
センター:前田大然
左サイド:原口元気
日本代表がリードしている状況でセフティーにゲームを終わらせたい時のオプションです。中盤の3選手はポゼッションとプレシングで安定感を保ち、右サイドは伊東の献身的なプレスバックが酒井を助けるでしょう。
トップの前田大然はスピードを活かしたプレッシングとカウンター時の脅威となり、原口元気は運動量と存在感でチームを奮い立たせる事が可能だと考えます。
この戦略のポイントは前線3選手の献身性とカウンターを意識させる事で相手DFラインを牽制するのが狙いとなります。
日本代表オプション4
GK:権田修一
DF:板倉 滉
DF:谷口彰悟
DF:中山雄太
右サイド:伊東純也
セントラル:遠藤 航
セントラル:柴崎 岳
左サイド:原口元気
シャドー:堂安 律
トップ:前田大然
シャドー:久保建英
サウジアラビア代表が極端な守備戦術を採用して前線に攻撃的選手を配置しない場合に考えられるオプションです。
DF3選手のいずれかの代わりに遠藤を起用して実質2DFにしてセントラルMFにはロングパスで局面に変化を創れる柴崎岳と田中もしくは守田を残した超ハイリスクな布陣も考えられるでしょう。
停滞感を払拭する為に選手が必要だと思いますが、大迫、南野、酒井、浅野もいづれかのポジションでプレー可能なのと高さで変化をつけたい場合には植田直通、インナーラップからのチャンスメークが期待できる山根視来、中国戦で感じた危機感を積極的なメンタルでチャレンジに変えることが期待できる長友の起用もありえると思います。
オプション4を採用する状況は望みませんが必要とならば勝ち点3を獲得する為の覚悟をピッチに伝える為にも森保監督の決断が勝負のポイントとなる可能性を秘めています。
現在選出されていない選手の成長やチームの進化を考えると監督が示す方向性は非常に重要だと思います。
今回から採用されたセットプレー専門コーチなど戦術的部分のウエートが大きい現代サッカーで本大会出場とベスト8進出を目指すのであれば積極的なチャレンジも必要な要素だと感じています。