【久保建英】U-24日本代表スタメン予想!?vs南アフリカ 2020東京オリンピック グループリーグ第1戦
7月22日(木)20:00キックオフ予定(東京スタジアム)の2020東京オリンピック・サッカー男子U-24日本代表vs南アフリカ、自国開催でメキシコ・オリンピック以来のメダル獲得を期待される日本代表のステーティングメンバーを予想してみようと思います。
U-24日本代表スタメン予想!?
GK:大迫
右サイドDF:酒井
センターDF:吉田
センターDF:冨安
左サイドDF:中山
ボランチ:遠藤
ボランチ:板倉
右サイドMF:堂安
トップ下:三好
左サイドMF:久保
FW:林
クループリーグ初戦で勝ち点3を狙いに行く日本代表は試合状況に合わせて選手の交代と配置を変更する事によってゲームに変化を加える可能性を残したスターティングメンバーを組むと推測しました。
GKはビルドアップ能力よりも決定機阻止とシュートストップを期待して大迫が起用されると予想します。
DFラインはA代表メンバーに加えて左サイドでは守備の安定感を考えて中山が抜擢されると思います。
ボランチには遠藤と守備的能力と空中戦での利点を考えて板倉がコンビを組み、注目の2列目は右から堂安、三好、久保、FWには献身的なプレーと思い切りの良さで期待できる林がスターティングメンバーに抜擢されると予想しました。
試合の入り方!?
2019年に開催されたU-23アフリカネイションカップで3位となり東京オリンピックへの出場権を獲得したU-24南アフリカ代表ですが、入国時にコロナウイルス陽性の選手とスタッフが判明して厳しい状況可であると推測できます。
オーバーエイジ選手が加わる事でチームが大幅に変わる可能性があるオリンピック代表は予選時の分析からチームが変わっている可能性が高く、直近でのスカウティングによってU-24日本代表は戦略を考え、チームが描くストーリーに沿った戦術とメンバー、配置を決める事となるでしょう。
アフリカ大陸のチームは大まかに分類すると高い身体能力をストロングポイントにした意外性の高い不規則なプレーが特徴だと分析できます。
自国開催でメダル獲得に意気込むU-24日本代表はキックオフ直後は相手へのプレッシャーを掛け、ペースを握る為に高い位置からプレッシングを行い相手陣内でビルドアップを分断してカウンターからチャンスを創る積極的な戦術で挑むと思われます。
FWから連動したプレッシングで高い位置で相手の選択肢を制限して予測可能なプレーを誘発して前進しながらディフェンスをすることで素早く相手ゴールへ向けたカウンター攻撃に繋げるのが理想的な展開でしょう。
組織的に連動するのは得意な日本代表ですが、自身が埋めるべきエリアを捨てて前方へプレスに出るには選手自身が状況を判断しする個人戦術も必要な要素になります。
前に出る積極的なディフェンスは所属の川崎フロンターレで実践している田中碧が持ち味を発揮する状況でもありますが、身体能力と意外性を駆使して個人で局面を打開されてしまう可能性も考慮して空中戦を含めた対人能力を期待して板倉をボランチ、攻撃に特徴がある旗手よりも守備能力に重きをおいて中山、2選手の守備での貢献を担保に左サイドMFに久保を起用すると予想しました。
パスコースを失った南アフリカがロングボールを使った場合にDFラインが安定して対応し、セカンドボールを拾えれば日本代表がボールを握り、ゲームをコントロールする展開になるでしょう。
前半のポイント!?
選手間の距離を短く保ち南アフリカ選手一人のプレーエリアに日本選手が二人以上で連携して、ボール保持者に複数の選択肢がある中でプレーさせるサポートが出来れば南アフリカ選手は混乱してすべての判断が後手に廻る可能性があります。
1対1の局面でも素早くサポートして相手選手の予測を上回るプレーを連続すれば相手DFに決定的なダメージを与えたゴールを奪う可能性は高まると推測します。
日本代表が相手のビルドアップ時に追い込んだ場面で身体能力を駆使した局面打開や、苦し紛れに出したロングボールをチャンスに結び付けられると前線からのプレッシングは逆効果となり、相手にスペースを与える結果に繋がるので中盤でブロックを形成する戦術に自然と移り変われる対応力が問われるでしょう。
本気でプレッシングから勝機を見出したい場合は左サイドに追い込み、三苫、田中碧、旗手のフロンターレの3選手をスタメンに抜擢するのも面白いアイディアだと思います。
後半の戦い方と選手起用!?
得点差に関らずコンディションを考慮したローテーションを採用して後半開始もしくは後半早い時間帯に選手交代があると予想します。
後半開始から出場した選手が安定したプレーをすれば終盤にさらに選手交代でコンディション調整と試合状況に合わせた戦術的な選手起用が容易になるでしょう。
アクシデントが無い限りはボランチに田中碧、左サイドに三苫もしくは相馬、FW前田大然の4選手はバランスを維持しながらも流れを呼び込む能力があり、リスクを少なく変化を加える交代策となるでしょう。板倉選手がセンターDFに下がる配置も十分に考えられます。
中盤から終盤にかけてはDFラインの選手交代も優勝を争うチームには必要になると思います。
セーフティにゲームを進めることが出来ればシステムを3-4-2-1に変更してオーバーエイジの選手に変えて橋岡、瀬古、古賀、旗手のDFラインの選手を投入する事も考えられます。
交代枠をフル活用してスタメン選手のコンディションと控え選手の戦力アップを同時に実現させて勝ち点3を獲得するのが理想的な展開でしょう。
南アフリカ注目選手!?
GKウイリアムズ
A代表でも正キーパーのオーバーエイジ選手。所属クラブのスーパースポート・ユナイテットでキャプテンを務めており安定したプレーと反射神経と身体能力を備えていてシュートストップに特徴があるプレーヤーです。
DFターシウス・マペレ
チームのキャプテンで5年前のリオデジャネイロ大会にも飛び級で出場した経験豊かな選手。ウクライナリーグでプレーするレフティは2107年に開催されたU-20ワールドカップ2017でも主将として出場しU-20日本代表とも対戦しています。
MFヌブコホ
165㎝と小柄な体格と左足のテクニックで2列目から攻撃を創る希有なプレーヤー。巧みな駆け引きから絶妙なパスでチャンスを演出する攻撃のキーマンです。
MFモセレ
中央でのプレーを得意とした選手でドリブルの推進力を活かして攻撃を活性化する。巧みなフェイントとトリッキーなテクニックで流れを創るプレーに注目です。
FWルーサー・シン
若くしてヨーロパへ渡り現在はポルトガルのブラガでプレーするスピードが武器のウインガー。スペースを与えると非常に危険な存在で得点とチャンスメイクを期待される選手です。
試合のみどころ!?
2選手とスタッフ1名がコロナウイルスの陽性、21人もの選手が濃厚接触者となる非常事態で南アフリカのチームが万全で初戦に臨むのは難しい状況になってしまいました。
しかしながらプレーする為に費やした労力を考えると安全を確保した上で試合が行われる事を願っています。
試合は序盤から日本のプレッシングにより南アフリカはロングボールで逃れる展開になるとが予想されます。
相手選手のキック方向を限定した状況から球際でしっかり競り合って起点を創らせないこと、背後のスペースへのカバーリング、セカンドボールの回収がペースを握るポイントとなりそうです。
プレシングでは選手間の距離を近く保ち、局面でチャレンジ&カバーを遂行して個人能力でプレスを回避される事を防ぎながら前向きにボールを奪えればカウンターでチャンスを入生み出す事も可能だと思います。
DFラインの裏のスペースはカバーリングで対応できる準備と、競り合いで跳ね返したセカンドボールを後ろ向きで拾った選手に適格な角度でサポートに入り、ボールを確実に繋ぐことでポゼッションを確保し、フィジカル的な相手のプレッシャーを回避して相手を動かす事ができれば日本代表ペースでゲームをコントロールすることが可能だと考えます。
攻撃でも一人の相手選手のプレーエリアに日本選手が複数で連動して絡むことで局面を打開して、対応に迫られた相手DFを無力化できれば決定機を創出できると分析します。
先制した場合、セフティーリードを得た時間帯、同点で後半を迎える、相手にリードを許した状況などで森保監督の采配にも注目が集まります。
悲願の金メダルへ向けて大事な大会初戦でスターティングメンバー、選手の配置と組み合わせを考え抜いた監督の狙いと選手個人のパフォーマンスに期待して試合を楽しんで観てはいかがでしょか?