【FCバルセロナ】スタメン予想!?vsレアル・マドリード“クラシコ”20-21ラ・リーガ第30節
日本時間4月11日(日)早朝4:00キックオフ予定20-21ラ・リーガ2ndレグ“クラシコ”レアル・マドリード(3位)vsバルセロナ(2位)今シーズンの優勝争いに最も影響を及ぼすと思われる注目の対戦カードのスターティングメンバーを予想してみたいと思います!!
※前回クラシコの予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください
レアル・マドリード予想スタメン!?
GK:クルトア
右サイドDF:ルーカス・バスケス
センターDF:ミリトン
センターDF:ナチョ
左サイドDF:メンディ
アンカー:カゼミーロ
インサイドMF:クロース
右サイドFW:アセンシオ
センターFW:ベンゼマ
左サイドFW:ヴィニシウス
CLリバプール戦、ホームの1stレグを3-1で勝利して現状では最高の状態でバルセロナを迎え撃つレアルはリバプール戦のスタメンを基本にして、勝負所で変化を加えるカードをベンチに残すと考えるとモドリッチとフィジカル的に安定したプレーが期待されるバルベルデのみの変更で大一番に臨むと予想しました。
昨シーズンまでの好調から一転して苦しいシーズンを過ごすリバプールですが、インテンシティが高い相手に勝利した結果が、自信と選手間の信頼に結びついてメンタル面では非常に良い状態だと予想されます。
セルヒオ・ラモスとヴァランの主力センターDFが欠場すると思われる現状ではアンカーに入るカゼミーロとディフェンスでの貢献を期待できるバルベルデの起用で中盤からバランスを整える戦術が現実的だと思います。
ディフェンスの安定感を確保できない場合は右サイドDFが本職のオドリオソラがスタメンに抜擢される可能性も考えられます。
バルセロナ予想スタメン!?
GK:テアシュテーゲン
DF:ミンゲサ
DF:デ・ヨング
DF:ラングレ
右サイド:デスト
ピボーテ:ブツケス
MF:ペドリ
左サイド:ジョルジ・アルバ
シャドー:メッシ
シャドー:グリーズマン
FW:デンベレ
前節バジャドリード戦では苦戦を強いられたバルセロナですが6-1で圧勝したレアル・ソシエダ戦から連続してスターティングメンバーを組むと予想しました。
中央でプレーするようになってからゴールのみならず、ポジショニングでも成長が感じられるデンベレが前節終了間際に劇的決勝ゴールを決めたのはプラス要素だと思います。
CLではベスト16で敗退してしまいましたが、攻撃陣の連携に改善は感じられていたと予想できます。
不安定だったDFラインを3DFを採用してデ・ヨングの能力を活かすことで一定の解決策を見出したクーマン監督はレアルのジダン監督同様に慎重な采配を執ると思います。
右サイドのトリンコン、FWブライスバイデ、MFリッキ・プッチ、モリバが交代出場でのカードとなるでしょう。
試合のみどころ!?
前半戦の勢いが失速して苦しい戦いが続いているアトレチコ・マドリーを徐々に調子を上げてきた2強でホーム、レアル・マドリードはCLリバプール戦を挟んで重要な試合が連続するハードな日程になっています。
一方のバルセロナはCLで敗退した事でコパ・デル・レイとの国内リーグのタイトルに全力を集中する状況になりました。
CLを戦うレアルは勝ち進むほど厳しい状況での戦いを強いられますが、バルセロナは決勝戦を残したカップ戦を除いてはリーグ戦に集中できる状況であり、今回のクラシコで勝利すれば勢いを増してリーグ優勝の第一候補となる可能性が高いと思います。
レアルが高い位置からのハイプレス、もしくは自陣エリア内をブロックする守備戦術が試合展開に大きく影響を与える要素になるでしょう。
近年のバルサは本来理想とされるポゼッション主体にゲームをコントロールする能力、戦術に欠けているので対戦相手に大きく影響されるチームになってしまいました。
実力で勝る相手には自身の意思でゲームを運べますが、特別な対策を施すチームや能力が拮抗した相手の戦術に大きく影響されるチームと言えるでしょう。
過去のジダン監督の傾向を考えると前半開始からハイプレスを掛けて主導権を握る事を基本戦術に取り入れて、バルサにプレッシャーを掛けると予想します。
レアルの両サイドFWが良い立ち位置からバルサの両サイドとDFにプレスを掛けるポジショニングを取る事ができればバルサはビルドアップで苦戦を強いられてリズムを創るのが難しい展開が予想されます。
レアルのハイプレスを打開する方法として期待されるのがデ・ヨングのドリブルでの前進です。
3DFと両サイドのデスト、ジョルジ・アルバが程よい距離感で幅と角度を確保できれば、デ・ヨングのドリブルからレアル守備を後手に廻らせる事が可能だと考えます。
ビルドアップで相手を引き出すことに成功したらメッシへのパスコースができ、レアル守備陣は対応を迫られる状況に陥るでしょう。
両サイドの攻撃参加とグリーズマン、デンベレのポジショニングで可能になるメッシの選択肢の幅が勝敗を決める最大のポイントだと思います。
注目選手!?
ヴィニシウス(レアル・マドリード)
CLリバプール戦で2ゴールを決める活躍を魅せて、課題とされていた決定力が開花される可能性があります。
サッカーでは持っているポテンシャルを十分に発揮するにはメンタル面が大きく影響を及ぼすので、クラシコでもゴールを決める事が出来れば今後の飛躍に繋がるきっかけになるかもしれません。
度重なる負傷で期待されていた活躍ができずに、今では戦力として計算できる選手ではなくなってしまいました。
全体練習に復帰した情報がありますが、ヴィニシウスの活躍によりスターティングメンバーに名を連ねるのは難しい状況ですが、チェルシー時代に証明しているポテンシャルをチームが苦しい場面で発揮する事を期待されます。
アセンシオ(レアル・マドリード)
本来であればレアルの中心として活躍していた逸材ですがケガによる長期離脱から復帰して有るべき姿を取り戻しつつあると感じます。
中盤でのプレーできる選手ですが今回のクラシコでは右サイドでチャンスメイクと得点を期待される起用になると予想しました。
将来のクラック候補がバルサ相手にどのようなプレーを魅せてくれるか楽しみな選手です。
ペドリ(バルセロナ)
バルサに中盤で能力を如何なく発揮してスペイン代表に選出されるまでのレベルに成長しました。まるで幼少期からバルサで育ったようなプレースタイルはチームの戦力としては無論、クレが将来の活躍をもっとも期待するタレントだと推測される今後のバルサを背負って立つ存在でしょう。
幼稚なメンタルが成長を邪魔していたのを証明するかのように現在ではバルサのトップとして必要とされるプレーを体現しつつあります。
センターで起用されるようになってからの戦術的なプレーは自身が持っていたポテンシャルを発揮する為に必要だった要素であり、改めて才能を評価されてフランス代表にも再び選出されるようになりました。
メッシ(バルセロナ)
シーズン前のクラブとの不協和を払拭したかのようなプレーを魅せてくれるようになりました。メッシの調子と相まってチームバランスを保つ選手の配置も一つの解決策が見出されて現状の戦い方がベストなのかを試されるクラシコでは、本人の勝利を渇望する思いとパフォーマンスが最高潮に達すると期待されます。
チームの勝利のために状況に応じて必要とされるプレーを躊躇なくこなす現在のメッシは以前以上に無くてはならない存在になったのではないでしょうか。
勝って優勝へ道のりを見出したい両チームの状況を鑑みて攻撃陣を注目選手に挙げましたが、現代サッカーは戦術面での進化により攻守が一体になってチームパフォーマンスが上がります。
GKを含めたビルドアップや中盤での守備の整備など、攻撃陣よりもオフ・ザ・ボールでのプレーが勝利に導く大切な要素になるでしょう。
バルサのデ・ヨング、ブツケス、レアルのカゼミーロ、センターDFのパフォーマンスが勝利への鍵になる可能性は高いと思います。
選手個々のパフォーマンスとクラックだった両監督の戦略と采配を深読みしながら“クラシコ”を楽しんで観てはいかがでしょうか!?