ユベントスvsバルセロナCL20-21 グループリーグ第2戦スタメン予想!?
日本時間10月29日(木)早朝5:00キックオフされる20-21シーズン、チャンピオンズリーグ、グループステージ第2戦で最も注目度が高いと思われるユベントスvs バルセロナのスタメンを予想してみます!
両クラブ共に今シーズンから新たな監督を起用してチームの成熟度が低い現状では、スタメン選考と戦術的要素が注目されるポイントとなるでしょう。
C・ロナウドvsメッシ/ピルロvsクーマン/セリエAvsリーガ・エスパニョーラ!?
2014-15シーズンの決勝戦と同じ対戦となったユベントスvsバルセロナの試合は様々な視点からの対戦が楽しめそうです。
純粋にチームとしては9連覇で36回目のセリエAチャンピオンのユベントス対、昨シーズンは宿敵レアル・マドリードに覇権を奪われはしたものの26回の優勝回数を誇るバルセロナの強豪クラブとしての対戦。
個人にフォーカスした場合には、選手として史上最高とも評価される5回のバロンドールを受賞したクリスティアーノ・ロナウド対、6回の受賞で史上最多選出のリオネル・メッシの対戦。
中盤でゲームをコントロール能力に秀でた才能を持ち、イタリアのワールドカップ優勝に貢献、名門インテル、ACミラン、ユベントスでプレーしたユベントスのピルロ監督対、オランダ代表でヨーロッパ選手権を制してクライフ/バルセロナのドリームチームでチャンピオンズカップを始めてバルセロナにもたらしたクーマン監督との対決で両者はフリーキックの名手としても能力を発揮しました。
昨シーズンのCLの決勝戦に進出したバイエルン・ミュンヘン/ブンデスリーガとパリSG/リーグ・アン、プレミアリーグ勢に覇権を奪われている状況のセリエAとラ・リガ勢との対戦としても守備戦術のイタリア対、ポゼッション志向のスペインという視点でも楽しめる要素を持ち合わせる対戦ではないでしょうか?
ユベントス予想スタメン!?
コロナウイルス陽性反応のC・ロナウドが間に合うのか?この一戦が価値ある試合にする為にも希望的予測でC・ロナウドは出場可能な状態と想定してスタメンを予想しました。
GK:ブッフォン
右サイドDF:クアドラード
センターDF:ボヌッチ
センターDF:キエッリーニ
左サイドDF:ダニーロ
レジスタ:ラビオ
インサイドMF:ベンタンクール
インサイドMF:アルトゥール
右FW:ベルナルデスキ
センターFW:ディバラ
左FW:C・ロナウド
グループリーグ最大のライバルをホームに迎えるユベントスのピルロ監督は、現状のバルセロナを分析して自分たちがボールを握りゲームをコントロールして正攻法で戦うことが予想されます。
ピルロ監督自身が決勝戦で敗れた14-15シーズンのバルセロナはMSNを擁してカウンター攻撃で相手をねじ伏せてしまうチームでしたが、現在のチームは世代交代が上手く進まないまま、中盤で相手を圧倒するスタイルはますます影を潜めています。
選手時代の経験を最大限に発揮してラビオ、アルトゥール、ベンタンクールで細かくパスを繋ぎながらディバラが加わって変化を創り、右サイドをベルナルデスキ、クワドラードで崩してC・ロナウドが仕留める戦略が最大の狙いになると思われます。
カウンター時にはC・ロナウド、クワドラード、ディバラ、ベンタンクールが能力を発揮して出場停止でピケを欠くバルセロナDF陣を苦しめると予想できます。
百戦錬磨のGKブッフォンはチームに落ち着きと安定をもたらす存在だとなるでしょう。
試合終盤ではモラタの投入でゲームを締めくくる計算もしていると思われます。
バルセロナ予想スタメン!?
エル・クラシコに敗れてチーム内の緊張感が非常に高まっていることが想像できます。起用方法次第では選手からの信頼を失いかねないクーマン監督の立場と、1戦目を勝利している事で引き分けでも悪くは無い結果として受け入れられる状況下で、スタメン選考は非常に難しくなると予想しました。
GK:ネト
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:アラウホ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジュニオール・フィリポ
右サイドMF:トリンコン
トップ下:メッシ
左サイドMF:ペドリ
FW:グリーズマン
クラシコでは得点が欲しい状況で攻撃的な選手を一気に投入してバランスを崩し、単純に選手の能力を考慮した選手交代以外に戦術的なアイディアに疑問符が付くクーマン監督は負けない為の布陣を最優先に考えていると予想できます。
出場停止でDFリーダーのピケが欠場するのが危惧される要素となりますが、インテンシティを上げて対応することで凌ぐ考えだと思われます。
両サイドDFも攻撃よりも守備重視で、攻撃は個々の打開力に頼って、アンス・ファティの投入で変化を加える戦略だと思います。
ケガで欠場するコウチーニョの代役には若いながらもバランス感覚に優れるペドリを起用して安定を図り、チャンスを与える為にもグリーズマンをスタメン、中央で起用するのではないかと予想しました。
メッシを外すことは出来ずにデイフェンス面での問題は解決策としては周囲の選手の組み合わせで様子を見るくらいの対策しか思い浮かびませんが、右サイドのトリンコンと共に個人での局面打開を期待されて起用されると思います。
試合のポイント!!
バルセロナ最大の焦点はメッシとグリーズマンの起用方法だと思います。チームとして新たなフェーズに入り、すぐに結果を出すのは簡単な事ではありませんがバルセロナのようなビッククラブでは結果が伴わなければ、猶予なく批判にさらされます。
宿敵レアルに敗れた状況ではクーマン監督が大ナタを振って改革を急激に進める可能性も否めません。
メッシをベンチに温存してグリーズマンを中心とした攻撃陣を編成して前線からのプレッシングを強化する方法も考えられると思います。
・前線からのプレッシング
・ピケ不在のディフェンスラインの安定感
・崩しの場面での違いを創出できるか?
ユベントスはC・ロナウドの出場云々よりも中盤で相手を上回り、ゲームをコントロールする戦略が予定通り行えるかに掛かっていると思います。
・ビルドアップ時に中盤の選手が上手くボールを引き出せるか?
・サイドDFを含めたサイドの攻防で相手陣地での優位性を発揮できるか?
C・ロナウドが出場できない場合はトップにモラタを起用して両サイドの高い位置へはディバラ、ベルナルデスキやベンタンクール、右サイドではクワドラードがスペースの攻略を狙う戦略への変更があるかもしれません。
メッシvsC・ロナウドの構図も興味を魅かれますが、互いに対戦相手から今シーズン加入した、ピアニッチとアルトゥールのどちらが中盤で主導権を奪えるかがゲーム内容に関わる最大の要素となる可能性を感じます。
皆さんも様々な視点からユベントスvsバルセロナのビックマッチを楽しんでみてはいかがでしょうか?