【予想!!】バルセロナvsレアル・マドリード “クラシコ”スタメン予想!?ラ・リーガ20-21シーズン1stレグ
日本時間10月24日(土)23:00キックオフされる“クラシコ”バルセロナvsレアル・マドリードのラ・リーガ第7節のスタメンを予想してみます!
過去のクラシコと対戦成績はバルサ96勝、レアル96勝イーブンな結果
バルセロナのホーム、カンプノウで開催される1stレグでのクラシコですが、現時点での順位を見ておきましょう。
順位 チーム名 試合数 勝ち点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 レアル・ソシエダ 6 11 3 2 1 10 2 8
3位 レアル・マドリード 5 10 3 1 1 6 3 3
8位 アトレチコ・マドリード 4 8 2 2 0 8 1 7
9位 バルセロナ 4 7 2 1 1 8 2 6
両チーム共に試合数が少ない現時点の順位は4試合消化のバルセロナが勝ち点7で9位、レアル・マドリードが5試合消化で勝ち点10の3位に位置しています。
レアル・ソシエダが通常の試合数6試合を消化して勝ち点11、得失点差8で首位に立っていますが、4試合消化チームのうち最上に位置するアトレチコ・マドリード勝ち点8、得失点差7で8位を含めて首位争いに大きな影響を与える文字通り、非常に重要な試合と言えるでしょう。
現在までの対戦成績は互に96勝とクラブの歴史としても勝利を増やして覇権を取りたい状況です。
前回のクラシコはバルサが首位、レアルは2位、勝ち点2差でレアルのホーム、サンチャゴ・ベルナベルで開催されました。
ヴィニシウスのゴールで先制したレアルは終了間際に交代出場のマリアーノが追加点を奪って2-0で勝利して逆転で首位に浮上しました。
その後レアルは安定した戦いぶりでラ・リーガを制しましたが、昨シーズンの優勝争いで一番影響を及ぼした試合と言えるでしょう。
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互いの直近の試合はCLの開幕戦でバルサはホーム、カンプ・ノウでフェレンツヴァーロシュを相手に5-1で勝利したのに対してレアルはホームでシャフタール・ドネツクを迎えた試合を2-3で落としています。
レアルは前節のカディス戦をホームで0-1と落としていて、今日の試合に負ける事が有ればチームを立て直すのが非常に難しくなると予想されます。
一方のバルセロナも前節はヘタフェに0-1で敗れており2連敗となると奪還を狙うラ・リーガのタイトルから遠ざかる恐れが考えられます。
10月29日(木)早朝5:00に開催されるCL第2節ユベントス戦に向けても内容は無論、結果を残して自信を持って臨みたい1戦を前にホームで勝利が求められます。
バルセロナ スタメン予想!?
GK:ネト
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:ピケ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
トップ下:コウチーニョ
右FW:メッシ
センターFW:グリーズマン
左FW:アンス・ファティ
メッシを右サイドに配置してレアルの左サイドDF(メンディorマルセロ)に主導権を与えないのと同時にグリーズマンをより流動的に動かせる事で中央のディフェンスに迷いを与えるのが狙いです。
メッシは昨シーズンまで以上に今季からはゴール前の仕事よりもゲームの組み立てからチャンスメークで類稀な能力を発揮するスタイルにプレーが変化していると思われます。
ディフェンス面での貢献はファーストDFとしてのパスコースの限定以外でタスクを与えると攻撃での貢献が薄れる事から今シーズンも周りの選手が補完する戦術になると思われます。
ディフェンス時にはグリーズマンが右サイドに回るか、デ・ヨングを右目に配置してレアルの左をケアする事が考えられます。
攻撃面では左サイドはジョルジ・アルバのオーバーラップで幅を創り、アンス・ファティとグリーズマンはDFラインの背後を狙う動きが求められるでしょう。
敢えてメッシとグリーズマンを近い距離でプレーさせて相手の意識を集中させておいて、ファティーとコウチーニョを活かす狙いも面白いのではないでしょうか?
レアル・マドリード スタメン予想!?
GK:クルトワ
右サイドDF:ナチョ・フェルナンデス
センターDF:ヴァラン
センターDF:セルヒオ・ラモス
左サイドDF:メンディ
アンカー:カゼミーロ
右FW:アセンシオ
センターFW:ベンゼマ
左FW:ヴィニシウス
ジダン監督の特徴を考えると、まずはディフェンスを重視した戦術を採用する可能性が高いと思います。
カルバハルが負傷している右サイドDFには本職はセンターDFのナチョを、左サイドDFには攻撃に特徴を発揮するマルセロよりも、フィジカルに優れるメンディが起用されると予想しました。
最近は存在感が薄れているカゼミーロは自身の価値を改めて証明するチャンスだと思います。
今シーズンのレアルの守備が安定しない原因の一つはDFラインとMFの連動性の不足が考えられます。
カゼミーロが以前のように中央のバイタルエリアでしっかり仕事をすれば個人能力が高いレアルDF陣はより安定したプレーが可能だと思います。
試合の立ち上がりはハイプレスでバルサのビルドアップを阻害すると思われますが、徐々にプレスラインは下がってレアル陣地でのプレーが多くなると予想します。
自陣地でボールを奪った後は左サイドDFメンディを高い位置に上げてバルサの右サイドに迷いを生じさせてメンディが空けたスペースにクロースが入ってボールを受けて組立をスタートさせる定番の戦術が軸になると思われます。
前線ではベンゼマがボールを引出し、タメを創ってアセンシオが前向きにプレーできればチャンスが増えるでしょう。
ジョルジ・アルバが上がった右サイドのスペースはバルベルデのランニングで攻略したいポイントとなると考えられます。
今シーズン好調を維持するヴィニシウスは左サイドでドリブルを駆使してチャンス創出が期待されます。
オプションとしてはMFイスコ、MFルーカス・バスケスの起用が考えられます。
得点が欲しい状況ではDFマルセロを高い位置で起用する采配もありうると思います。
試合のポイント!!
両チーム共に良い状態とは言えない状況での今シーズン最初のクラシコでは内容以上に結果が今後を占う意味では大きい試合となるでしょう。
今シーズンから就任したバルサのクーマン監督よりも、長年に渡りチームを率いてきたレアルのジダン監督は今まで通りの戦術を採用すると予想されます。
・バルサのビルドアップがレアルのハイプレスを外せるか
・ジョルジ・アルバ、セルヒオ・ラモスのケガからの復調具合
・メッシがサイドにポジションを取った場合のレアルの守備陣形
・ブツケスとデ・ヨングの距離感
・メッシがグリーズマンの能力を引き出すことができるか
・両GKの活躍
後半の中盤以降はオープンな内容になると予想される中、決定的な場面が何回かは発生して、ゴールに繋がるかが勝敗の分かれ目で、ゴールキーパーの調子は重要な要素でもありそうです。
バルセロナはFWデンベレ、MFトリンコンと攻撃での変化を期待できる選手が控えていて、交代選手がゲームの流れを変える大きなきっかけとなる事からも監督の采配も重要になってくるでしょう。
世界中が注目する今シーズン最初の“クラシコ”バルセロナvsレアル・マドリードの試合がサッカーの面白さが凝縮された魅力的なゲームになる事を期待しましょう!!
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