久保建英が躍動!!1ゴール2アシスト ビジャレアルvsシバス戦の感想!! ラ・リーガ第7節カディスvsビジャレアル戦スタメン予想!?
レンタル移籍でビジャレアルに加入後、公式戦7試合目で初のスタメン起用されたEL初戦のシバス(トルコ)戦で結果を残し活躍した久保建英選手のプレーについて語りたいと思います。
前半インサイドMF 先制ゴール!アシスト!
ついに久保建英選手が結果を残してくれました。
リーグ戦の前節は6試合連続で途中出場したダービーマッチのバレンシア戦で、プロ人生初の退場処分(イエローカード2枚のレッドカードを提示されて退場となりましたが、公式記録では2枚目のカードは値しないプレーだと判断されて次節の出場停止は無効になりました)を受ける苦い結果となります。
本来の能力を発揮できていない現状ながらも、チーム事情(エースのジェラール・モレノとゲームを組み立てる中心選手のパレホが負傷離脱)もあってセビージャ時代にELリーグ3連覇を成し遂げたウナイ・エメリ監督は久保建英選手をスタメン起用しました。
インサイドMFでプレーする久保選手は繋ぎ役だけに留まる事なく味方選手のシュートのこぼれ球に反応して先制ゴールを挙げます。
ビジャレアルの2点目も久保選手のアシストからバッカ選手(コロンビア代表)が決めて追加点を奪いました。
久保選手は味方からのパスをコントロールしながら相手DFの体制を見て股抜きを狙ったかのようなアウトサイドキックで決定的な状況を創出しました。
このアシストより早い時間帯にもボックス手前で浮き球をコントロールしながら視野を周囲に向けて状況を察知できる久保選手の特徴的な能力を駆使してバッカ選手に繋げたパスからPKを獲得しましたが、ファールを受けたバッカ選手が自ら蹴っ選手が自ら蹴ったボールは相手GKに防がれて得点に絡む事は出来い場面もありました。
守備陣に不安があるビジャレアルは前半のうちに2ゴールを許して同点でハーフタイムを迎える事となりました。
前半の久保選手は低い位置まで下がってDFラインからパスを引き出す役割を担いながらも2得点を創り出す大活躍で、低い位置でパスを受けた場面で相手と味方の体の向きとスピードを考慮したスペースへのワンタッチでの落としなど、随所にセンスを見せてくれたと思います。
後半からは右サイドMF!1アシスト!!
後半開始からイボーラ選手を中盤インサイドで起用してチュクウェゼ選手を左サイド、久保選手は右サイドに配置されます。
結果を残した久保選手を右サイドで起用する采配は、エメリ監督自身が期待に応えた選手には正当な評価をしてポジション争いでアドバンテージを得られると印象付ける采配だとも推測できます。
日本代表の試合でもキッカーを任されて精度が高いボールを蹴っていた久保選手は左コーナーのキッカーを務めて3点目のアシストを記録しました。
途中出場から本領を発揮するパコ・アルカセル選手が2ゴールを決めてビジャレアルは勝利を収めました。
印象的だったのは5ゴール目のアルカセル選手へパスを通した選手のビジョン(イメージ)とアルカセル選手本人のコントロール(ファーストタッチ)が得点につながった美しいゴールだったと思います。
前半はインサイドで繋ぎ役を担いながら得点とアシストを記録した久保選手は後半からは右サイドで幅を保ちながら1対1の場面からの崩しの役割を担いました。
選択肢がある中央とは変わって相手DFと対峙して局面を打開する事でチャンス創出を期待されました。
警戒されている要素を考慮しても日本人に足りない個の力で局面を打開する能力で、世界のトップクラスに並ぶ評価を得られるほどのプレーは見受けられませんでした。
サイドでボールを受けた場面で、味方選手のランニングが効果的な場合、久保選手は間違いなくチャンスを逃さずにパスを通す能力は持っています。
流れの中でパスを受けて相手選手がプレッシャーを掛けてきた場合でも久保選手は相手のタイミングをずらして突破するのは得意なプレーと言えるでしょう。
今回のゲームを含めて静止した状態で相手と1対1で対峙した場面での突破は想像以上に難しいプレーですが、久保選手のポテンシャルを考えたらJリーグ時代のようにもっと積極的にしかけて個人の突破力でもハイレベルな位置までたどり着いてもらいたいと思います。
次節カディス戦の起用方法は!?
ビジャレアルはラ・リガ第7節を日本時間10月26日(月)深夜0:00から2部から昇格したカディスと対戦します。
6試合で勝ち点10を獲得しているカディスは前節では王者レアル・マドリードに1-0で勝利してチーム良い状態を維持していると思われます。
ELリーグに参戦するビジャレアルは週に2試合をこなす事から、コンディション面では不利だと考えられますが、上位チームは常に試合数の多い状況下でも結果を問われるのは当然の事で、そのためにも久保選手をレンタルで獲得したと思います。
シバス戦でフル出場した久保選手はカディスとの試合でフル出場は無いとは予測できます。
対戦相手を考慮してスタメンが組まれると思いますが、活躍した久保選手はシバス戦同様にインサイドMFでスタメン出場すると予想します。
GK:アセンホ
右サイドDF:ガスパール
センターDF:アルビオル
センターDF:パウ・トーレス
左サイドDF:エストゥピニャン
アンカー:イボーラ
右サイドMF:チュクウェゼ
インサイドMF:トリゲロス
左サイドMF:モイ・ゴメス
FW:パコ・アルカセル
バランスを重視しながら前線からプレッシャーをかける立ち上がりになるのではないかと予想しています。
徐々にビジャレアルがポゼッションを高めて相手陣内でプレーする時間が増えて行くでしょう。
守備に不安があるビジャレアルは相手を押し込んだ状態でもカウンターから失点する可能性が高いので先制点を挙げて落ち着いてゲームを進めたいと思います。
久保選手のゴールを期待したいのですが、まずは良いリズムでゲームに入り局面で良い判断からチームに落ち着きを与えて精神的に余裕がある状態で攻撃を仕掛けて欲しいと思います。
怪我で離脱中のエース、ジェラール・モレノ選手と同等の役割を担えるように1試合ごとに成長して、躍動する久保建英選手のプレーを観るのが楽しみです!!