バルセロナvsセビージャ ラ・リーガ第5節 予想!?
クーマン新監督が就任して改革を進めたいバルセロナは開幕戦で久保建英選手を擁するビジャレアルに4-0、アウェーでの第2戦目もセルタ相手にDFラングレを退場で失いながらも3-0で勝利する事に成功しました。
久保建英選手とラ・マシア(バルセロナの下部組織)で共に成長してきたアンス・ファティは2戦連続で先制ゴールを決める活躍で一気に評価を上げたと思われます。
UEFAスーパーカップで昨シーズンのCLを圧倒的パフォーマンスで制したバイエルン・ミュンヘンを苦しめたセビージャとのビックマッチを、いつものように予想してみます。
※前節バルセロナvsセルタの予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください。
セビージャ予想スタメン!?
初戦のカディス戦は圧倒的にボールを支配して主導権を握りながらも、なかなかゴールを奪えない展開でしたが、後半にゴールを決めて結果的には3-1で逆転勝利を収めました。
続くレバンテ戦もポゼッションで圧倒しながらもゴールが遠くアデイショナルタイムの得点で勝ち点3を獲得しました。
GK:ブヌ
右サイドDF:ヘスス・ナバス
センターDF:セルジ・ゴメス
センターDF:ジエゴ・カルロス
左サイドDF:エスクデロ
ボランチ:フェルナンド
右サイドFW:スソ
センターFW:エン=ネシリ
左サイドFW:オカンポス
ロペテギ監督が目指すスタイルはバルサスタイルだと思われますが、ポルト時代にも理想と現実の折り合いの中で改的策を見出して結果を残してきたように、理想的スタイルでは相手に分があると思われるバルセロナとの対戦では状況に応じたプレッシングと低い位置でのブロックディフェンスからのカウンターで活路を見出すと思われます。
バルセロナ予想スタメン!?
開幕戦に続き、退場者を出しながらも3-0で勝利を収めて2連勝を挙げたチームにクーマン新監督は手ごたえを得たと思われますが、自信過剰な気持ちが少しでも現れればチームは一気にバランスを崩す極めて難しい状況だと推測しています。
ラ・マシア育ちのアンス・ファティの活躍は喜ばしいニュースですが、クーマン監督が評価して起用している選手と、メッシを筆頭に長年チームに貢献してきた選手達の評価を間違えれば必要以上の緊張感をチーム内に生み出す可能性は否めません。
退場になったラングレに代わってセンターDFにアラウージョを起用する以外はスタメンの変更はないと予想しました。
GK:ネト
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:ピケ
センターDF:アラウージョ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
右サイドFW:グリーズマン
ゼロFW:メッシ
左サイドFW:アンス・ファティ
試合開始からセビージャは前線からプレシングで主導権を握ろうと戦術的な駆け引きを仕掛けると思われます。
アラウージョの技術、戦術が問われるゲームとなりそうですがキーポイントは幅と深みを創ってインサイドでグラウンダーのパスを受けられる状況を創出できるかに試合展開は左右されると思います。
ここ2戦の活躍でファティは警戒されると思われますが、逆にメッシ、グリーズマン、コウチーニョが連動して相手を混乱に陥れる可能性が増えるでしょう。
特筆しべきはグリーズマンの守備での貢献度で、ペップ時代のペドロのように前進守備のファーストDF程のインパクトはありませんが、プレスバックでのボール奪取能力は現状のバルサを助けている要素が高いと感じます。
※シーズン開幕前の新監督クーマンとバルセロナの考察に興味がある方はこちらをご覧ください
試合のポイント
セビージャのロペテギ監督、ラキティッチはバルセロナとの縁が強く弱点を突く事が可能だと思われます。
・プレシングの強度と高さ、時間帯のコントロール
・ラキティッチのパフォーマンス
バルセロナは新しいサイクルを構築する為に、若手、新加入選手を積極的に出場させて改革を進めたいのが本音だと思います。
来年以降にメッシの残留が不透明な現状では黄金時代を築いてきた選手達の力を分散する形でチームに貢献してもらい、新しいスタイルを構築するのが新監督とクラブ幹部の最重要事項と思われます。
いつ崩壊してもおかしくないチームバランスを維持しているのは選手がフットボールに対する愛情を測られていると言えるかもしれません。
選手間で監督やクラブ幹部側の考えを持つ選手が活躍して主導権を握るようであれば一気にベテラン選手の出場機会が減る事も予想されます。
ロナウジーニョからメッシへ王様が移ったようにメッシからアンス・ファティへバルサの象徴が受け継がれるのか、クラブが再び暗黒時代に突入するのか、近未来のバルサの未来が今シーズンに象徴されるのではないかと推測しています。
今後のバルセロナを占う意味でも毎試合の些細な出来事がターニングポイントとなる可能性が高いと思っています。