久保建英ビジャレアルvsアトレチコ ラ・リーガ第5節 予想!?
4戦連続で試合終盤から交代出場の久保建英選手が昨季マジョルカでDF陣を翻弄して話題となったアトレチコ・マドリードとビジャレアルが対戦するリーガ・エスパニョーラ第5節、アトレチコにとっては今シーズンの3戦目、日本時間10月3日(土)23:00キックオフの試合を予想してみます。
※前節ビジャレアルvsアラベス戦の予想記事に興味がある方はこちらをご覧ください。
ビジャレアル先発予想!?
アウェーとはいえバルセロナに大敗した直後の前節アラベス戦のウナイ・エメリ監督は中盤と前線の選手と配置を変えて試合に臨みました。
エースのG・モレノを右サイド、アンカーにイボーラ、インサイドMFにトリゲロスを起用して守備時のバランスと中盤のゲームコントロールに加えて選手の疲労も考慮したローテーションの考えも組み合わせた一つの答えがスタメンの起用と配置を変化させることに繋がったと思われます。
アウェーでの対戦ながら前節に3-1で勝利した結果により、あわよくば勝ち点3を持ち帰りたい心境ではないかと予想しています。
GK:ルジ
右サイドDF:ガスパール
センターDF:アルビオル
センターDF:パウ・トーレス
左サイドDF:エストゥビニャン
アンカー:イボーラ
右サイドMF:チュクウェゼ
インサイドMF:パレホ
左サイドMF:モイ・ゴメス
FW:ジェラール・モレノ
センターDFとMF間のスペースをいいように使われたバルセロナ戦からアンカーにイボーラを起用してアラベス戦では安定感を確保しましたが、プレシーズンの内容からおおよそ予想できた現象で対策が遅い感じは否めません。
右サイドDFのガスパールは状況に応じた攻撃参加を見せますが、左サイドDFで出場が予想される選手は攻撃に特徴を持つ選手の傾向があります。
カウンターを受けた場合に自陣左サイドのケアを組織としてどのように対処するかが守備の安定に繋がると私は考えています。
攻撃面ではパレホを中心にゲームを組み立てるプランは継続されるでしょう。
左サイドMFで起用されているモイ・ゴメスの信頼は高いようで前節は久保建英選手を左に投入してゴメスをインサイドに変更したことから予測できます。
おそらくディフェンス面も含めたバランス感覚が他の左サイドMF候補選手より優れていると評価されているのではないでしょうか?
前節にベンチスタートしたチュクウェゼも右サイドで先発すると予想しました。
希望的予想でインサイドMF久保建英選手とFW起用のジェラール・モレノの3人の個人能力と連携で右サイドを攻略する狙いが現状のビジャレアルが勝利の可能性を高める戦略だと思います。
アトレチコ・マドリード予想スタメン!?
開幕戦をグラナダ相手に6-1と大勝して新加入のスアレスも2ゴール1アシストと最高のシーズンスタートになると思われたアトレチコですが、続く第2戦のFW岡崎慎二選手も出場したウエスカ戦では相手の堅守を崩せずに0-0の引き分けと、まだ波には乗れていない状況、実質中2日無い日程で臨むビジャレアル戦はハードな試合となることが予想されます。
GK:オブラク
右サイドDF:トリッピアー
センターDF:サビッチ
センターDF:フェリペ
左サイドDF:ロディ
右サイドMF:ジョレンテ
セントラルMF:サウール
セントラルMF:コケ
左サイドMF:フェリックス
FW:スアレル
FW:ジエゴ・コスタ
ディフェンス陣はGKのオブラクを含めて安定した布陣が予想されます。
攻撃面では新加入のスアレス、G・コスタ、フェリックスを同時起用して前半のうちに試合を決めてしまいたい狙いでアンバランスな配置を予想しました。
右サイドのジョレンテは運動量がありインサイドでのプレーも難なくこなすポリバレント性を期待した起用、左サイドのフェリックスはスタート位置こそサイドに配置していますが、ボールを受けて内側に侵入して崩しの役割を一手に任される感じをイメージしています。
スアレス、Gコスタにも絶妙なパスを供給する可能性が期待されますが、ディフェンス時の貢献までを求めるのは酷なのでコケとG・コスタが彼の負担を軽減する役割を担える選手だと思います。
さらに攻撃に変化を加える場合は右サイドにコレア、左サイドにカラスコ、レルマの投入が考えられますし、守備での強度を上げたい場合はパルティ、ビートロの起用、ポゼッションも含めた守備戦術を採る場合にはエクトル・エレーラが適任だと思います。
試合のポイント
アトレチコは早い時間帯でゴールを奪えるかで試合のコントロールに影響が出るでしょう。
・フェリックスの調子
・2FWの相性
・得点が欲しい状況での選手交代による変化
・プレスの高さ(おそらく試合開始直後は前線から激しくプレッシングすると思います)
ビジャレアルはウナイ・エメリ監督の心理状況が戦術、選手起用に大きく影響すると思われます。
まだ、クラブからの信頼を得られていないと感じている場合は安全なゲームプランを選択して久保建英選手の起用も途中投入でのカードと見なされる可能性が高いです。
強豪のアトレチコ相手に互角以上の戦いで引き分け以上の結果を出したいと野心的であれば久保建英選手をスタメンで起用して、パコ・アルカセルを切り札として温存する可能性が考えられます。
・選手の配置(2ボランチor1アンカー)
・両サイドMFの起用方法(右サイドで久保選手が先発する場合、監督は勝負にでたと思います)
・左サイドDFが攻撃参加した場合のカバーリング(対応方法が統一されているか)
・GKの選択(前節大きなミスを犯したアセンホへの対応)
ホームで戦うアトレチコはコンディションが最大のテーマとなると予想します。
ビジャレアルは監督のパーソナリティーが試される1戦になるでしょう。
互いのチームのスタメン、ポジションでの配置を見て監督の心理面や戦術を先読みしながら試合を観戦するのもサッカーを楽しむ方法ではないでしょうか?