バルセロナvsセルタ ラ・リーガ2020-21第4節の予想!?
シーズン開幕戦ビジャレアルに4-0で完勝したクーマン新監督が指揮するバルセロナが日本時間10月2日(金)早朝4:30から対戦するセルタ戦を予想してみたいと思います。
強豪バルセロナをホームで迎え撃つセルタは1勝2分で今季4戦目、第3節が初戦だったバルセロナは2戦目でチームの成熟度に若干の差があるように感じますが、互いに攻撃陣にタレントを要する対戦をファン目線で推測していきます。
セルタ予想スタメン!?
開幕戦は乾貴士選手が出場したエイバル戦に0-0で引き分けて、2戦目ホームでバレンシア相手に倍以上の23本のシュートを記録してエース、イアゴ・アスパスの2ゴールで2-1のシーズン初勝利を挙げました。
3戦目バジャドリードとのアウェー戦は1-1で引き分け、3試合を通じてボールポゼッションはイーブンな内容のセルタは攻撃にはタレントが揃っていると思います。
GK:ビジャール
右サイドDF:ウーゴ・マージョ
センターDF:エイドゥー
センターDF:ムリージョ
左サイドDF:オラサ
右サイドMF:デニス・スアレス
セントラルMF:ベルトラン
セントラルMF:タピア
左サイドMF:ノリート
FW:エムレ・モル
FW:イアゴ・アスパス
イアゴ・アスパスの裏への抜け出し、決定力。エムレ・モルのスピードとテクニックでゴールを狙いたいセルタですが、ボール支配ではバルセロナに圧倒される可能性が高いと思われます。
両サイドMFは技術的には優れていますが単独でチャンスを創出するのは難しいでしょう。
右サイドにはブライス・メンデスの起用も考えられますが、突破力があるエムレ・モルが中盤に引く形で起点になり、オープンスペースにイアゴ・アスパスが飛び出す戦略が攻撃の狙いだと予想します。
右サイドを崩して、逆サイドのノリートも攻撃に加われれば厚みがある攻撃が期待できそうです。
バルセロナ予想スタメン!?
理想的な結果でシーズンのスタートを切った新制バルセロナはベストな布陣を模索している最中ですがアンス・ファティの活躍は予想以上に今シーズンの戦い方にヒントをもたらしたと思われます。
本来であれば慎重に大器を育てたいのが本心だと思いますが、2ゴールと結果を出した選手を控えに留まらせるのはチームの士気に影響が出そうです。
ビジャレアル戦の2点目はGKから繋いで見事にゴールに結びつけました。
深い位置までプレシングに行っても全体の連動性が機能しなければ失点につながる事を対戦相手に知らしめるゴールになったと思います。
GKまでプレッシャーを掛けずに中間ポジションでバランスを取りながら高い位置にディフェンスを組む相手に対する打開策をプランBとして準備しているかがクーマン監督の資質を問われる要素になると推測しています。
GK:ネト
右サイドDF:セルジ・ロベルト
センターDF:ピケ
センターDF:ラングレ
左サイドDF:ジョルジ・アルバ
ピボーテ:ブツケス
トップ下:メッシ
センターFW:グリーズマン
左FW:アンス・ファティ
守備時には右サイドの高い位置にはグリーズマンかデ・ヨングが対応してメッシは中央でパスコースを切る役割が与えられると予想しました。
相手が高い位置からディフェンスを組む場合は中盤のインサイドでコウチーニョ、メッシ、デ・ヨングがパスを引き出すポジションを取ってビルドアップの抜け道になると考えられます。
その為にはグリーズマンとファティ、セルジ・ロベルトもしくはメッシで幅と深みを創る必要があります。
相手が低い位置にブロックを形成して守備をした場合はグリーズマンが中盤に引き、メッシ、ファティが中央部分にわずかにできた隙間を狙うか、左大外からのジョルジ・アルバの裏抜けが崩しのきっかけになりそうです。
開幕戦どうようにピアニッチ、トリンコン、デンベレ、ペドリの起用も考えられますが、セフティーリードを奪えた場合はセンターDFにアラウージョやMFにアレニャの起用も可能性がありそうです。
※バルセロナの以前の記事にご興味がある方はこちらをご覧ください
試合のポイント
セルタの守備とカウンターの脅威が互角に戦う為のポイントと思われます。
・セルタ守備のスタート位置
・ディフェンシブエリア中央の守備強度
・イアゴ・アスパスのスペースへの長距離ランニング
・エムレ・モルのエリア内でのキレ
バルセロナは相手の守備戦術によって打開策を見出す必要があります。
・相手FWのディフェンスが中間位置で中盤インサイドにパスコースを消された場合のビルドアップ
・メッシの守備でのタスクと周囲の選手のポジショニング
・グリーズマンとメッシの補完性
・ボールロスト時の即時奪回
選手個々の能力ではバルセロナに分があることは間違いないでしょう。
セルタは3試合を戦ってきた連係面でバルセロナとの質的優位を覆せるかが見所です。
バルセロナはビルドアップのプランB、Cを構築できるのか?
守備時に後退するのではなく、前進守備を可能にするトランジションでの進歩がみられるか興味深い戦いになると思われます。