レアル・マドリード2020-21シーズン開幕戦vsソシエダ予想!?
王者レアル・マドリードの20-21シーズン開幕戦、日本時間9月21日早朝4:00に行われるレアル・ソシエダ戦を予測してみようと思います。
昨シーズン後半戦は安定した試合運びでラ・リーガを制したレアル・マドリードは、新シーズンは対戦相手であるソシエダから当初の予定を早めてマルティン・ウーデゴール(ノルウェー代表)をレンタルバックしました。
対するホーム、アエタノにチャンピオンを迎え入れるレアル・ソシエダは長年プレーしたマンチェスターCに別れを告げて、新たな挑戦の場を母国に移した名手ダビド・シルバを獲得して今シーズンはELを並行して戦うハードなシーズンが予想されます。
バリャドリードとの開幕戦を1-1で引き分けたレアル・ソシエダの考察を含めてレアル・マドリードの開幕戦を予想していきます。
レアル・ソシエダのスタメン予想!!
GK:レミーロ
右サイドDF:ゴロサベル
センターDF:エルストンド
センターDF:ジョレンテ
左サイドDF:ムニョス(モンレアル)
アンカー:スベルディア(イジャラメンディ)
インサイドMF:メリーノ
(左サイド)MF:オヤルザバル
FW:ウィリアン・ジョゼ(イサク)
昨シーズンはイマノル・アルグアシル監督の元、ポゼッション志向の魅力的なフットボールで6位になりEL出場権を獲得しました。
GKから丁寧にボールを繋いで前進を試み、個人のタレント性も発揮して観る人を楽しませてくれましたが、中盤のキープレーヤだったウーデゴールはレンタル元のレアル・マドリードに復帰が決定します。
今シーズン彼が果たしていた役割にプラスしてエリア内での違いを生み出す事が期待されるダビド・シルバは新型コロナウイルスの陽性反応でチームへの合流が遅れていますが、レアル・マドリード戦には出場が予想されます。
プレシーズンが短く、各チームの調整が遅れている今シーズンは開幕からベストな布陣を組む事が出来ない中で監督の戦略に基づいた選手起用が予想されます。
ホームで戦うソシエダは監督の志向にあるポゼッションを主体としてゲームをコントロールして安定したボール運びで攻撃すると思われますが、相手は王者レアル・マドリードなのでバランスを考慮して極端に攻撃的な采配は出来ないと予想します。
カッコ内の選手は本来スタメン起用も考えられる実力者ですが、コンディション(ケガの回復も含めて)が不明の為、候補として選ばせてもらいました。
アンカーがDFラインまで下りて、両サイドDFが高い位置をとり、2列目の4選手が連動してスペースを創り攻撃する事が予想されます。
4選手はいずれも左利きで独特の間合いとテクニックを駆使して相手DF陣を混乱に陥れることを期待できる組み合わせです。
左のオヤルサバルはサイドに張り付くのではなくインサイドに位置してサイド、中央のスペースを巧く利用してプレーすると予想しています。
レアル・マドリード、ジダン監督の戦略を考察!?
DFラインから丁寧にビルドアップを試みる相手に対して試合開始から20分程度は前線から激しくプレッシングを掛ける事が予想されます。
トップの選手がパスコースを切りながら、両サイドの選手も連動して中盤にグラウンダーのパスを通させないポジショニングでGKまでボールを戻させる事が1つ目のタスクになります。
近くにパスコースが無いGKは両サイドの高い位置にポジションを取っているサイドDFへ浮いたミドルレンジのパスを選択すると予想してレアル・マドリードの両サイドDFがそのボールを狙って前進守備で跳ね返し、周辺のMFがボールを回収する戦力が効果的だと思います。
ここで大事なのが前方へ出たサイドDFの裏のスペースを使わせない事と、ルーズボールの回収で後手を踏まない事です。
攻撃ではFWベンゼマの巧みなスペースメイクから両サイドのアタッカーが連動して個の能力を発揮しながらエリア内に侵入するか、サイドDFの攻撃参加から中央に人数を掛けて攻め入る事がポイントとなるでしょう。
相手はミドルエリアからのブロック守備で対応すると予想される為、カウンター以外ではレアル・マドリードもサイドチェンジを駆使しながらボールを繋いで攻撃する展開が予想されます。
レアル・マドリードのスタメン!!
右サイドDF:カルバハル(スペイン代表)
センターDF:ヴァラン(フランス代表)
センターDF:セルヒオ・ラモス(スペイン代表)
左サイドDF:メンディ
アンカー:カゼミロ(ブラジル代表)
トップ下:アセンシオ(スペイン代表)
センターFW:ベンゼマ
左FW:ヴィニシウス
インサイドMFにはクロース(ドイツ代表)、モドリッチ(クロアチア代表)が選ばれる可能性も非常に高いと思われます。
古巣対決、今後の成長を鑑みてウーデゴールを選びましたが、途中出場が妥当な判断だとは思います。
左サイドDFは押し込んだ相手に対してはマルセロ(ブラジル代表)の起用が効果的ですが、相手のポゼッションと前途の守備の狙いを考えるとメンディが起用されるでしょう。
右FWを置かないのはバルベルデのランニングが期待できるのと、カルバハルも攻撃参加が可能でアセンシオが右に流れるポジションを取れることに寄与しています。
守備バランスを考えて右FWを置く場合はMFを減らしてルーカス・バスケスが起用されることになると思います。
本来、左サイドにはアザールを起用したいところですがコンディションが整っていないので、メンバー入りも難しいかもしれません。
🔥🏋️♂️ Pitch ➕ gym work ➕ full speed ahead
— Real Madrid C.F. 🇬🇧🇺🇸 (@realmadriden) September 12, 2020
👊 Vamos!#RMCity | #HalaMadrid pic.twitter.com/XOOj8yy38V
現成チームの得点能力を考えるとアザールがチェルシー時代の活躍を取り戻せなければ今シーズンの戦いは非常に厳しいと予想されます。
トップ下にはイスコがスタメン起用される位にトップフォームを取り戻すこともCLで優勝する選手層を確保する為には必要な要素でしょう。
ゲーム展開を予想!!
プレシーズンの内容を見てどのチームもベストの状態で開幕を迎えることが難しいことが覗えます。
ゲーム開始からレアル・マドリードのハイプレスが機能して先制点を挙げる事になればマドリードがそのまま勝利する可能性が高いです。
ボールを保持していなくてもゲームコントロールが可能なだけのメンバーが揃っています。
ソシエダがマドリードのハイプレスを破ってショートパス主体でゲームを進めることが出来れば拮抗した面白い試合になるはずです。
アンカー横にスペースを創り、ソシエダ2列目の4人のレフティーが個性を発揮できれば屈強なマドリード守備陣にも綻びが出来て、試合の流れ次第では退場者を出して自滅する展開も考えられます。
両監督がどの選手を起用して、どのような戦略でゲームに臨むのか?
注目ポイントは
ウーデゴール
マドリードのプレッシング
ソシエダのビルドアップ
今シーズンのラ・リーガを占う重要な試合を想像を交えて楽しんで下さい!!