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南野拓実リバプール、プレミアリーグ開幕!!昨季王者の2020-21シーズン戦術を考察!?

 昨シーズンは圧倒的な強さで7試合を残してリーグ最速で優勝を決めたリバプール

シーズン途中から加入したFW南野拓実選手起用方法破壊力抜群のサラ、マネ、フィルミーノの3トップと選手層が豊富な中盤の配置や選手起用の予測を含めて考察します。

日本時間9月13日深夜1:30にホームにリーズ・ユナイテットを迎えて開幕します。

 

 リバプール、マイナーチェンジを分析

2017-18シーズン、クロップ監督就任3年目快進撃でCL決勝まで勝ち上がったリバプールドルトムント時代からクロップ監督の代名詞だった前線から激しくプレーシャーを掛けてシュートカウンターからチャンスを創るゲーゲンプレスと呼ばれたポジティブ・トランジション(守→攻の切換り場面)時に整備された戦術が特徴的なチームでした。

前線から強烈なプレッシングで攻撃的な守備戦術はストーミングと呼ばれてチームの連動性を高めてフィジカル強度を高めれば、ある程度は可能な戦術だと思います。

通常、サイドにボールを誘導する事でプレー方向を限定させてボール奪取を狙うのが一般的なプレッシングですが、リバプールはサイドDFへのパスコースを切り、中央部分にボールを誘導させて得点に直結するエリアでボール奪取を狙う戦術でした。

3トップのスピードを活かしたロングカウンターからもゴールを量産して強烈な印象を受けました。

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2018-19シーズンは両サイドDFの能力を最大限に引き出すことに成功します。

最優秀新人賞に選ばれた右アレクサンダー・アーノルドキックの精度が抜群クロスボールからアシストを量産していましたが、組立部分での逆サイドへのサイドチェンジでもチャンスを創出する戦術的成長も著しい選手となりました。

サイドのアンドリュー・ロバートソン走力オーバーラップのタイミングが抜群左足からのアーリークロスインサイドからのミドルシュート攻撃でも必要な戦力になりました。

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選手の成長戦術のアップデートにより見事CL決勝に2年連続で進出して悲願のヨーロッパチャンピオンの座を手に入れました。

プレシング戦術と3トップの特徴が融合して、ロングカウンター左右の揺さぶりからもゴールを量産するチームを創りましたが、相手チーム自陣ゴール前に強固なブロックで守備陣形を構築した場合のチャンス創出に課題を見出して、改善方法の一つとしてFW南野拓実選手を獲得する事になったと推測できます。

 

 CL優勝バイエルン・ミュンヘンの戦術はリバプールのリニューアル?

今シーズンCLチャンピオンバイエルン・ミュンヘン攻撃時はサイド攻撃を徹底してボールロスト直後に相手チームが中央へパスを繋ぐように仕向け即時ボールを奪い返してカウンターで人数をかけてゴールを狙うクロップ・リバプールの戦術をリニューアルした戦術を確立して圧倒的なゲームコントロールで結果を残しました。

 

リバプールでは中盤中央に位置するMFにはスピードと運動量にボール奪取能力を兼ね備えた選手守備の安定感を保ちカウンターを未然に防ぐ能力を持つ選手選手起用の基準となりゲームコントロールテクニック得点力などの選手の特徴と組み合わせを対戦相手やローテーションを加味してスタメンを決めていると思われます。

 

 プレシーズンマッチ

最初の対戦相手はMF遠藤航選手も出場したドイツ・ブンデスリーガシュトッツガルトでした。

 

南野拓実選手後半から出場して3-0勝利しています。

続くオールトリア王ザルツブルグとの古巣対決にはスタメンで出場して2-2の引き分け2ゴールに絡み、存在感を高めています。

 

聖地アンフィールドで行われた公式戦FAコミュニティ・シールド2020では久保建英選手ビジャレアルの新監督に就任したウナイ・エメリ氏からシーズン途中でチームを引き継いで立て直したアルテタ監督率いるアーセナルと対戦しました。

全盛期のアンリを彷彿させるようなオーバメヤンのゴールで先制を許したリバプール後半15分頃に南野拓実選手と推進力が持ち味のMFナビ・ケイタを投入します。

3トップの下で中盤でボールを引出し、捌いてリズムを創り、ゴール前にも侵入してゴールも決める活躍を魅せました。

1-1からのPK戦でも4人目のキッカーを任されてきっちりと決めますがチームは敗れる脚気となりました。

リーグ戦開幕前の最後のゲームはブラックプールを相手に7-2で勝利南野選手も1ゴール、1アシストを記録しました。

再びトップ下でスタメン出場して中盤に降りてのプレーを継続しながらも、エリア内では鋭い動き出しで相手を混乱させて調子の良さが覗えます。

今シーズンのクロップ監督は課題だった引いてブロックを形成する相手を崩す手段として3トップと連動してボックス内でも仕事をこなせるトップ下に中盤の選手を起用する新たな試みでアップデートを行う可能性が高そうです。

 

 リバプール開幕戦スタメン予想!!

GK:アリソン(ブラジル代表)

右サイドDF:アレキサンダー=アーノルドイングランド代表)

センターDF:ジョー・ゴメスイングランド代表)

センターDF:ファンダイク(オランダ代表)

左サイドDF:ロバートソンスコットランド代表)

セントラルMFファビーニョ(ブラジル代表)

セントラルMFヘンダーソンイングランド代表)

トップ下:南野拓実(日本代表)

右FW:ハメド・サラー(エジプト代表)

センターFW:フィルミーノ(ブラジル代表)

左FW:サディオ・マネセネガル代表)

DFラインと3トップは昨シーズンと変わらず中盤の配置、選手の組み合わせで攻撃時に3トップと連携してチャンスを創出できる選手をトップ下に配置する戦術の適任者として南野拓実選手がスタメンに抜擢されると予測します。

中盤の構成はゲームコントロールとバランス感覚に長けたキャプテン、MFヘンダーソンと安定したパス配給とカウンター阻止のポジショニング、ボール奪取に能力を発揮するMFファビーニョの3選手がファーストチョイスの可能性が高いと思います。

 

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 オプション、プランB、プランCは?

ディフンス陣はローテーション以外はスタメンの4選手がベストだと考えます。

GKアリソンを含めてCL、プレミアリーグを制した陣形は安定感があります。

強力3トップの能力を最大限に活かす為工夫は中盤が鍵になり、FWフィルミーノが中盤に降りてスペースメークと組立にも特徴があり、彼が中盤に下がった時の相手ディフェンスと駆け引きしてゴールも狙い、彼の代わりに中盤の組立にも参加して、両サイドFWサラ、FWマネとポジションも入れ替えながら柔軟にプレーする事が求められるトップ下には若手MFエリオットMFカーティス・ジョーンズFW南野がFW起用も含めてオプションとなりえるでしょう。

セントラルMFでも出場が考えられるMFワルナイドゥム(オランダ代表)MFケイタ(ギニア代表)MFオックスレイド=チェンバレンイングランド代表)もそれぞれに特徴を持っていて対戦相手やゲーム状況によってはトップ下の選手に代わって出場する起用方も考えられます。

セントルMFスタメン候補2選手上述の3選手MFミルナー(元イングランド代表)の起用が考えられて相手チーム、ローテーションを踏まえて様々な組み合わせが可能な選手層を誇っています。

攻撃にテコ入れをしたい場合はFWオリギ(ベルギー代表)MFシャキリ(スイス代表)の起用も考えられるかもしれません。

CL、プレミアを制したリバプールは最高峰の選手と戦術を駆使して2020-21シーズンに臨みます。

南野拓実選手がどのようなプレーを魅せてくれるのかも含めてリバプールの試合は要チェックです。